人類最強、好き勝手する。

「ふぁぁぁああ…………」

俺は欠伸する。

「よく寝た――…」

本当によく寝たわ。だいたい――2日くらい?


眠い、圧倒的に眠い。

ああ〜〜起きないと、起きないと。起きn………Zzz...



っは!

魔法時計クロック】で時間を確認する。

さっきから1時間くらい経っていた。

眠い。五度寝くらいしたい。

……するわ。することにする。

誰も邪魔してこない限り、今日はとことん寝てやる……!


昼の12時くらいにまた起きた。

そう、俺は気付いたのだ。

太陽光があればもっと良い睡眠が取れるはずだ。

と言う訳で、【微日光カヒヘル】。

おやすみー


微日光カヒヘル】とは、擬似日光みたいなものだ。

もっと詳しく説明すると、太陽光には幾つかの種類の光がある。その中で、人体に悪影響を及ぼす光を取り除いてそれ以外の光を再現する事が出来る。で、このままでは火傷と言うか、滅びるほど熱いので熱量を減らす。こんな感じの魔法だ。

もっと簡単なのは、太陽光を吸収して、そのまま出すっていうのかな。

後は特定の光を通さないように結界を張るだけだ。

な? 簡単だろう?



あと3日は寝たいね。

3日……4日、いや、1週間。いや1ヶ月。1年!

あと1日とか言っていると、次第に増長してしまうのである。

そう。次第に、しだいに、しd……Zzz...



そして、3日間寝続けた。

4日目はと言うと、悪夢を見てしまったので寝ようにも寝れなかった。

悪夢の記憶を消したら寝るのは簡単だが、何故か、消してはいけない気がした。



◇■◇



あ〜よく寝た〜〜

4日間あまり動いていなかったので、体が鈍っている。

体が鈍り過ぎると駄目なので、軽く運動する事にした。



という事で今、目の前に竜がいます。

この竜を剣で瞬殺出来れば大丈夫かな。

という事で、本気で斬り掛かる。

うん? 本気で?

あ。本 気 を 出 し て し ま っ た ……

時すでに遅し。竜が木っ端微塵……いや、違う。消滅していた。

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!

ヤバイヤバイ。半日力が半減する……


もういい。こうなったら今日は全力を出そう‼︎

うん。まあ、暫く動きにくくなるけど、まあいっか〜

念の為、【過去複製保存バックアップ】を使っておく。

過去複製保存バックアップ】が無くても、いざとなれば、【選去岐択顕現ヴァンヴィス】を使えばなんとかなる。


よーし。頑張ろー……!

俺は久し振りに本気を出した。流石に少しはセーブしたけど、割と本気でやってたよ。

この世界を壊すのは本意じゃないしね。


そうそう。最初に倒した竜の事なんだけどさ。竜じゃなくて、龍だったらしい。もっと詳しく言うと下位龍。ちなみに、エンは龍皇だそうだ。


エンが、リュウには序列があるとか言ってた。弱い順に言うとこうなるらしい。



劣等竜

下位竜

中位竜

上位竜

最上位竜

劣等龍

下位龍

中位龍

上位龍

龍王

龍皇  ←エンやアカツキはここ

リュウ神



リュウは生まれた時は必ず劣等竜だとエンが言っていた。

リュウにはいろいろな種類がいる。

例えば、エンみたいな、白リュウ族。白リュウ族は変異種で、大昔に突然現れ、それからずっと9柱の頂点に君臨してきたリュウだ。

アカツキは、緋リュウ族。

先程倒した、コンリュウ族。

雷を自在に操る、雷リュウ族。

素早い動きを誇る、スイリュウ族。

防御力が最も高い、地リュウ族。

白リュウ族とは正反対の、黒リュウ族。

そして、この世で1体しかいない神リュウ。こいつがリュウの頂点だ。

神リュウを始めとし、様々なリュウかこの世に存在している。

今は、100,000ものリュウが存在している。

俺が転生する前は、100体にも至っていなかったのにな。

3000年って意外と長いんだなぁ……と、俺は実感した。

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