猫のお菓子屋さん

かわいい猫カフェ

Café de chat noir

　本日の猫のお菓子屋さんは、特別仕様。

　緑の風吹く公園の中のカフェ・ド・シャノワール—— Café de chat noirと、連携です。

　カフェ・ド・シャノワールは『クロ』と名に付く黒猫さんたちや黒白猫さんたちが経営しているカフェテラス。

　クロ、くろ、黒、九琅、くろた、くろみ、クロロなどなど全員名前にクロがつく猫さんたちが、とびっきりのメニューでお待ちしています。

客Q「わぁ、すてき！　でも、その公園って、どこにあるの？」

客R「そうだよね。すごく行きたいけど、どこの公園か、わからないよ」

　ご安心を、お客さん。

　お菓子屋さんの前では、ご案内係のクロさんたちが、皆さんをお待ちしていますよ。

　緑の風吹くカフェ・ド・シャノワールのスペシャリテは、なんといってもクリーム添えガトーショコラ。

　ガトーショコラ—— gâteau au chocolatはフランス語で、チョコレートの焼き菓子の総称です。

　カフェ・ド・シャノワールのガトーショコラは、パティシエール・クロが腕に縒（より）をかけた逸品中の逸品です。予約は、なんと３ヶ月待ち！

　パティシエール・クロは、黒猫といっても、後ろ足の先と胸のところが白い黒白猫さん。まるで白い靴を履いて、白い胸当（ピナフォア）エプロンをつけているようです。見るからに一流のパティシエールとわかる風貌ですね。

　予約３ヶ月待ちのカフェ・ド・シャノワールのガトーショコラ。

　幻のガトーショコラとも謳われるその焼き菓子を、本日は特別に、猫のお菓子屋さんのお客さんにもご提供いたします。

　香り高いコーヒーといっしょに、くつろぎのひとときを。

ギャルソン九琅「ご注文をどうぞ、お客さま」

客Q「ガトーショコラを、カフェ・オ・レといっしょにお願いします」

ギャルソン九琅「ノンノン、お客さま」

　小粋なギャルソンの九琅くんが、ウインクしながら、人差し指を左右に振って答えます。「コーヒーは、ブラックしか、お持ちいたしません。ごらんになってわかるでしょ。ぼくは白（ミルク）なしの黒猫（ブラック）。ぼくにオーダーなさるなら、ブラック以外ありません」

　お客さんは、ポッと頰を赤らめ、ブラックコーヒーに変更します。

　ちと、待てよ。猫が人差し指を振るなんて、できるのかな？

　まあ、いいや。（←よくはない）

　カフェ・オ・レをオーダーしたいなら、黒猫のギャルソンではなく、白い手袋や靴下を履いている黒白猫のギャルソンを見つけてくださいな。

　黒白猫のギャルソンたちなら、カフェ・オ・レをオーダーできますよ。

　ただし、黒白猫のギャルソンは、カフェ・オ・レしか持ってきてくれないから、ブラックご希望のお客様は、くれぐれもご注意を。