11話目

・・夢の中で誰かが俺を呼んでいる・・


気を失っている雅之の頭の中で誰かの声が聞こえてきた。


 「どうした?おい!!大丈夫か?」


「う、うう、」


 その声に反応して目を開いた雅之の目には2人の警察官が中腰の姿勢で雅之を見ていた。


 「おい?大丈夫か??どこか痛いとこないか??」


雅之は額から出血していて、倒れた際に後頭部も強打し、さらに唇も裂け、噴き出た血液はすでに固くかたまっていた。


 「今救急車来るからな!!しっかりしろ!!頑張れ!!」


警察官の励ましの言葉を聞いて安心したのかそのまままた雅之は意識を失った。

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