第27話 予知、未来のヴィジョンを託されて 1
で、ちょっと聞いてしまいますが 時の番人レグルスとは 何者ですか?
ケンタウルスは本来 白の国の者」
「何故貴方の前に現れた とても美しい見た事がない者・・美しい銀の髪
しかも生きてないというか
幻のような者で 予言まで告げていますね
申し訳ありませんが また、無意識に発動しました心や過去見の力が」
不思議そうな顔をして白の宗主アルソスが問う
「そうか視たか
では仕方ない話すが この件だけは誰にも言うな
本来なら 私も口止めされたが 運命の選ばれた者に話すだろう
とレグルスは言った」
「その者は彼女の主君だった者に似ていると
善良で彼は最後の白の宗主となり」
「2000年の戦乱時代を終わらせた 黄金と火焔の力を同時に持った黒の王」
「その黒の王の親友で
彼が死んだ後に 彼の息子を引き取り 跡継ぎにして
この2つの王国の王になるそうだ」
「繁栄は長く続くが・・やがて王国は滅び人々も疫病で
わずかに傍系のみ残して 消えるそうだ」
「・・確かにレグルスの主は最後の白の宗主と言った
ならば間違いなく白の王族だ
子孫なら似ているのも道理だな 日記も駄目だ歴史が変わる」
「あれは時の彼方から来た 未来も過去も自在に渡る
ゆえにすべてを知る者だ 本来の歴史を護る為に存在する
白銀の髪 ケンタウロスの女戦士レグルス」
「時の番人だ
本来の生涯を終えて・・時の番人になったという
本来の生涯がこの時代より先の未来と言った」女王ヴァルジニテ
「2000年の戦乱と言われたが
「1300年では‥ああ、そうか 未来の者でしたね
では後700年も続く訳ですね この戦乱の時代は‥」白の宗主アルソス
「そうらしい 実は少しだけ知っていた
私達は残念ながら恐らく殺し合う定めだそうだ
友達になりかった 恋人にもなれたはずなのに」
「平和条約は恐らく長く続かない
ならば 人質が哀れだ 処刑の運命が待っている」
「裏で糸を引いている者がいるそうだ 詳しくは教えてくれなかった」
「だが2000年も生きるらしい いや、もっと前から存在すると言った
それはありえん 長寿とはいえ我らの寿命は200年から300年が限界だ」
不審がる女王ヴァルジニテ
「一体何者なのでしょうか?」白の宗主アルソス
「さあ まったくわからん事ばかりだ
先読み(予知)さえ 知らない事を知っている
歴史が変わる可能性があるのに 何故教えたのかも謎だ」
「ただ 言えるのは 後700年続くが戦乱の時代が終わったら
本当に黄金のような豊かで素晴らしい未来の時間が長く続く
王国が亡びる日までは」
「それを終わらせるのは私の子孫で・・
同時に黄金と火焔の力を持ち2000年生きた化け物を倒した
その化け物の目的も不明だ」
「確かに私の父風の王ヴァルーダは祖父と私という
影響と血が近い為に黄金と僅かな火焔の力はあったが
そこまで強くない」
「2000年の戦乱を終わらせる未来の王に逢ったみたい」
「しかも統一するのはお前の子孫 お前に似た子孫」
「頑張って好きな女を口説き落ちさんと
お前の事だ 父王のように結婚する気がないかも知れんから
どうやら父王より頑固とみた」
「子孫が産めなければ最後の宗主が出てこん 歴史が変わったらまずいと思う」
「もう一つだけおまけすると言った
天界に安息の時間という特別な天国の場所あり
血に飢えた残虐な凶暴な王達だけは除き 白も黒も関係なく迎えてくれるそうだ」
「永久に安息の場所で生涯が終えたら 歴史を視る事も許される」
「多分、逢えるだろう お前に似た最後の白の宗主も
戦乱を終わらせる 同時に2つの黄金と火焔の力を持つ王にも」
ヴァルジニテ女王がいぶかしむ、眉をひそめた
「という事は何か?・・親友と言った?」
「別の敵でも現れるのか じゃないと辻褄が合わない
白と黒の王国が仲よくなっている」女王ヴァルジニテ
「視えた、ついでに教えますこっそり私に私のメッセージを託しています
貴方の記憶のヴィジョンに隠されています 本当は叱られるで
内緒だそうですよ」
「白の国は亡びる寸前で・・その魔法の王が救うそうです」
「何でも幼い子供時代に一度平和条約が結ばれ
彼が人質となり 白の王族の王女 正確には未分化ですが 彼女に恋します
天真爛漫な優しい子 波打つウエーブの黄金の髪にオッドアイ」
「で、新しい敵が現れたのが手を結んだきっかけ」
「それと大事なメッセージがあります リュース家はなんとしても
護ってらないといけないそうです どの時点の歴史でも
キーパーソンとして活躍します 平和条約のかなめです
二度目だけは違いますが でも、かなり補佐して助けています」
「必ず黒の王国が危機に落ちたらリュース家が活躍して危機を救います
前回の平和条約は失敗しましたが 今後幾度か仮染めに結ばれる条約の手柄は
代々のリュース公だそうです」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます