異世界転移〜ゲームの初期装備は最強だった〜

nagaky58

第1話

守谷拓人は特に運動が特別できるわけでもない一般的な高校3年の男子だ


カチ カチ カタ カタ カタ(キーボード


バキ!ドカン!ドス!(攻撃


グギャァァァァァァ


バタン


テテン!レベルが上がりました、レベルがMAXになった為これ以上の経験値は破棄されます


「よっしゃー!やっとブラックドラゴン極級ソロでクリアしたぜ」


「よし、次の獲物はと」


「ブーブー」


携帯がなっている


「お!友達の達也からだ、なになに?」


達也「俺もお前が言ってたあのベルセルクってゲーム買ったぜ、明日一緒にやろーぜ!」

「おお!まじか!、じゃあこのアカウントじゃなくて新しいアカウントを作った方が良いな」


ベルセルクは2021年あるウイルスが世界的に拡大して自宅に居る時間が増えた時に世界的に流行った、視覚、聴覚をゲームの世界に移して遊ぶ体感型RPGである


拓人は新しく友達の為にアカウントを作っていた


「よし、これで設定は完了っと」 

「次は、チュートリアルか」

「チュートリアル長いんだよなー」


しばらくチュートリアルを行い装備の説明に入った


AI「ここからは、フィールド上にある全ての物に判定があります。気を付けて進んでください。まず、装備を渡しますね」


カチ!カチャ!


「そうそう、この初期装備本当に弱くて最初は苦労してたな、早くチュートリアル終わらせて銅プレート装備に変えなきゃな」


そう言いながら、フィールドを進んでいると足元の石につまづき転んでしまった


「おわ!」


ズズーーー


「痛くは無いんだけどなんか、痛く感じるんだよな俺ダセー、ってここは何処だ?」


拓人は見たこともない草原にいた


「なんだよバグか?運営に報告だな、、、ってなんか五感を感じるぞ?おかしいな、このゲームでは五感までは再現できていないはずなのにな」


すると、拓人の脳に一つの言葉が浮かんだ


「異世界」


「そうだ、異世界だ。最近周りの友達も異世界転生とかで盛り上がってたな」


「転生?ではないなゲームの姿だしな。これは、、、転移だな!」


拓人は何かの拍子に見知らぬ異世界に転移してしまった


「それにしても、転移だなんてな信じられねぇな」


「そういえば、新規アカウントで転移って事は俺は今初期装備の雑魚じゃねーか!」


「異世界ってモンスターとか出てくるんだろ、こんな雑魚装備で大丈夫なのか?」


「でも、こんな所にいたって何も変わんねーよな。よし、少し移動して街でもあるか探してみよう」


「ここは、見た感じ草原っぽいけどほんとに町なんてあるのか?」


スタ スタ スタ


拓人は街を探すためある出した


「特に街らしき所は近くに無いな」


拓人は少し不安になりつつも歩き続けた、すると生き物らしき何かが遠くに見える


「なんだ?あれは」


拓人は近づいた


「お!可愛い犬だ!」


「ここは、今何処ら辺ですか?って犬に聞いても分からねーよな。まあ、少し撫でて先行くか」


拓人が犬を撫でようとした瞬間犬の顔は鬼のような形相をして拓人に噛みついてきた


「いて!こいつモンスターだったのか、逃げても追いつかれそうだし、戦うしか無いか」


「とは言ったものの今まで戦ったことなんてないし」


拓人が考えているとモンスターがとびかかってきた

シュバっ!


『うお!っあぶね』


小さいがとても早い引っ掻きが目の前に飛んできた


『あんなの食らったら今の俺じゃあひとたまりもないな、今あるこの木の剣で早めにとどめを刺さねーと相手は何をして来るかわからねぇ木の盾で防げるか分からないが一か八かやるしか無いな』


しばらく見合っているとモンスターがまた、飛びかかってきた

がぁぁぁぁ(噛みつき


拓人はタイミングを見計らって盾を前に出した

バン!(盾で防ぐ


『よし!防げたこれで』


拓人は思いっきり剣を突き刺す

グサ!


拓人の剣は魔物の喉に刺さった


『頼むから死んでくれ』


グゥゥーン

モンスターは起き上がろうとしたがパタッと死んでしまった


『よし!なんとか切り抜けられた』


『でも、こんなのがこの後もたくさん出てきたら耐えられないな、早く街でも村でも見つけなければ』


『こんな世界に初期装備で転移とかまじでくそだろ、最悪だ』


拓人は走りながら街を探し回った




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る