「すいません。お金はないです！！」

「金がねーだと？このガキとぼけてやがるぜ！！おいこいつのバックの中身を確認しろ！」

もう1人の男が雅之のバックの中身を辺りにぶち撒けながら金目の物を探し始めた。

　「なんだ？こいつ家出でもしたのか？カバンの中にある物は着替えようの服やタオル、そして缶詰めばっかだぜ」

「僕は富士山まで自転車で旅をしてるんです。邪魔しないでもらえませんか？お金なんてないです」

「なに？この糞ガキがぁぁあ！！生意気な事言いやがって舐めるんじゃねーよ！！」

「うっ」

雅之の胸ぐらを掴んだ男はそのまま思いっきり雅之の顔面を殴りつけた。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい