第8話 相手先

しかしながら失態の一方で、思わぬ情報も手に入れる事が出来たようだ。AI兵器の実戦兵器の投入など、ロシア側の科学技術力を知る事になる。


「日本の防衛装備品て冷戦時代の産物のままでしょうか」


「そうかもな。早く新しい時代に向けた運用にしないと」


 そのような経緯もあり、ITに遅れた日本をいかにして回転させるかが、問題であったようだ。


 涼宮は対策5課の部屋の中で、伊藤を眺めていると、果たしてこの先やっていけるかどうか不安になってしまったようだ。大変申し訳ない話かもしれないが、何か実力差があるように思えて仕方ないのだ。

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