小話1

     ガーネットが去った後の会話




「ガーネットは今日も優しくて可愛いわね」

「当たり前だ、僕の愛しい婚約者だからね」


「いちいち自分の愛しい婚約者とかつけるのやめてくれる?ガーネットが汚れるでしょ?!」


「本当の事を言って何が悪い、嫉妬はやめてくれ」


「五月蝿いわよ!大体なんで貴方の様な悪魔が純粋な

ガーネットの婚約者なのよ、納得いかないわ」


「マリアが納得しようがしまいが婚約者なんだよそろそろ諦めろ」


「私の方が先に会っていたら専属侍女になってもらったのに!」


「残念だったな!」


口喧嘩をしている二人を眺めながら残りのメンバーが会話をする。


「また争っていますね、ガーネット会No.1.2」

「今日も平和だな」

「平和かあれ?そもそもガーネット会ってなんだ」

「ガーネット様を好きな人がガーネット様を語る会です」

「え?いつからあるんだ?」

「さぁ、私がガーネット様に出会った頃には既にありましたわ」

「メンバーはあの二人だけなのか?」

「あら?ヴァン様以外ここにいる者は全員入っておりますわよ?」

「はぁ?!」

「言っておきますが、私もガーネット様は好きですわ、マリア様とユーリアナ様がいらっしゃらなければ私が専属侍女にしたい位ですもの」


紅茶を口に運び、優雅に微笑むシャロン


「まさか、お前らも?」

「ええ、勿論ですわ!」

「そうですね、私もです」

「なんだ、俺か?俺がおかしいのか?」


確かにガーネットは気遣いが出来るし、相手の心情を察して行動してくれる。

それか、なるほど


「ヴァン様も入りますか?」

「いや、俺はやめとく。ユーリに殺される」

「ふふ、そうですわね」


ガーネットがいない時のメンバーの会話は基本ガーネットの話しかしない小話。

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