第58話
逃げる車は速度を上げ続け、その速度は制限速度40キロの公道を、ゆうに100キロ近く速度が出ていた。
「このまま追跡を続けて大丈夫ですか?無理な追跡はするなと研修で言われたのですが?」
心配になった雅之は無理な追跡をする自動車警ら隊の先輩に研修で言われた通りの事を言った。
「お前生意気だな?新人のくせに、俺に指図する気か?この世界はな縦社会なんだよ?先輩の命令は絶対なんだよ!!俺がやれて言ったらその通りにすればいい!!いいから黙ってそのまま拡声器で止まるよう呼び続けろ!!それに、もっと威圧的に言え!! "止まりなさいじゃなく、さっさと止まれ!!!"くらいが良いんだよ。早く言え!!」
雅之は先輩に言われた通り違和感を覚えつつも、先輩の言う通りに逃げる車に乱暴な口調で止まるように呼びかけた。
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