10話目
雅之はそのまま地面に倒れた。倒れた雅之の顔面をさらに足蹴りにした男は、雅之のズボンのポケットに手を入れ財布を抜くと、中身を全て抜き取りそのまま森の中へと投げ捨てた。
「けっ!3000円、これしか入ってねーとは、しけたガキだぜ。まあ、これでファミレスでディナーでもするか。おい?いくぞ!」
男2人組はそのまま車に乗り込むと爆音を鳴らしながら車を急発進させた。
「いたい・・やられたのか・・あいつら・・」
雅之は薄れゆく意識の中、逃げていく車の特長を少しでも見ようと首を曲げた。
「白、あ12」
車のNo.プレートの番号を記憶するとそのまま雅之は気を失った。
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