第15話
あなたが3歳になるちょっと手前の、
1月の寒い日に、家族で鎌倉に行ったね。
パパは昔からこの街が好きで、ママたちはよくデートで行ったのよ。
あなたは、初めてのグリーン車や、特急電車に乗れて、とても嬉しそうだった。
なぜか、あなたは、昔から電車が好きだった。女の子なのにね。
それとも、子供はみんな好きなのかな。
あなたは、大きなお風呂(笑)、海を見ても、全く臆することはなかったわ。
ファインディング・ニモやノンタン泳ぐの大好きの絵本を読んでいたからかな。
あなたはがもっともっと小さい赤ちゃんの時から、
いや、お腹にいる時から、海には連れてきていたからね。
千葉、神奈川、静岡の海に。
ママは水族館が大好きだったからね。
あなたにも、たくさんの綺麗なものや、幻想的な海の中の世界
を見せてあげたっかったの。
だけど、あなたの興味は、砂浜だった。大きな砂場ね。
たくさん貝殻を拾っていた。
普段のパパとのお散歩でも、あなたはよく
どんぐりや、お花や、綺麗な石、葉っぱを拾ってくる。
飼い猫のお姉さんに、猫じゃらしを、
ばあばには、お花を摘んできて、お土産にしてた。
とっても優しい女の子。
そして、子供は発見の王様ね。
でも、虫は怖がってた。アリさんも、ダンゴムシも、蝶々も。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます