憑依1日目、夜:響 莉子

あなたは、肉体をもたない幽体です。

女の子の身体に取り憑かなければ何もできないか弱い存在です。

あなたの目の前で入浴している2人の美少女は、芹葉ちゃんと澄水ちゃん。

2人の身体を楽しんだあなたが次の憑依先として選んだのが、いまあなたが取り憑いている華奢で小柄な美少女、莉子ちゃんです。

乳白色の温泉の中に伸ばされた手足に意識を行き届かせると、か細くすらりとした両腕や、身長の割に長くしなやかな両足を温かなお湯が撫でていくのがはっきりと感じられました。


「もー、澄水ちゃんってばえっちなんだからー」

あなたの唇から、鈴の音めいて可愛らしい声が発せられました。

澄水ちゃんはつい先ほどまで、自らのおっぱいと芹葉ちゃんのおっぱい、そして莉子ちゃんのおっぱいを舐め回すように見比べていたのです。

あなたは澄水ちゃんの目を通して観たあの素晴らしくいやらしい光景をありありと思い出してみます。

澄水ちゃんの目にもあの絶景が焼き付いているはずですが、澄水ちゃんにとっては消し去りたい恥ずかしい記憶となってしまったようです。


「えっちじゃないもん……」

澄水ちゃんはなぜあんな事をしてしまったのかすらすら分からず、白い頬をほのかに赤く染め、恥ずかしげに顔を伏せています。


そんな澄水ちゃんの胸には、陶器めいて流麗な稜線を描く、ふたつの柔らかなふくらみが揺れています。

澄水ちゃんの眼からは上からでしか見る事のできなかったその双丘をもっと観たいと思ったあなたは、

先ほど澄水ちゃんにしたように、莉子ちゃんの中でささやきます。


澄水ちゃんのおっぱいを見たい澄水ちゃんのおっぱいを見たい澄水ちゃんのおっぱいを見たいおっぱいを見たいおっぱいを澄水ちゃんのおっぱいを澄水ちゃん澄水ちゃんのおっぱいをおっぱいを見たい……


「あれ……?なんだか私も……」

先ほどの澄水ちゃんの眼よりも幾分かスムーズに、莉子ちゃんの両眼は澄水ちゃんのおっぱいへと吸い込まれていきます。

上からではなく、真正面から鑑賞する、澄水ちゃんの美乳。

雪のように白かった乳肌は、温泉で暖められたためか、それとも澄水ちゃんの身体の火照りのためか、玉の汗と共にほのかな桜色を纏い、なんとも艶かしく揺れています。


「あーっ、莉子ちゃん、澄水ちゃんにお返し?」

あなたにおっぱいを見られていたなどとは知る由もない芹葉ちゃんが、呑気にそんなことを呟きます。

「え?あれ?」

莉子ちゃんは若干の困惑を見せながらも、澄水ちゃんのおっぱいを舐め回すように視線を走らせます。


「も、もうっ、莉子ちゃんこそそんなに私の胸を見ないでよ」

紅潮した頬を更に赤く染め、澄水ちゃんは両手でおっぱいを覆い隠してしまいます。

裸の胸を見られて恥ずかしがり、両手で胸を包み込む。

その行為そのものが、自分のおっぱいがえっちなものだと認めてしまっているようで、澄水ちゃんの思惑とは裏腹に、裸婦像のような澄水ちゃんの裸体のいやらしさを助長してしまっています。


あなたは莉子ちゃんの中でささやき続けます。

澄水ちゃんのおっぱいきれい澄水ちゃんおっぱいかわいい澄水ちゃんのおっぱいいやらしい澄水ちゃんのおっぱいをもっと見たい澄水ちゃんのおっぱいをもっと見たいおっぱいを見たいおっぱいをおっぱいを見たいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい……


「み、見ないでってば……莉子ちゃん、さっきからどこ見てるのよ〜!」

「ご、ごめんね……おっぱい」

先ほどの澄水ちゃんと同じように、莉子ちゃんの可憐な唇からおっぱいが漏れ出してきました。


「莉子ちゃん、おっぱいがどうしたの?」

芹葉ちゃんが莉子ちゃんの様子を伺うかのように顔を近づけると、乳白色の水面から芹葉ちゃんのおっぱいが顔を出し、お湯の雫を先端から垂らしながらふるふると柔らかそうに揺れているのが丸見えになってしまいます。


澄水ちゃんの腕に隠された澄水ちゃんのおっぱいと、目の前で揺れる芹葉ちゃんのおっぱい。

あなたは莉子ちゃんの中で、その名をささやきます。

おっぱい、おっぱい、おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい……


「こ、これはおっぱ……ち、違うのっ、うぅ……ごめんね、おっぱい……」

莉子ちゃんの可愛らしい両眼は、美少女のおっぱいを見るためだけのあなた専用のカメラになってしまったようです。

さて、視線を動かせるということは、お湯の中に揺蕩っているこの莉子ちゃんの両手も動かせるということでしょうか?

それが気になったあなたは、試しに莉子ちゃんにささやきます。


おっぱいを見ながらおっぱいを触りたいおっぱいを見ながらおっぱいを触りたい澄水ちゃんのおっぱいを見ながら芹葉ちゃんのおっぱいを見ながらおっぱいを触りたい澄水ちゃんのおっぱいを芹葉ちゃんのおっぱいを見ながら私のおっぱいをおっぱいを触りたい。


「あっ……やだっ、おっぱい……」

乳白色の温泉の中に投げ出されていた莉子ちゃんの両手がゆっくりと動き出し。莉子ちゃん自身の胸に向かって動き始めました。

そして、莉子ちゃんの小さな手が、莉子ちゃんの小さな両胸をふんわりと覆いました。

「きゃぅ……」

そのおぞましくも甘美な感覚に、莉子ちゃんの全身がぴくんと震えます。

しなやかな細い筋肉の上に、ほのかに乗せられた脂肪の柔らかさ。

莉子ちゃんの指を押し返す確かな弾力は、薄くなだらかでも確かに少女のおっぱいなのだと主張しているかのようです。

そして、そのなだらかな双乳に食い込んだ、しなやかな細い指の感触。

ほとんどふくらみをもたない乳肌の上を10本の指が踊るように滑ると、むず痒いようなくすぐったさで少女の胸を昂らせます。

ふるふると艶かしく揺れる澄水ちゃんと芹葉ちゃんのおっぱいを見ながら、小さく可憐な莉子ちゃんのおっぱいの感触を楽しむ。

それは一瞬が永遠に感じるほどの、楽園のような時間でした。

しかし、

「やんっ……!」

莉子ちゃんは反射的に身を捩ると、その両手を胸から離してしまいました。

どうやら、たとえ憑依されていても、本気で嫌がっていることには強い拒否反応が出てしまうようです。

この場でおっぱいを触ることを諦めたあなたは、それ以上3人の少女のくつろぎのひとときを邪魔する事はありませんでした。


結局、少女たちがお互いの胸を見ていただけという結果は「女の子同士のじゃれ合い」の範疇を出るものではありませんでしたので、少女たちは自分たちの身体に怒った異変をそれ以上気にすることもなく、さしたる疑問も持たないまま、一人またひとりと乳白色の温泉から上がっていきました。


脱衣所で自分の裸を拭いていく莉子ちゃん。

視線を誘導するまでもなく、腕へ、脚へ、胸へと拭くべき自分の身体を視線を滑らせていきます。

自分の身体を見ることであなたを楽しませているなどとは気づくはずもなく、下着とパジャマを身に纏った莉子ちゃんは、同じくパジャマに着替えた澄水ちゃんとともに自分たちの部屋へと帰っていきました。

もちろん、莉子ちゃんの中にいるあなたも一緒に。


女子寮の2階、202号室。

部屋のプレートには「渡瀬澄水」「響莉子」の2人の名前が書かれています。


ベッドに腰掛けた莉子ちゃんの視界には、パジャマ姿の澄水ちゃんが映っています。

先ほどまであなたが堪能していた澄水ちゃんのおっぱいは、今はパジャマの下に隠されています。しかしついさっき生で見ただけあって、あなたは布地を押し上げるその美しい形をはっきりと想像することができました。


「それじゃ莉子ちゃん、おやすみなさい」

「澄水ちゃんもおやすみ〜」

可愛らしいパジャマ姿の美少女との会話という楽しい時間も終わり、澄水ちゃんと莉子ちゃんはふかふかのベッドに飛び込むと、明日の授業に備えて眠りに就くために部屋の灯りを落としました。


「すや〜」

暗い部屋で視界が閉ざされると、より一層、莉子ちゃんの身体の細さ、小ささがはっきりと感じられました。

あなたは莉子ちゃんの中で、先ほどの大浴場での絶景を何度も反芻します。

澄水ちゃんのふるりと揺れるおっぱい、芹葉ちゃんのぷるんと弾むおっぱい。

そして、莉子ちゃんのなだらかなおっぱい。

あの小さくも可愛らしいおっぱいが、いま自分の胸にあると意識すると、胸のあたりにむずむずとした感覚が生じてきました。


「……?」

莉子ちゃんも、それに気づいたようです。

ただ、それはまだ、特段に意識する筈もない、日に何度も生じる程度の、すぐに消え去ってしまう微風のようなほのかな疼き。

莉子ちゃんの意識も、すぐに胸から離れ、眠りに就こうとしているようです。

しかし、莉子ちゃんの胸をもっと疼かせてみたいと思ったあなたは、莉子ちゃんの中でささやきます。


おっぱいを触りたい。莉子ちゃんのおっぱいを触りたい。私のおっぱいを触りたい。私は自分のおっぱいを触りたい。おっぱいを触りたい触りたいおっぱいを触りたいおっぱいをおっぱいをおっぱいを触りたいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい


「ぁぅ……」

胸にあったほのかな疼きが、じんじんと熱を増していきました。

莉子ちゃんの唇から、ほのかに甘い吐息が漏れ出します。

あなたは、莉子ちゃんの目で見た澄水ちゃんのおっぱいと、澄水ちゃんの目で見た莉子ちゃんのおっぱいを思い出しながら、莉子ちゃんの中でささやき続けます。


おっぱいをおっぱいを触りたい。おっぱいを莉子ちゃんのおっぱいを触りたい。おっぱいを私のおっぱいを触りたい。私はおっぱいを自分のおっぱいを触りたい。おっぱいを触りたいおっぱい触りたいおっぱいを触りたいおっぱいをおっぱいをおっぱいを触りたい気持ちいいおっぱいおっぱい気持ちいいおっぱいおっぱい


「な……なにこれ……」

胸の疼きに耐えられなくなった莉子ちゃんの両手が、ゆっくりとパジャマの中を這い上がっていきます。

「ちょ、ちょっとだけ……んんっ」

パジャマの中に隠された、ほのかなふくらみ。

その下端に、莉子ちゃんの指先がそっと触れました。

それだけの刺激で、莉子ちゃんの小さなおっぱいはぴりぴりと甘い痺れで莉子ちゃんの身体を震わせます。

「あ、ふぅ……」

右手と同じように、左手もパジャマの裾へ入り込み、細いお腹を這い上がって、左のおっぱいへと達しました。

「ちょっとだけ、ちょっとだけだから……」

自分に言い聞かせるように、そう呟く莉子ちゃん。

右手で右のおっぱいを、左手で左のおっぱいを直に包み込むと、指を蠢かせて両乳を揉みはじめました。

胸の疼きが解消されていくとともに、甘い刺激が渦巻き、莉子ちゃんの小さなおっぱいを甘く痺れさせていきます。


「んんっ……んッ」

隣のベッドで寝ている澄水ちゃんに気付かれないよう声を押し殺し、くぐもった声で身悶える莉子ちゃん。

羽毛布団の中、可愛らしいパジャマの中、隠されているふたつのほのかなふくらみは、少女自身の手でやわやわと揉み込まれて行きます。

指先で、手のひらで感じる、ほのかな柔らかさ。

成長途上の少女だけが持つことを許される、ふくらみかけの小さく可憐なおっぱい。

その可愛らしくいやらしいおっぱいが、繊細な指先でこねられ、揉まれ、押しつぶされ、そのなだらかな形を歪めていきます。


「ぁふッ……ふァ……」

澄水ちゃんや芹葉ちゃんの弾力あるおっぱいとはまた違った、繊細で淡雪のような柔らかさ。小さな指先をしっかりと跳ね返す、瑞々しい乳肌の張り。

そのあまりにも甘美な刺激に、永久に胸を揉み続けてほしいとすら思いました。


「ダメ……だめぇ……っ」

莉子ちゃんの両手が、両乳をこねるその動きを止めてしまいます。

やはり、本気で嫌がっていることは、どんなにささやいてもさせることができないのでしょうか?

莉子ちゃんの小さな胸にはまだ甘い疼きが残っていますが、ルームメイトの澄水ちゃんが寝ている隣で、このような淫らな行為に耽溺することの恥ずかしさと罪悪感が優ってしまうようです。


しかし、もっとおっぱいを揉み続けてほしいあなたは、莉子ちゃんの中で更にささやきます。


芹葉ちゃんのおっぱいおっきかった澄水ちゃんのおっぱい柔らかかかった芹葉ちゃんのおっぱいえっちだった澄水ちゃんのおっぱいきれいだった芹葉ちゃんのおっぱいぷるんぷるんだった澄水ちゃんのおっぱい触りたかった芹葉ちゃんのおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい


芹葉ちゃんの目で、澄水ちゃんの目で、莉子ちゃんの目で味わい、楽しんだあのおっぱいたちのいやらしさを思い出させると、莉子ちゃんの胸の疼きが昂っていきます。


「ダメ……だめなのにぃ……」

涙目になりながら、声を押し殺し、自分の胸を揉む莉子ちゃん。その指で味わう乳肌の感触と、こねられるおっぱいの気持ちよさを味わうあなた。

それでも、恥ずかしさと罪悪感は如何ともしがたく、莉子ちゃんはおっぱいをこねる指を、何度も止めてしまいます。


「くぅぅ……ダメ、やめなきゃ……」

しかし、一瞬たりとも胸をこねる指を止めてほしくないあなたは、莉子ちゃんの中でさらにささやきます。


芹葉ちゃんのおっぱいみたいにおっきなおっぱいになりたい澄水ちゃんのおっぱいみたいにきれいなおっぱいにしようもっとおっぱいをこねようおっぱいをおっぱいを揉んでおっきくしようおっぱいを揉んでおっきくしようおっぱいをおっぱいを揉んでおっぱいを揉んでおっぱいをおっきくしよう。


そう、これはおっぱいを触って気持ちよくなりたいのではなく、あくまで胸の発育を助けるためのマッサージなのだと、あなたは自分のおっぱいを揉むための逃げ道を莉子ちゃんに用意してあげることにしました。


「そ、そうだよね……揉んだらおっきく……あ、あれ?私何言って……」

隣で寝ている澄水ちゃんにも聞こえないほどの呟きですが、莉子ちゃんの唇は確かにそう言いました。


これはマッサージこれはマッサージこれはマッサージもっとおっぱいをおっぱいをおっぱいをおっぱいをおっぱいを揉んでおっぱいを揉んで


「やだ……やだよぉ……嫌なのにぃ……」

莉子ちゃんの小さなおっぱいが莉子ちゃんの手のひらの中でふにふにと形を変えていくとともに、淡い快楽がおっぱいの中で渦巻いていきます。


「おっぱい触らないと……んんっ……」

顔を火照らせ、歯を食いしばって喘ぎ声を押し殺しながら、莉子ちゃんはおっぱいを揉み続けます。

小ぶりながらも、しっとりと溶けるような乳肌の柔らかさ。その先端の蕾を指先が掠めるたびに、一際甘い電流が、莉子ちゃんの全身を震わせていきます。


あなたは莉子ちゃんの中でささやき続けます。

気持ちいいおっぱい気持ちいいもっとおっぱいを気持ちいいおっぱいをおっぱいを揉んでおっぱいを揉んで気持ちいい気持ちいいおっぱい気持ちいい

「あ、ふぅ……おっぱい……気持ちいい……」


もっともっとおっぱいを揉んでおっぱいをおっぱいおっぱいをおっぱいを揉んでおっぱいをもみもみもみもみもみもみもみもみもみ

「あ、やだっ、と、止まらないぃ……」


そうして、意識が眠りに落ちるその瞬間まで、莉子ちゃんは自分のおっぱいを揉み続けました。

美少女の、自分のおっぱいを揉みながら眠りに就く。

これほど豊かで幸福な夜があるでしょうか?

莉子ちゃんの小さくなだらかなおっぱい、その張り、その弾力、その柔らかさ、その敏感さ……。

あなたの1日目は、こうして幕を閉じました。

明日はこのおっぱいでどう楽しみましょうか。

この上ない多幸感とおっぱいの感触を味わいながら、莉子ちゃんとともにあなたの意識も眠りに落ちていきました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る