第32話 未来への布石 女王から最後の黒の王への贈り物

「いずれ私の日記を読みば 何故 私があの白の宗主を信頼するか解るだろう」


「とても不満そうな顔だ・・当然だな しかもそなたは私より年上だ

これだけは父や叔父の事もあるゆえ 譲れぬだろう」ヴァルジニテ女王


「ああ、もう、本来違反だが少しだけ教えてやる!彼女は良いと言いた」


「時の彼方から未来の使者が来た教えてくれた・・また現れた 二度目だ」


ヴァルジニテ女王は あの白銀の髪をした美しい女、白馬のケンタウロス

レグルスの言葉を思い出していた。


「リュース公には伝えていいと言った」ヴァルジニテ女王

真剣な眼差しでリュース公ワイアットは女王を見て、話を聞いていた。


女王の言葉は続く


「跡継ぎが継ぐときのみ口伝えのみ伝えよ

他のリュース家の者達の子孫も我ら同様にすでに目を付けられている」


「確かに原因がいる 真犯人は恐ろしい者だ・・約千三百年の戦乱を生み出した」

「二千年の戦乱を終わらせるのは私の子孫・・魔法の王だ」


「そうだ、この戦乱は二千年かかる

今はまだ千三百年・・まだまだ先の未来だ」


「救世主達は 私の直系の子孫に リュース家の者・・最後の白の宗主」


「信じられない事に魔法の王は

赤い火焔と黄金の力を同時に持つ者だ」


「黒の王達の代々の異母兄妹婚で生み出された より濃く強い絶大な魔力

それでも互角」


「どうにか敵にそれに対抗できるだが

彼はそれゆえ、代償のように まるで同志打ちのように敵の死に際の最後の魔法」


「敵を倒した後 8年間、囚われる、救われるが・・その時の負った傷で苦しんだ挙句に若死にする」


「敵の最後の魔法で8年間地獄のよう場所に閉じ込まられ、苦しみ貫き

瀕死状態で救われるが、数か月後に苦しんで死ぬ」


「二つの王国を統一して新しい時代に導くのは・・

お前達の子孫の姫と最後の白の宗主」


「最後の白の宗主は・・アルソス殿に生き写し」


「救世主の魔法の王の残した、たった一人の子供、跡継ぎを養子にして

自分達の娘と結婚させ

白と黒の王家、リュース公 三つの家は完全に融合する」


「内々に白の宗主達や王族と繋がりやがて来る平和な黄金の時代を導く役割


時代を世界を 少しだけでも改善して仮初の条約を導くは・・

リュース家の定め、最後の黒の王・・救世主を助けるのも運命」




※他作品のシリーズものを読んでいる方に

最後の王は 鬼瓦の方です^^; 


もう一人は本来の運命から逸れてしまいました

無事に役目を終えて、彼も最後の王とはなりますが

詳しくはまた・・参考程度の情報です^^;

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