第15話 手柄争い

「それで局長、私はこれからどうすればいいのですか。韓国のエージェントととりあえず接触すればいいのですか」


 伊藤は影山局長に質問をする。涼宮はお茶を飲んでゆっくりとしている。影山局長はこのように答えた。


「とりあえずは、北方重視でGRUの工作員とやりあって欲しいものであるが、まあ難しいであろう。大陸側との手柄争いは、これから避けられないであろう。私たち対策5課のメンツもかかっている。だから失敗して欲しくないわけであるが」


 影山局長はそのように言うと、弾圧を受けている日本側の住民と接触せよとの指示を出すのであった。

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