第5話

「エレナ嬢はこの学園の男子を全員落とす勢いだったな」

「ぁあ、だか1人の体では限界があるからな絞って今のメンバーになったんだろう俺を早々に諦めてくれて助かった」


ヴァン様はとても男らしい顔立ちをしている、顔がいい人に目がないエレナ嬢ならヴァン様も手玉にしようと思ったみたいだけど、何故か諦めてた。


「何故エレナ嬢はヴァン様を諦めたのですか?」

「ガーネットヴァンの事より僕とお話ししよ」


ヴァン様に理由を聞こうとすると、すかさずユーリが私とヴァン様の間に入ってくる。


「ガーネット、これで僕と心置きなく結婚できるね!」

「さっきもいったけど私達はまだ結婚できないわよね?」


そうなのだ、ランセリア家の決まりでまだ私達は結婚できない。


「いや、この件が片付いたらいいと言質を取ったんだ!」

「はぁ?!どう言う事?!」

「どうって、一年前のあの日からだよ全てが決まったのわ」




そもそも私達がそんなに慌てず処理を出来たのは事前に伝えられていたから。

伝えられてたといっても予想で、絶対あの5人ならなにかしらやるだろと陛下とだらしな4人組のご両親から言われたのだ


そう一年前から私達は準備をしていた。


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