第66話

そして、再び雅之は警察署地域課に配属された。しかし、自ら隊に行く前にいた駅前交番ではなく、駅から少し離れた繁華街の交番へと新たに配属されたのだった。


「おぅ!新人さんか。てか、お前まえに駅前交番にいたよな?宜しくな。俺は鈴木て言う。お前の教育係だ。と言っても、お前はもう一人前の警察官だけどな笑」


鈴木巡査長は50歳の大ベテラン警察官だった。階級は下のほうだが、実は多彩なキャリアを持つユニークな警察官だと言う事を雅之は後から知る事になる。

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