「だから君は負けるんだ」と我流を馬鹿にされ騎士団試験に不合格。たどり着いた師匠から学んだ現代剣術の絶対手順と強すぎる経験論で成り上がる。〜今の俺には切れぬ物などあまりない〜

えだかん

第1話

サクラ村のモーリィは幼いころから騎士になり、ゆくゆくは魔王を討伐することを夢見て剣を振ってきた。


小さい村には剣を教えれる者などおらず、ただひたすらに我流で鍛錬を重ねてきた。


15になった時、王都で行われる騎士団試験に受験するため初めて村を出ることとなった。

腰には12の時熱意に負けた親に買ってもらった剣をぶら下げ、小さな村の村人皆に見送られた。


自信はあった。

毎日欠かさず振り続けた剣。

大人に混じって狩りも行っていた。

騎士にはなれずとも良いところまで行けるのではないか。

駄目でも冒険者として暮らしながら受験し続ければよい。(受験は15-20歳まで)

そんな考えでカワカド王国の騎士試験を受けたが結果は不合格。

模擬戦闘ではぼろ負けで構え方から笑われる始末。

対戦相手からも隙が多すぎる。対人経験がない。だから君は負けるんだ。と酷評。




「田舎帰るかな…」

打ちのめされたモーリィは、意欲さえ失い王都の市街を歩いていた。







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「だから君は負けるんだ」と我流を馬鹿にされ騎士団試験に不合格。たどり着いた師匠から学んだ現代剣術の絶対手順と強すぎる経験論で成り上がる。〜今の俺には切れぬ物などあまりない〜 えだかん @hidari5654

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