7話目
樹海の森を背にしながら、雅之は自転車に備えている水筒を外し、リュックサックから缶詰とビスケットを取りだすとその場に座り込みゆっくりとそれらを食べ始めた。
「樹海て静かなんだな。怖いてイメージがあったけど本当は自然のまんまの姿で景色も良く清々しい場所でもっといろいろな人にこの自然の良さを知ってもらいたいな。」
雅之は自然のままの緑清らかな樹海を見ながら心の底から感動していた。
その時一台の車が雅之の前を横切った。その車は大きな音をマフラーから出しながら、雅之の前を横ぎる瞬間にクラクションを何回も鳴らした。まるで楽しむように。
「なんなんだろう?あの車・・」
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