第14話 祐樹に足りないもの……
野菜のダンジョンから帰還した祐樹は一人で魔物収集家のスキル画面を見て頭を抱えて考えていた。
入手モンスター
Eランク
ホブゴブリン×4
もやもやライオン×5
ハクサイ×1
Fランク
ゴブリン×32
ニンジンラビット×21
モンキュウリ×16
ポテトアルマジロ×4
ナスコウモリ×8
カピパラガス×15
サトイモグラ×3
もや猫×14
「低階層なら今のままでも行けるけど、これからもっと敵が強くなるとを考えると遠距離攻撃とタンクのような役割ができる味方が欲しいな」
ファンタジー小説やRPGゲームをしたことのある人ならわかってくれると思うが、もし仮に魔王と戦う勇者のパーティーにヒーラーや魔法使い、タンクといったサポートメンバーがおらず、近接戦闘を得意とする勇者、戦士、格闘家だけでは魔王など倒せるはずがない。俺としては現状はソロでもっと深く潜りたいのに出来ない状態なのだ。いつかは仲間を見つけてパーティーを組みたいとは思っている。
「う~ん、魔法か遠距離攻撃が使えるモンスターをできれば確保したいけど、何かいないかな?」
祐樹は画面と睨めっこをしながらゴブリンを見ていると一つ心当たりがあった。
「あっ!ゴブリンメイジだ」
ゴブリンは何故か分からないが他の魔物に比べて進化した場合、色々なスキルを持っていることを思いだしたのだ。
「どこかに目撃情報があればいいんだけど」
祐樹はスマホでゴブリンメイジに関する情報を調べたところ東京駅と巣鴨にできたダンジョンで見たという情報があった。
「人が少ない方といえば巣鴨かな……。よし、次は巣鴨のダンジョンに行ってみよう。ここならモンスターを出しても問題ないだろう」
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