中也 芥川に惑わされる

【芥川先輩がかっこよかったんですよぉ~。人虎じんこの足を羅生門でこう、ざくぅっ!っと喰らってまして、人虎の足、千切れてて…】


飲み会で酔っ払った樋口の「芥川先輩がすごい」話をいつものように聞き流そうとしていたのに、ふと「羅生門で足を喰らう」というフレーズが耳の中に残ってしまった。


やべぇ。

そうじゃねぇってわかってるのに。

なんか「かっこいい」って発言も相まって、いろいろと想像しちまうぢゃねぇか。



「まだ足が千切れただけだぞ、かかってこい」



…オレの中の「かっこいい」って、結局それかぁ。。。



身体からだ変化へんげさせろ!足を再構築して立ち上がれ!」


…人虎、すげーなぁ。。。

虎に変身して足再生させたもんなぁ。。。



「銃をひろって反撃しろ!!」



足喰われる前には、銃を拾って撃ってたみたいだしなぁ…。



「さあ夜はこれからだ!お楽しみはこれからだ!

 ハリー!

 ハリーハリー!

 ハリーハ」



・・・うわぁ。。。旦那がでてきたぁ。。。



立原「…どうしたんっすか?中也さん」

中也「なぁ。樋口。芥川、『お前は犬のえさだ』とか、言ってなかったか?」

樋口「えー?何のことですかぁ?」

中也「…いや。いいんだ。何でもない」



オレ…疲れてんだなぁ。。。



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