やっぱり、師弟って似るよね
【とある飲み会にて】
紅葉「うふふふ」
中也「あははは…」
樋口「あそこ、やっぱり仲良いですねぇ」
芥川「尾崎幹部は中也さんの師とも言えるお方。中也さんにとっての信望の対象となるのは必須」
樋口「わ、私もっ。先輩は私の信望のたいし…」
立原「ちょっとちょっとっ!あそこめっちゃ仲いいっすよねっ!すっげぇいいっすよねっ!ふゎ~。ちょっとどうしますっ?」
広津「茶化すなよ?立原。良くて半殺しだ。…それより、あの会話の内容をちゃんと聞いてみろ」
(一同、耳を澄ます)
中也「マスター。オーダーを」
紅葉「総滅せよ。彼らをこの島から生かして返すな」
立原「…え?ちょっと、めっちゃ醜悪な顔してなんか言ってますけどっ!」
樋口「だって中也さん、尾崎幹部の次の飲み物聞こうとしたんじゃ…」
芥川「注文聴くのにあの好戦的な目つきをするか?樋口、お前の目はガラス玉か」
樋口「すみません。行間読めない女ですみません、先輩」
広津「やたらいい声だな…」
紅葉「―――術式、零号、開放」
立原「…え。じゅつしき???なに?あの急な厨二発言」
樋口「なんか、…え?幹部、大丈夫?」
芥川「元々立ち居振る舞いが優雅なだけあって、こう、その、決めポーズが決まり過ぎて…」
広津「扇子の使い方がうますぎるな」
紅葉「帰還を果たせ!
立原「…え?ここ、カラオケセット、あったっけ?」
樋口「に。…二次会カラオケボックス、予約します?」
芥川「その前に見ろ、お二人の顔。もうすでにだいぶ酔ってる」
広津「どっちに酔ってるんだろうなぁ?」
中也「私はヘルメスの鳥…」
立原「えぇぇぇぇ。。。そっちも???」
樋口「あー。なんか、片膝ついちゃって、悦に入ってる感じが…」
芥川「ヘルメスって、なに?」
広津「緑色のモビルスーツだよ」
立原「じーさん。それエルメス」
中也「私は、自らの羽を喰らい」
しゅばばばばばばばあっ!
立原「…へ?」
広津「梶井君まで来たか」
梶井「あーはははははははははっ!ここにいるすべてがかんじたのだぁぁぁぁぁぁっぁっはっはっはっは!」
中也「…おい。
紅葉「梶井も知っておったのかえ?ヘル●ング」
梶井「ドクがいいんですよねぇ。僕も掘り返してみたいなぁ。ミナ・ハーカーの墓」
中也「…ほんとにやりそうだな。
立原「…あー。っと。。。つまり」
広津「最初の笑みはよくある『え?お前、アレ知ってんの?』『えぇ?お前もアレ好きなの』『じゃあさ。アレわかる?』『あーそれそれ。それいいんだよねぇ』…という、オタク話の起点となる談笑だった。というわけか」
樋口「え?じゃあ、さっきの…なんか芝居がかったアレは…」
芥川「作中シーンの再現。だろうな」
立原「子供が仮面〇イダーの変身シーンを真似するヤツの大人バージョンか…」
広津「師弟という間柄もあって、息が合い過ぎてたな」
梶井「っていうか。広津さんって、ウ〇ルターだよね?」
広津「!!!」
中也「あ。(にやり)」
紅葉「…あぁ(にやり)」
立原「おい。ねーさん。こっち来ちまう。どーするよ?」
樋口「え?だって。私もうわけわかんない」
芥川「…どうぞ。どうぞあちらへ」
広津「ちょ。。。芥川君。小さい羅生門で私の背中を押すんじゃ…ちょっと…」
中也「モノクル逆にしてみてくんねぇ?」
紅葉「昔太宰に
梶井「あれだよ。どっかに若返りの異能とかないの?めっちゃ美少年になるかもしれないじゃん。しーぶいぱくろみになれるよっ」
広津「わ。私はヘ〇シングは…ちょっとわから…ちょ。モノクルは逆にできませんって…」
やっぱり。
ポートマフィアは平和です。
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