第57話
・・3ヶ月後・・
「止まりなさい!!逃げると危ないですよ!!止まりなさい!!止まりなさい!!」
"ウーウー"
とある週末の深夜に雅之が乗るパトカーは2人の男が乗った不審な車に停車を呼び掛けていた。闇夜を切り裂く赤い回転灯が回り、轟くサイレンの音が深夜の住宅街に響く中、助手席に乗る雅之は、逃げる男達に車を停車させるように呼びかけていた。
「危ないから、止まりなさい!!」
「中々止まりませんね?先輩!!」
「いいから呼びかけ続けろ!!」
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