小話2
あるメンバーの会話
「あの二人は最後までガーネットの事を純粋だと思っていましたわね」
「確かに」
「は?どういう事だ?あの二人ってユーリとマリア嬢の事か?」
「そうですわ、そもそもエレナ嬢が殿下もといレイ様達と一緒に鉱山で働くなんて出来るはずないですもの、鉱山の男性の欲相手になるしかないのは明白
それをガーネット様が気づかないはずないではないですか」
「なるほど」
「お二人は一生懸命隠している様でしたけども」
「シャロンも知ってたのか?」
「ええ、勿論。ガーネット様は自分は純粋だと思われてると知っておりますから、気づかないフリをしてらっしゃいましたわ」
「怖い位に人の心読めてるな・・・」
「そこがガーネット様の素敵な所ですわね」
「そうか・・・・」
(素敵か?)
「あ!こんにちわ!」
「ガーネット様にユーリアン様」
声がする方に振り向けば手を振っているガーネットとその横にはユーリがいた。
「お話されてたのですか?」
「ええ、そうなんです。
いい機会なのでどうせならお二人が一緒の時に聞きたい事がございまして、
私ずっと気になってたんです
お二人の出会いとはそもそもどの様な形なのですか?
政略結婚ではないのですよね?」
「私も気になっていました」
「私もそういえば聞いた事ございませんわね」
「知らなかったのか?!」
「ヴァン様はご存知ですの?」
「知ってるもなにもユーリが一週間に一回は俺に言ってくるぞ」
「ユーリ・・・何してるの」
「ガーネットとの出会いは受け継がれないと」
「なんで俺に言うんだよ!」
「それでどんな内容なんですか?」
ユーリとヴァンがギャーギャー喧嘩している横でアーリがガーネットに聞く
「そうですね、王宮からのお呼ばれのパーティでの事になります
お呼ばれは両親と子供の参加で、挨拶が終わった自由時間で私が散歩してた時にユーリと会いました。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます