第2話
「っはっ?!?!?」
意識を取り戻した宮輔は、ちょうど肘が当たった場面に遭遇していた。
「何とか言えよこらっ?!?!」
同じ高校の上級生2人に絡まれ、肩を押されようとした所に、
彼はとっさに体を屈めると、大きく頭を下げ、
「ご、ごめんなさい!!」
ただ大声で、とにかく謝った。
気が付けば顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃになり、嗚咽が止まらない。
後ろには下りの電車が到着していたが、
その様子にギャラリー達も関わらない様遠巻きに動いて乗降する。
「・・・なんだこいつ?きもいなぁ」
「行こうぜ」
上級生も熱が醒めたというよりドン引きして電車に乗る。
残された宮輔は何本もの電車が行き来する中、しばらくそのまま泣きじゃくっていた。
(あんな糞みたいな転生があってたまるか!)
本当に転生していたかすら怪しかったが、何となく体と記憶が覚えていた。
恐らく本当に転生はしていたはずだ。
しかし結局最強の力が何なのかすらわからないまま日本に戻ってきてしまった。
あれから帰宅後、FF11をすることなく暖かい風呂と美味しいご飯を食べた後、
家を出てコンビニで大好物のからあげ君主を買いに行く。
帰ってすぐにふかふかの羽毛布団に身を包んでそれをもそもそと食べ始めると、
(・・・こうやっていると、日本って凄くいい国なのかもしれないと錯覚するわ。)
当たり前の日常にほっとしている自分に少し嫌気が差す宮輔。
間違いなく異世界に行けた。
それもFFの世界だ。他人が聞けば裏山死してもおかしくない状況だったはずだ。
なのに何も出来なかった。いや、
そもそも最初からおかしかった。
システムもよくわからなかったし、何よりチート能力が何なのかが今考えてもわからない。
少なくともそこの導入部分をしっかりしてもらわないと
いくら勇者として召喚されてもどうしようもない。
(作りこみが甘いなぁ・・・クソゲー一歩手前じゃねぇのこれ?)
しかしまさか異世界で死亡したらこちらに戻ってこれるとは思っても見なかった。
(またこっちで死ねば向こうに行けるのか?)
考察しようとするが、正直死ぬ寸前までの記憶や痛みは残っているし、
もう頼まれてもあの世界だけは行きたくない。
(せめてもう少しちゃんとした異世界に行きたいよな・・・)
思いつつも、一度だけでも転生出来た奇跡を考えるとさすがに贅沢だなと薄笑いを浮かべる。
ただ、自分は選ばれるだけの価値がある人間なんだという事は理解出来た。
ならばもし今度、また異世界に転生した場合、
多少理不尽な環境でも、せめてチート能力の確認と美少女との出会いまでは立ち回れるよう、
少し準備をしておこうと思う。
その日から3ヶ月ほど、彼は筋トレに励む。
既に自分の存在は周囲とは違う事を認識出来た彼に学校などという物に興味はなかった。
それでも親がうるさいので仕方なく通学はしていたが、
恐らくまた異世界に行けるであろうと踏んでいた宮輔は
そこで交友関係を築こうなどとは微塵も思わなかった。
時は過ぎ、半年が何事もなく経過する。
さすがに2度目の転生は無いのかな?という想いと、
目的がぼやけてきて筋トレ熱が冷めてきた宮輔。
学業もぎりぎりで常に表情もうつろな状態が続いていた為、
周囲からは腫れ物扱いになっていたが、一向に気にする事はなかった。
進路を決めろと口うるさく言われ出し、
異世界転生の記憶と経験が脳内で美化され始めた頃、
車内広告にFF12の宣伝ポスターが目に入ってきた。
周りは受験勉強で必死になる中、未だに何も決められていない宮輔は、
通学途中にそれを見て、
(あれから2年以上経つ。そろそろ転生出来るだろうか・・・)
そんな事をぼんやりと考える。
宮輔が体験したのはあくまでも転生だ。
なのでこの世界で死ななければそれは達成されない。
自分から電車に飛び込もうかと考えた時期もあったが、
それで何も起こらなければ死に損だ。
何より恐怖で足が前に出なかったのもある。
(自分の意思でいけるのなら皆いってるはずだ。これには必ず偶発的な現象が必要に違いない。)
恐怖で足がすくんだ事を言い風に捻じ曲げて解釈し、
ずるずると時が流れてもう高校三年生。
(なんだったら召喚でもいいんだけどな・・・)
あの時とかわらず宮輔は暇さえあれば異世界の妄想をする。
日本での自分には何も無い。家が特別裕福な訳でもないし、自分がイケメンというわけでもない。
運動も勉強も出来ない彼が最後にすがるのはそこしかないのだ。
電車を降りて、黄色い線の外側を歩いて改札へ向かう。
すぐ隣には発車した車両が速度をどんどん上げていくが、そこには何も感じない。
(あの時みたいに誰かが突き飛ばしてくれれば、またあの異世界にいけるのかな。)
むしろそれを望んでいるからこそ、毎日そうやって通学をしている。
自分で飛び込む勇気はない。
誰でもいい。またあの時みたいに背中を、いや、真正面から胸を押してくれてもいい。
この日本で何も持たない人生を送るのは嫌だ。
何とか自分の納得のいく異世界で、俺ツエーを、無双を、ハーレムを手に入れたいのだ。
そんな事を考えていた宮輔の望みを聞き届けた訳ではないのだろうが、
他校の少しやんちゃそうな女子高生のグループが彼の前から歩いてくる。
双方共に前を向いていない状態で肩がぶつかり、
2年前、突発的に3ヶ月程度筋トレを行っただけの、もやしのような男は一方的に横に飛ばされ、
いつものように加速していた車両に大きく撥ねられる。
多少の悲鳴が上がったものの、周囲はまだぴくぴくと動いている、
これから遺体になるであろうそれをスマホで撮り続けていた。
目の前には空一面を覆う雨雲。そこから大粒の雨が滝のように降ってきている。
(やっとか・・・ったく遅えんだよ!!)
相変わらず変な方向にだけ察しの良い宮輔はゆっくりと体を起こし、
周囲を見渡して愕然とする。
そこは2年前にみた覚えのある光景。片田舎の小さな村のはずれだ。
ここだけは嫌だとあれほど願っていたのに・・・
「マジかよクソっ!!!どんだけ使えねーんだ!!責任者誰だよ?!?!」
あれから少しネットで調べたのだが、片田舎というのは閉鎖的で
前時代的な腐っている風習などを無駄に崇めたりしているらしい。
彼らが転生者に厳しかったのもそういった背景があった為だろうと納得していたが、
また同じように理不尽な暴力を振るわれたら堪ったものではない。
わずか5日に満たない時間しかいなかった世界だが、
それでも重要な部分ははっきりと覚えている。
仕方が無いのでもう一度チュートリアルを受ける為にヒロトの家に向かう宮輔。
(ていうか俺の最強無双チート能力が必要なんじゃねーの?もっとわかりやすい導入にしろよな。)
自身が激しく願っていた事など全て忘れ、その理不尽すぎる対応に腹を立てる。
選ばれた人間としてのプライドも悪い意味でこじらせる原因になっているのだろう。
前回と違い、身体に問題がない彼は雨の中を30分強かけて見慣れた家に到着する。
すでに2年以上が経過しているのだ。
彼自身の見た目も少し変わり成長もしている。
(今度は怒らせないようにしないとな。)
ずぶ濡れなのは仕方ないとして、扉の前に立つと、
武器を向けられないように礼儀正しくノックで合図を送ってみる。
「・・・・・」
返事がない。
雨で薄暗いためこの世界での時間がわからないのだが、もしかして寝ているのだろうか?
少し待って、もう一度3回、
こんこんこん。
とノックをする。
「・・・どちらさんで?」
2年ぶりの懐かしい声が聞こえてきた。
「あ、あの。宮輔です。末宮・・・。」
扉越しにそう名乗ると中から何やら慌しい音が響いてくる。
「ちょ、ちょっと待て?!お前・・・街道の途中で死んだって聞いたぞ?!?!
・・・ゾンビか?!?!」
ヒロトが今まで聞いた事のない焦りを感じる声で怒鳴り気味に返してくる。
「い、いえ。その、また転生してきちゃって、入らせてもらっても?」
「待て待て!!・・・・・よし、いいぞ・・・・・」
言われて扉を開ける。
中に入ると奥さんがまた鋤を構えていた。
だが、今回はヒロトも槍を構えてこちらを睨んできている。
もう片手には松明を握っており、それをちらつかせて確認しているようだ。
「・・・確かに宮輔っぽいが・・・」
「あんた!騙されるんじゃないよ!!絶対ゾンビだって!!刺して燃やしちまおう!!」
逞しさは感じていたが、恐ろしい事を口走る奥さんに血の気が引く宮輔。
「い、いえ!!ゾンビとかじゃないです!!生きてます!!」
「・・・・・会話は成立しているよな・・・ふむ。」
未だに警戒を解かない夫婦は、
「フルネームと年齢、何年から来た?」
「す、末宮宮輔、17歳。令和5年から、き、来ました。」
「17歳?!令和3年じゃなかったか?!」
「え、えっと。ちょっとそこも説明したいんですけど・・・」
短いやり取りを終えた後、ヒロトが槍を下ろし、
「ちょっとあんた?!信用するのかい?!」
「まぁ待てアリス。これは俺にも初めてのパターンだ。お前は警戒したままでいい。
確認が終わるまで宮輔にこの槍を向けておけ。」
そういって彼は自分の持っていた槍を妻に渡す。
しぶしぶそれを受け取り、旦那の指示通りにするアリス。
まさかのゾンビ扱いに激しく不満が募るが、
「・・・・・ふぅ。まずは座れ。以前と同じ椅子にだ。わかるか?」
まだまだ警戒されているのは理解出来る。
仕方なく言われた通り、最初に座った椅子に腰掛けると、
感心したかのように声を漏らし、ヒロトも以前と同じ椅子に腰掛ける。
それでも奥さんはまだ槍を構えたままだ。
「まず・・・お前が死んだというのは3ヶ月ほど前に聞いた。街道で野犬の群れに襲われたってな。」
「・・・・・」
(あのモンスターは野犬だったのか・・・。うん?3ヶ月前?)
言葉にする前に頭の中で整理しようとしていきなり壁にぶつかる。
「3ヶ月前、ですか?」
「ああ。そして今のお前は令和5年から来た17歳の宮輔だと言う。
・・・・どういう事か説明出来るか?」
察しの良い彼はすぐに口を開いて、
「た、多分、こっちの世界と日本では時間の流れにずれがあるんじゃないでしょうか。
俺は間違いなく17歳で令和5年から転生して来た、んだと思うんですけど。」
「・・・・・野犬に殺された後、お前は日本に戻ったのか?」
「は、はい。転生前の状況に戻されて、電車に撥ねられずにすみました。」
「・・・・・なるほど・・・・・」
非常に興味深そうに聞いてくるヒロトに、自身も説明しながら
その時間軸のずれに答えを出す。
(こっちの世界での1ヶ月が日本では1年くらいなのか?)
しかしすぐにその知識は頭の隅に追いやられる。
そんな事はどうでもいい。
今度こそ最強でチートな無双能力をしっかりと探し当てないと、また無駄死にしてしまう。
もう死ぬのも痛いのも怖いのも嫌なのだ。
その夜2年半ぶりの離れに通され、一夜を過ごした宮輔は、
「お、俺、今度こそ王都まで行きたいんだけど・・・。」
次の朝にはヒロトにそう告げていた。
「・・・また同じ過ちを繰り返すつもりか?」
彼からすれば3ヶ月前に野犬に襲われて死んだばかりの宮輔だ。
何の知識も対策もなく向かっても同じ結末が待っていると信じて疑わない。
そこは宮輔も理解している。なので、
「今度は傭兵を雇いたい。」
考えていた案を提示すると、聞こえていたのか、またも奥さんが
怒りの表情でこちらに向かってきた。
(あのビンタが飛んでくる・・・!?)
思わず身構えるが、ヒロトがそれを手で抑え、
「傭兵なんてこんな辺境に来ないし、雇うのにとんでもなく金がかかる。
もう少し現実的な方法を考えよう。」
前回は働け一辺倒だったが、今回は代案を考えようと言ってくれている。
ここに彼を留めておく事は不可能だとわかっての提案らしいが、
(また金か・・・どうせ後でくれるんだろ?)
この家でのイベントをチュートリアルと信じて疑わない宮助は、
心の中でスキップボタンを連打する。すると、
「だったら旅人に弟子入りでもすればいいじゃないか。」
アリスが白い目でそう言い放ってきた。
「う、うーん。真っ当な人が少ない業種だし、その方法はリスクが高過ぎじゃ・・・」
ヒロトはその提案を勧める気はないらしいが、
「そ、それの弟子入りってタダで出来るんですか?!」
一緒に旅をしてもらえるのならまさに渡りに船ではないか。
正面に苦い顔で座る中年の心配は全く意に介さず、息巻いて質問する。
「旅人は必ず村長の元を尋ねる。いつ来るかはわからないけど、
今度来たら紹介してもらえるよう言っておいてやるよ。」
無言で何も言わなくなった旦那の代わりに
奥さんが嬉々として答えた。
(なんだ。ただの恐妻かと思ってたけど結構いい人じゃん。)
「よろしくお願いします!」
元気にそう言うと宮助は機嫌よく自分の部屋に戻っていく。
運がいいのか悪いのか、その日の昼に、村長の元に旅人が現れたという急報が届いた。
ヒロトに連れられて初めて村長の家に向かう。
縛られていた時に正面に座っていた老人がそれだと知り、
2年以上前の嫌な記憶が蘇る。
出来れば借りを作るような真似はしたくないが、その旅人とやらに
会わない事には王都への道がまた遠くなってしまう。
(ここは大人の対応を心掛け、さっさと旅立てるようにしないと。)
「・・・なぁ宮助。本当に弟子入りするのか?何度も言ってるが
旅人ってのは変わった人間が多い。お前が思ってるよりも過酷な・・・」
「いいよもうそれは!」
何度も止めようとしてくるヒロトにいい加減うんざりし、語気を強める。
そしてそのやり取りで1つ疑問を感じ始めていた。
ヒロトはもしかしてNPCなのではないか?
いくらチュートリアルとして位置づけられているとしても
あまりにもお節介が過ぎる。
彼が日本から転生してきたというのも、実は『設定』の1つに過ぎず、
ただただプログラム通りに忠実に動いているだけではないのだろうか?と。
なのでもうあまり彼のアドバイスには耳を傾けないでおこうと密かに心に決めたのだ。
村長の家は村人達のそれよりもかなり大きな造りで、
玄関だけ見ても非常に手のかかった造形であるのは一目瞭然だった。
ヒロトがノックをすると中から中年の女性が声を上げる。
「どちら様?」
「ヒロトです。村長と旅人様にお願いがあって参りました。」
やり取りから1分も経たない内に中に通され、
正面の応接間だろうか?
そこに老人とヒロトよりも更に年を食った男が対面で座っているのが見える。
「ヒロトはいつも突然尋ねてくるのう。どうしたんじゃ?」
「はい。実は私の連れが旅人様の弟子入りを希望しておりまして・・・。」
畏まるヒロトの後ろからその旅人を覗いてみるが、
見たところただのはげたおっさんだ。
もちろんこの過酷な世界を行き来している為、体躯はとてもがっしりしていて、
風貌から普通ではないのだが、
何も知らず、何も感じ取れない宮輔にはそういう評価しか出来なかった。
「・・・うん?お前の後ろに立っている男・・・むむむ??」
2ヶ月以上前に死んだと思われていた宮輔が目の前に現れたのだ。
恐怖や脅威というよりは考え込むような表情でこちらを刺すように見てくる。
「彼は2ヶ月ほど前にこの村にやってきた私と同郷の男です。
どうしても王都へ行きたいと言うので、旅人様にその術を習おうと思ってまして・・・」
なんとか取り繕いつつ話を進めるヒロトに、
「いやいや。確かクウスケとか言ってたな?街道で野犬のエサになってなかったか?」
忘れたい記憶が、火に油を注ぐ形で蘇る。
(言い方があるだろこの老害が!)
燃え盛るように怒りが込み上げるが、ここもぐっと我慢する。
「どうやらそれは別人だったようで。彼は山篭りをしておりました。」
なるほど、そういう体で話を作るのか。
ここは未だ知らない事だらけの異世界で、今は旅立ちのイベント真っ最中だ。
大人しく流れに従おうと決めた宮輔は黙ってその話が終わるのを待つ。
それでも疑いの目を向けながらじろじろと見つめてくる村長。
「・・・たしかに前に見た時より体が大きくなっている気はするな。」
(当たり前だろ。あれから2年以上経ってるんだ。)
心の中でほくそ笑みながら突っ込みを入れていると、
「そんなやせ細った餓鬼を俺の弟子にだと?冗談はよしてくれ。」
今まで無言だった旅人様とやらが、これも言葉を選ばずけんか腰で話しかけてきた。
「いいえ旅人様。こう見えて宮輔は根性があります。
荷物持ちでも何でも致しますので足手まといになる事はないでしょう。」
(・・・え?!)
思わず口から驚きの声が上がりそうになったが、何とか押さえ込む。
(荷物持ち?何でもいたすって・・・?)
『何でも』という言葉は日本の一部では非常に危険な意味を持つ言葉だ。
嫌な予感がしたが、
「それくらいは当たり前だ。問題は自分の身を守れるかどうか。
あと俺になんの利点も無いのも大問題だ。」
(なんだこのおっさん。本当この世界はろくな人間がいねぇな。)
旅を一緒にしろっていうだけでこの言い様、
ゲームじゃ絶対になかった展開に新たなうんざりが重なっていく。
(パーティに入れて、ただ一緒に移動するだけで何でこんな上から目線になれるんだ?)
あまりにも横柄な態度に心の中は悪態祭りになっている宮輔。
「いくらか包んで参りましたので、どうかこれで・・・」
そう言ってヒロトは小さな手の平サイズの布袋を渡そうとする。
仕方ない感じでそれを受け取った旅人は中を確認すると、
「・・・なぁ村長さん。このヒロトってのは・・・」
「ああ。我が村では人望も仁義も厚い男じゃ。足りなかったらワシも少し援助しよう。」
(何だ?あの中は金か?金も払わせといてまだ首を立てに振らないのか?)
そこまで下手に出る必要を全く感じない宮輔は、
もうそのまま村を飛び出してやろうかとも考えたが、
「わかった。ヒロトと村長に免じてこの仕事、受けてやる。」
非常に不愉快なパーティ加入イベントがやっと終わりを告げる。
ほっと胸をなでおろすと同時に、
こいつと旅をしなければならないのかという嫌悪感でいっぱいになる宮輔だった。
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