第2話
犬の魔物を倒した拓人は、街を探す為草むらを進んでいた
タッ タッ タッ タッ
『はあ、はあ、はぁ』
『あぁー、疲れた。もう走りはじめてから1時間近いぞ!辺りはただひたすらに木だの草だのが続いてるだけだしここで俺は死ぬのか?』
『同じ位置だときっと同じ景色がまた続くだけだろう。よし、少し危ないが木に登って探そう!』
ズリ ズリ ズリ
ザザー!
『危ねー落ちる所だった』
木に登りはじめて拓人は数メートルの高さに居た
『ここまで高くなると流石な落ちたらやばいなあぶねーあぶねー』
拓人は木を登り続けた
『これで最後の枝だなよし!』
ガシ!
『よいしょっと、ふぅーやっと登れたぜ。どれどれ?』
木を登りきった拓人は、心地よいそよ風に吹かれながら辺りを見る
『お!あれは!』
『なんだ、あんなでっかい街があるじゃん!なんで気づかなかったんだ?まあ良いや取りあえず、早くあそこへ行かなければ』
『よっ!と』
ザーーー!
タッ!スタ。
『さてと、確かあっちの方向だな』
タタタタタタ
拓人はさっきより軽い足取りで草原を抜けた
『ここかぁ!やっとついたーーー!』
『探した甲斐があったぜ、さあ!行こう』
拓人は街の入口まで近づいた
傭兵A『すみません、ギルド証などの身分を証明できるものをご提示して頂けますか?』
『(なんだ?そんなのが必要なのか?しまったなどうすれば)すみません提示できるものがないのですが、、、』
傭兵A『そうですか、ではあちらの...』
傭兵B『そらでは、特別に私が話を通しておきますのでこちらからお通りください!』
『ああ!ありがとうございます。では』
拓人は門を通り中に入った
傭兵A『良かったのですか?本当に通して。証明書は発行しなければならないのに』
傭兵B『良いわけないだろ!証明書なしに入国したら奴は犯罪者だ!ハハ』
傭兵B『奴がこの国にしばらく滞在したら俺があいつを違法入国として捕まえて手柄を取るんだよ。もちろん分けまえはお前にもやるぜ、だからよ言うんじゃねーぞ!まあ、もし言ったとしてもお前も共犯と言う事で捕まるけどな』
傭兵A『は、はいわか...りました』
傭兵B『そうか、じゃあよろしくな』
そして、傭兵達は仕事場に戻った。
拓人は街を散さくしていた
『うぉー食べ物の良い匂いだあー、匂い嗅いでると腹が減っちまったなぁ』
『あ、でもこの世界の通貨ってなんなんだ?多分俺の世界の円は使えないよな。なんだよー腹減ったなぁー』
スタ、、、スタ、、、スタ、、、
と拓人は少しがっかりしながら、歩いていると一軒の店に当たった
『うん?なんだここは?なんの店だ?とりあえず入るか』
キィ(扉が開く
カランカラン(ベル
『失礼します』
拓人が店の中に入ると、そこには耳が長く鼻もでかい背がちっちゃいおじさんが居た
???『おう!坊主!なんか買ってくかい?』
『あのーすみません、初めてこの街に来たんですけど迷ってしまって』
???『おお、そんな事かじゃあ街の説明をしてやるよ。こっちに来な』
『あ!はい!あらがとうございます』
拓人は近づいた
『あのー』
???『うん?なんだ?』
『その、、でっかい、鼻ですね』
???『うん?ドワーフを見るのは初めてか?俺はドワーフのガベンって言うんだ、所で坊主もあまりみない顔だが?』
『僕は遠くの村から旅でこの街にたどり着いたんですけど、この街については何も知らなくてハハ』
ガベン『おおーそうか、大変だったろうこのカリマキャスタ王国に来るまでは』
『そうですね、来る途中で犬の魔物のに襲われて(ほお、ここはカリマキャスタ王国って言うのか)』
拓人が着いた街はカリマキャスタ王国と言う国だった
ガベン『そいつは、ドッグメンデーモンだな近づくと鬼の形相で襲いかかって来る』
『そうです!びっくりしましたよ』
ガベン『で、どうやって倒したんだ?あいつは素早いから、逃げるって言ってもむずかしいだろしかも、素早い割に毛が硬くて剣で倒すのは大変なんだが、、、魔法使いって訳ではなさそうだな』
『この剣と盾で倒しました!』
ガベン『こりゃ驚きだな、こんな木の剣であいつの毛を貫通するとはな』
ガベンの額からは驚いているのか汗がでている
『そんなに凄いんですか?』
ガベン『そりゃあ当たり前だ、まずな武器防具にはな耐久というものがあってだな。その耐久が無くなると武器は壊れて使えなくなっちまう、俺は錬金術師というジョブに就いているんだがな』
『ジョブ?錬金術?』
ガベン『あぁそこから分からねーか、なら説明してやる!まずな、俺たちはステータスってのを持っていて開示やステータス表示などで青色の透けた板が出て来るんだよ目の前にな、やってみろ』
『開示!』
拓人は何が出てくるのかと言う好奇心でワクワクしている
ブワァン!
『うお!これがステータス、なんだかゲームっぽいな』
ガベン『ゲー え ム?なんだそりゃ?』
『あ、いやなんでもありません(汗)』
拓人はステータスを覗いた
『これが俺のステータスか、ふむふむなるほど秘力値、これがレベルみたいなもんか俺は3レベか、低い..のか?なそうだな低そうだなこれが力が力の他には、足もあるな体もあるなそうか、3分割って感じだなうん?魔法力ってのもあるけど0だなと言う事は俺は魔法が使えない!(ガーン)ま、まあそんな事は気にしなくて良い。でも、使いたかったなー魔法!ファイヤ!とかサンダー!とか使いたかったな』
拓人のステータスの板には秘力値3 力10 体30 足20 魔法力0 ジョブ平民と書いてあった
拓人は魔法が使えないことにがっかりしたがガベンの話や引き続き聞いている
ガベン『んでだ、ステータス出ただろそこにはジョブと言う所があってだなそこで自分に適性のある職業を選べるんだ一般的には力がある奴は戦士系統、魔法力がある奴は魔術師系統を選び、その他が全て低い奴は基本は平民のままでいるか俺みたいな錬金術師になるんだ。錬金術は魔法力が無くても出来るからな大抵は錬金術師を皆んな選ぶな』
『そうなんですね、じゃあ俺も魔法力が0だから錬金術師になろうかな』
トン(ジョブを選択
拓人はジョブ錬金術師を選択した何も聞いていないが錬金術のやり方が全て頭の中に入ってきた
『おお!凄い!やり方がわかる』
ガベン『そうだな何故だか知らないが皆んなある程度の基礎は自然に頭の中に入って来るんだ。そうだな坊主が錬金術師になったんだったら俺も先輩として少し錬金について教えてやるよ』
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