第25話

俺のレベル上げと装備を買うためのお金稼ぎのためにクエストを受注知ることにした。


俺とシュリはギルドへ向かった。


外観はよくゲームでありそうなギルドそのまんまだ。


俺とシュリはギルドに入っていた。


「今日はどのようなご用件でしょうか?」


入ると受付のお姉さんが愛想よく話しかけてくれた。


「冒険者になりたいんだが、どうすればいいんだ?」


「ギルドに登録するのは初めてですか?」


「初めてだ」


「わかりました。でしたらまずは、登録の手続きと冒険者カードの発行が必要となります。そのご当ギルドで冒険者向けに出されている様々なクエストを受注することができます」


俺は異世界もののラノベに登場してくるギルドのシステムと大して変わらなかったので理解するのが容易だった。


「それでは、まずレベル鑑定を行います」


「レベル鑑定?」


「はい。現状の身体能力などからレベルを測り、冒険者になれるのはそのレベルが10以上になります。レベルが10未満だった場合は残念ながら当ギルドでの登録はできません」


レベル10以上か……。


案外冒険者になるのは簡単だと思った。


「では、こちらの魔水晶に手をかざしてください」


「こうか?」


「はい、そのまま……」


パリンッ!!


「あ、あなたは……一体何レべなんですか……?」


「84だ」


「84!? 申し訳ございません、この水晶はレベル50までしか測れませんので、もっと大きいものをお持ちします」


そう言って受付のお姉さんは裏からさっきより大きな魔水晶を取って来た。


「こちらにもう一度お願いします」


先ほどと同様に俺は魔水晶に手をかざした。


「ほ、ほんとにレベル84です……」


「冒険者として登録はできそうですか?」


「も、もちろんです。」


その次にシュリのレベルも測ったがシュリは23だった。


その後の手続きはスムーズに済んだ。


「サトウ様、本日からクエストを受注できますが、今から受注しますか?」


「ああ、じゃあ一番報酬金額の高いやつを頼む」


「かしこまりました。現在受注できるクエストの中で一番高いのは……、こちらですね」


受付のお姉さんがクエストの内容と報酬金額が載っている紙を見せてきた。


金貨50枚と書かれてあった。


これだけあれば十分だろう。


「ある村の近くにある山に住み着いたドラゴンの討伐です。しかし、このクエストは非常に難易度が高いのですがよろしいのですか? レベルが80ももあれば可能だと思うのですが……」


俺はシュリの顔をうかがった。


「私のことは気になさらないでください。私はサトウ様についていきます」


「じゃあ、このクエストを受注する」


「かしこまりました。ではこちらにサインしていただければ、受注完了です」


俺は差し出された紙にサインをして、ギルドを後にした。

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