第11話 韓国

 伊藤がそのように考えていると、伊藤のボスである影山がやってきた。


「伊藤さん、それでは」


 涼宮が自分の持ち場に入ろうとすると、影山は涼宮を呼び止めて、伊藤に話しをするのであった。


「涼宮、君にも聞いていて欲しい、対策5課の方針であるが、韓国を味方につけたいと思う。厄介な話かもしれないが、情報が外部に漏れないよう、気を付けてくれ」


 それを聞いて伊藤は飛び上がりそうであった。異世界転移で満州方面にもいたことがある伊藤は、朝鮮半島に対してそれ程詳しくないので、何かやばい感じがしたのである。


「ボス、それは本当なのですか」


「ああ本当だよ、伊藤君」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る