第10話 深淵の中へ
冒険者達は蛮族達の寝床を後にし、中央の部屋に戻る。
ちょうど戻ったタイミングでニコの調査が終わり、冒険者達に結果を報告するだろう。
ニコ(GM):「結果が出たんすけどー・・・んー?」
ペパーミント:「どうかしたの?」
ニコ(GM):「とりあえず結果だけ伝えるッスよ。
まずは先程の雑草が生えていた道に関しては問題ないッス。湿気とか太陽光とかの状況を鑑みてあれぐらい生えててもおかしくはないッスね。」
ガルダイン:「ふぅむ・・では問題があるのは中央の部屋なのか?」
ニコ(GM):「そうッスね。端的に言えば栄養が無い、『土が痩せている状況』ッス。
前も言った様に条件自体は中央の部屋の方が良い筈ッスから『何かしらの原因』があって栄養が足りなくなってるんじゃないッスかね。」
ヒューゴー:「その『何かしらの原因』については判ったりしないのか?」
ニコ(GM):「それは本腰入れて調査しないとなんで今日中は無理ッスね・・・」
ペパーミント:「ちなみにその痩せてる?っていうのはどんな時に起きるのかしら?」
ニコ(GM):「判りやすいのは『栄養分が他に取られる』とかッス。同じ食物を同じ畑で育て続けると残る栄養素が偏ったりして痩せている状況になったりするッス。」
ガルダイン:「何だ?つまりあの蛮族達がここで畑を作っていたということか?」
ニコ(GM):「いやぁ・・・畑の跡も無いんで流石に違うと思うッスけど。」
マリア:真ん中の大穴に天空の種があってそれが栄養を奪ってるとかありませんか・・・
ヒューゴー:・・・ありそうだなぁ。
マリア:ああ!閃いてしまった・・・!!
地下から開いているこの大穴・・!!天井まで貫く穴が出来ているこの大穴っ!!
ヒューゴー:駄目だぞ!君は頭ふわふわ系なので閃かないのだ!!
マリア:ほわほわ~。忘れました!
マリア:PLの方に知力自動成功してしまった・・・
ペパーミント「まぁそれはそうと見れる所はこの大穴だけだね。」
マリア:「そうですわね・・・他の道は全部調べましたし。」
ガルダイン:「降りるしか無い様だな・・・」
ヒューゴー:「降りるのか!?」
ペパーミント:「いよいよその時が来たみたい!」
ヒューゴー:「本当に降りるのか!?」
マリア:「大丈夫ですわヒューゴー、貴方光ってますわ。」
GM:いやらしい紫色にですがね・・・
ヒューゴー:「う、うむ。確かに光ってはいるが・・・」
ガルダイン:「どうしたヒューゴー様子がおかしいぞ。」
ペパーミント:「でもヒューゴーが光ってくれてるから一緒に降りてくれたら私も見えるね!」
ヒューゴー:「べ、別に僕が闇怖いわけじゃないからな・・・」
ニコ(GM):「え、マジでこっから降りるんスか?階段とか無いんスか?」
ガルダイン:「無い、行くぞ。」
ペパーミント:「大丈夫、私達冒険者だよ?階段無くてもロープがあれば降りれるし!」
ヒューゴー:では何処かにロープを引っ掛けて穴の底に降りる感じかな。
GM:そうですね、ではそこら辺の岩なり、壁なりに引っ掛けれるものとしましょう。
ガルダイン:「よし、行くぞお前ら。」
ヒューゴー:「い、行くんだったらほらそこの最強。
お前が先に行くが良い・・・闇の試練を受けてくるのだ。」
ヒューゴー:じゃあそうだな・・・ペパーミントとガルダインの間ぐらいにロープを差し出そうか。
ペパーミント:「うん!任せて!!私の事ね!?」
ガルダイン:「おいおい、最強と言われたから俺からだろう?」
ペパーミント:「何を言ってるの私の事でしょ!?」
ガルダイン:ぐいぐいぐいぐい!!
ペパーミント:負けるもんですかぐいぐいぐいぐい!!
マリア:やめろ!そのまま足滑らすぞぉ!?
ペパーミント:滑らせたぞぉ!ポロッ!
ガルダイン&ペパーミント:「あっーーーーーーーーー!!!!」
GM:では、貴方達はロープに見送られながら大穴の底へ落ちて行きます。
マリア:「二人共っーーー!!!」
ヒューゴー:「ロープを使え馬鹿共っーーー!!!」
GM:では大穴は6mの高さなので18点の落下ダメージをどうぞ、受け身判定と防護点で差し引いてくださいね。
暗闇の中へと落ちて行くガルダインとペパーミント。
おおよその穴の深さを知ってた影響か受け身判定の出目は高く、両方とも3点の落下ダメージで済むだろう。
ガルダイン:仲良く三点・・・イテテ。
マリア:ではマリアは慌ててロープを掴んで降りて行きますよ。するする~
ヒューゴー:仕方ないのでヒューゴーも恐る恐る降りて行きます。
マリア:「大丈夫ですの~!?」
ヒューゴー:「お、愚か者共めっ・・・!!」
ペパーミント:せっかくロープあるのに二人で揉み合って落ちてくの頭おかしいですね(笑)
ガルダイン:下でも喧嘩してるんでしょうね(笑)
ペパーミント:「私の方が先に地面に着いたから最強なのよ!」
ガルダイン:「腕を伸ばしていた分俺の方が先に落ちてたぞ!」
ペパーミント:「うさ耳の分アタシの方が先に地面ついてます~~~~!」
GM:降りると周りは闇の霧に囲まれており、辺りは見渡せないですね。
ペパーミントとガルダインがぶつくさ言い争ってる声が聞こえます。
ガルダイン:ぶつくさ所じゃなくあれです。煙が立ってポカポカポカ!と擬音が鳴る感じの。
ペパーミント:ギャグ漫画でよくある煙の中から顔を出す奴や!!
ペパーミント:「パンツにもう一個穴を開けてやるんだから!!」
ガルダイン:「何だとぉ!?うさ耳で蝶々結びしたるわ!!!」
GM:ではそんなポカポカし合っている最中ですが何か物音が聞こえます。全員聞き耳判定12でどうぞ。
ガルダイン:「むっ・・・?待てペパーミント。何か聞こえなかったか?」ペパーミントの耳を引っ張っています。
ペパーミント:「確かに、何か聞こえた気がするわ!」ガルダインの髭を引っ張っています。
ヒューゴー:「不吉な予感がする・・・何か悪魔の足音が聞こえるような・・」
マリア:「そう言いつつも引っ張り合うのは止めないんですのね。」
マリア:ではそれを尻目に聞き耳してみようと思います。
出目も高く全員成功したが・・・・冒険者達の耳にはシュルシュルとロープの様な物を擦る音が天井から聞こえます。
闇の中で音がする方に目を凝らしてみれば天井にびっしりと植物の蔦が張り巡らされ大きな花をつけた植物が貴方達へと蔦を伸ばしてくるでしょう。
GM:と、いう訳で戦闘開始でーす!!!相手は蔦の植物!魔物知識は13/16です!
ヒューゴー:こんな暗闇の中で戦闘かぁ(笑)
マリア:命中判定がゴミになりそう・・・
戦闘準備タイミングで、ペパーミントが自身に《パークメイルA》を使用し、
魔物知識を振るが・・・
マリア:頼みますよ魔物知識担当二人。(出目8、達成値8)
ヒューゴー:任され・・・駄目だぁ!出目が死んでるぅ!?(出目3、達成値9)
ガルダイン:おっとぉ?
マリア:頑張れペパーミント!!お前が最強の頭でっかちだ!!
ペパーミント:すまんな(出目4、達成値9)
マリア:あ~、何も見えない何もわからない楽しい戦いが始まってしまう。
ペパーミント:こういう戦い皆好きでしょう?
ガルダイン:いぇーい!楽しくなって来たぞぉ~!
ヒューゴー:いやいや、まだ大丈夫。ガルダインが六ゾロを出してくれれば・・・
ガルダイン:え?知名度13だから6ゾロでも抜けないでしょ?
GM:いえ、6ゾロの時に達成値を求める場合『更に達成値に+5する』ルールがあるので6ゾロであれば判りますよ。
ガルダイン:技能無しでも行けるのか・・・・よし!
ピンゾロ。
ガルダイン:50点頂きまーす。
全員:(大爆笑)
ペパーミント:おめでとう!やりますねぇ!
ヒューゴー:期待を裏切らない出目を出しやがって・・・
マリア:やはり天才・・天災か!?
GM:運命変転は無いんですかぁ!?
ガルダイン:無いです。人間なんて居ないんですよこの世界。
マリア:残念だったなGMよ、なんでしょうねこの植物
セージ組であるヒューゴーペパーミントの出目が全員振るわずまさかの知名度すら判らない非常事態。
闇の霧の中で、相手の事も判らない。想定しうる最悪の状況でのラスボス戦だ!
GMとしては殺しに行くが頼むから勝って欲しいのだ、殺したいけど全滅させたいわけじゃないのだGMは!
GM:うぐぐぐ・・・と、とりあえず見た目的な事だけでもお伝えしますね。
蔦の塊のような見た目の魔物です。中央には生気を抜き取られたようなボルグの死体があり、それを今投げ捨てた所です。
マリア:なんか喰っとる・・・
ペパーミント:3時のおやつか?時間的にも多分そこら辺ですよね?
ヒューゴー:このままだと我々もこいつのおやつになってしまう。
ペパーミント:でも、私達がアイツをサラダにしてやるんだ!
ヒューゴー:美味しくなさそう・・・・
ガルダイン:食うか食われるかの世界ってこういう事ですか。
GM:多分違うと思います・・・先制値は13ですどうぞ!
またしても出目が振るわず、全員失敗・・・かと思いきや
マリアの持ってた平準の指輪を破壊する事によって何とか先制値13を達成し、
PC達のターンから開始。
前線エリアにペパーミントガルダインの最強タッグ、
自軍後方エリアにマリアとヒューゴーの配置となる。
GM:この植物魔物に関しては固定値ではなくGMがダイスを振るのと・・・ダメージとかに関してはこちらが内部データとして処理していき、
君達に見えるのは『ダイスの出目』と『防護点を無視し、与えたダメージ数』だけお伝えしますよ。勿論こちらは防護点で差し引いた上でのダメージを負っていますが君らには判りません。
マリア:はーい!まぁ逆算したりしておおよその数値を自分達で出しますかね。
GM:それと改めてこの闇の霧は『完全な暗闇ではない為、行動判定-2』『知覚が五感(暗視も含む)以外であれば闇の霧の効果は無い』のでそこもご理解ください。
ヒューゴー:・・・ゲゲッ!?植物の魔物って大体『知覚:魔法』だったよな!?
GM:そうですね。(にっこり)
マリア:逆に考えましょう。避けられないなら相手にも効果があるモラルがやりたい放題だと。
ヒューゴー:確かに・・?元から最強の二人は回避低いし回避投げ捨てるか!よし初手貰いますよ!
ヒューゴー:では「喰らうが良いっ!暗黒邪龍滅殺波っっ!!!」言いながら・・・
全員:(爆笑)
ペパーミント:いきなり頭がおかしいのが出て来たなぁ(笑)
マリア:いいなぁ~、ヒューゴーのセンス好きよ私。
ヒューゴーの暗黒邪龍滅殺波もとい《モラル》 演奏判定の達成値は16。
半径50mに貴方達の感情を高揚させる演奏が流れ範囲内の対象は『命中+1』のボーナスを得る。
基礎楽素『↑』に加え、追加楽素『↑』を生成し、二つの楽素を得る。
ヒューゴー:あっ、七色ハチミツを舐めるのを忘れてた・・・
ペパーミント:もしかしてそれゲーミングハチミツですか?(ゲーミング色は約1680万色)
マリア:ヒューゴーが更に輝いてしまう・・・物理的に。
ヒューゴー:輝かないから!!!
ヒューゴー:えー、半径50mとなるので全体かな?この植物に音楽を理解する知性があればかかりますが。
GM:知性は無いですが精神効果属性は聞くのでこちらにもモラルは乗るものとしましょう。
ペパーミント:どうせ避けないし関係ない関係ない!
ヒューゴー:それで楽素『↑』が二つ溜まったので 次から終律が撃てるぞ~!
ヒューゴー:という訳で手番終わり!「さぁ行け闇の戦士達よ!!」
ペパーミント:「私達いつから闇の戦士に!?」
マリア:「闇の戦士だったんですわね私達・・・」
ガルダイン:「まぁ良いのではないか?闇の最強もかっこいいぞ。」
マリア:2番手貰っていきますね・・・えー、これならまたファイアボルトかな?
ペパーミント:相手植物ですしね。
ヒューゴー:何か蔦みたいなシュルシュルと音が聞こえますし植物ですよ多分きっと、判らないけど。
マリア:わからないな~、我等には判らないな~!
マリアの《ファイアボルト》
魔法行使判定の達成値は15に対しGMの出目は6。
残念ながら抵抗され半減のダメージとなり、5点の炎属性ダメージを植物に与える。
現在の累計ダメージ5点。魔法攻撃1回
ヒューゴー:出目6で達成値15に抵抗してくるか・・・強いぞこいつ!
GM:では5点入りまして・・・お次のPCどうぞー!
マリア:あ、ちょっと待ってね!パラライズミストをー・・・どうしようかな。
ペパーミント:ボスっぽいしどんどん使っちゃっていいんじゃない?
マリア:そうですねぇ・・・10枚もあるしどんどん使っていきましょうか!
ガルダイン:すごい!それでお酒が何杯飲めますか!?
GM:全部お酒で換算してくじゃんこのパーティー(笑)
マリア:えー、1000杯飲めますね!
ガルダイン:それを全部売るんじゃぁ~!
マリア:嫌じゃぁ~~~~!!!
ペパーミント:それで朝まで飲み明かそうぜ!!
ヒューゴー:このお酒の換算、『ガルダイン算』が楽しすぎるんだよなぁ!
マリア:とりあえずパラライズミストAを植物に対して撃ってから手番終了です。
GM:了解しましたー。では回避判定-1のペナルティ。
ガルダイン:ではガルダイン手番貰いますね、蔦の触手を避けながら近づいて懐に入ります。
ガルダインの
命中判定の達成値は16に対し、GMの出目は10で回避。
ガルダインの
命中判定の達成値は14に対し、GMの出目は8で回避。
まさかの命中が高いガルダインが両方とも回避されてしまう。
ガルダイン:両方回避!?
ヒューゴー:強敵だぞこいつ・・・
GM:まぁ純粋にこちらの出目も良かったですからね。
ガルダイン:最強が遠のいてしまった・・・終わりです。
ペパーミント:はい、では最後にペパーミント動きますよ~。
ペパーミントの
命中判定の達成値は12に対しGMの出目は出目7で回避。
闇の霧の影響は前衛組に多大な影響をもたらしているようだ。
ペパーミント:全然駄目だ!出目3じゃあ当たるもんも当たらん!!
GM:くくく、頑張って当ててくれよぉ(震え声)
マリア:GMが一番怖がってるじゃないですか(笑)
GM:うるさいうるさい!おらエネミーターン行くぞ!!!
GM:ではこいつ知性はないのでランダムとして・・・・ダイスで偶数が出たら酒、奇数が出たら兎に攻撃します。
GM:(コロコロ)ガルダインですね!
ヒューゴー:今酒って言わなかった??
ガルダイン:俺は酒なのか?回避振りますね~。
ガルダインの回避判定。
達成値8に対してGMの出目は7で命中。
打撃点を隠す事は難しいので打撃点は公開し、2D6+6の蔦をガルダインに叩きつける。
ガルダインは12点の打撃を側頭部受けるが・・・・
ガルダイン:防護点3点で受けて9点ダメージ受けまーす!
GM:それと後精神抵抗もお願いします。攻撃に当たると発動する能力があるんです。
ガルダイン:お?なんだなんだ?
ヒューゴー:植物なのに生命抵抗ではなく精神抵抗を要求して来る奴・・・?
ペパーミント:あかん!魔力撃なんてしてたら抵抗失敗するわ!!
マリア:そうだわ、抵抗下がるから・・・相手の能力次第では止めた方がいいかも。
ガルダインの精神抵抗判定。
達成値14に対してGMの出目は8で抵抗失敗。
横に振られた蔦の打撃を側頭部受けて、地面を転がるが・・・・そのまま起きてこなくなる。
少し耳をすませば今朝聞いた懐かしいいびきが聞こえ、戦闘中にも関わらず眠っている事が判るだろう。
ガルダイン:ぐごぉ~。
ヒューゴー:うっわ、睡眠させる攻撃!?厄介な事この上ないぞこの植物!!
マリア:ヒューゴー!!私達にはヒューゴーの《アーリーバード》があるから!!
ペパーミント:ありがとうヒューゴー・・・お前が主役だ。
GM:はい、では手番終わってPCターンです!
ヒューゴー:「どうした!?誰かがドサッ倒れる音が聞こえたぞ!?」何も見えてないのでな。
ペパーミント:「私は生きてるよ!」
ガルダイン:「ぐがぁ~・・・」
ヒューゴー:「このいびきはガルダイン!?あいつ戦闘中に何寝てやがるんだ!?」
ヒューゴー:「黎明の鳥よ!かの者を叩き起こすがいい!!」って言いながら《アーリーバード》を演奏しましょうか。
ガルダイン:やったー!これで起きれるぞおはようござい・・・・あ。
GM:ん?
マリア:何かありました?
ガルダイン:・・・・ガルダイン、赤の眼鏡装備してましたわ。
ヒューゴー:じゃあそもそも赤の眼鏡が破壊されて眠らないのでは?
GM:では・・・一瞬「ぐがぁ~」と寝たんですが倒れた瞬間に赤の眼鏡が破壊され即座に起きれた事にしましょう。転倒もないです。
ヒューゴー:でもあれですね、酒1000杯分の赤の眼鏡が破壊されたんですね・・・
ペパーミント:本当だ!辛そう・・・
ガルダイン:では立ち絵に書いてあるゴーグルがパリーンと割れますね。
マリア:ガルダインのアイデンティティが・・!
ペパーミント:他にもあるでしょアイデンティティ!!
ガルダイン:もう俺は俺ではないかもしれない。
全員:(大爆笑)
ヒューゴー:ではえっと、《アーリーバード》を取りやめて《終律:春の強風》を奏でますね。
ヒューゴーの《終律:春の強風》 楽素『↑』を消費。
達成値16に対してGMの出目は8で抵抗。
植物にも音楽を理解する知能があるかどうかは判らないがなにはともあれ抵抗するが、威力表の出目はよく8点の風属性ダメージを植物に与え、
現在の累計ダメージ13点。魔法攻撃2回。
ヒューゴー:う~ん、本当に強敵だなぁ。
マリア:多分相手の抵抗値が+8以上ありますからー・・・GMの出目もあって大分キツイ。
ヒューゴー:「荒れ狂う風よ、かの者に闇の裁きを・・・!!!」
ヒューゴー:とか言ってこう・・まぁなんか見えない所に闇雲に終律をですね。
GM:じゃあ闇のなかに闇雲に行った闇の裁きですね(笑)
ヒューゴー:そうですね、闇雲の裁きです。
マリア:変なダジャレが展開されていくぅ!
ペパーミント:それはそれで強そうでは?
ヒューゴー:そんな感じでヒューゴーの手番は終わりでーす。
ガルダイン:ではマリアより先にに前衛が手番貰いましょうかね、まだパラライズミストが残っている内に。
マリア:ああ、そうですね。私の手番で今あるパラライズミスト切れてしまいますし・・・
ガルダイン:さて、どうします?ペパーミント先動きます?
ペパーミント:じゃあお言葉に甘えて・・・ちょっと魔力撃宣言するの怖いな~と思いつつそんな事思ってる場合じゃないわという事で魔力撃しますわよ!
ペパーミント:耐久戦よりダメージレースで勝っていくのが最強の務め!!
マリア:そうだそうだ!それが最強の務めだぞ!
ガルダイン:うぐぐ・・・全力宣言しないつもりだったのにこれは宣言せざるをえない。
ヒューゴー:大丈夫大丈夫、寝てもすぐに起こしてあげるから。
ペパーミントの
命中判定の達成値は18に対しGMの出目は出目10で命中。
闇の霧の影響は前衛組に多大な影響をもたらしているようだ。
ヘビーメイスを大きく振りかぶり蔦の触手を一本ちぎり飛ばし、18点の打撃ダメージを与える。
現在の累計ダメージ31点。魔法攻撃2回。物理攻撃1回。
ガルダイン:素晴らしい、良いダメージ!
GM:蔦の触手一本ちぎれて「ピギィッ!?」と声を・・・声をあげれないけどあげます。
ヒューゴー:どういうこっちゃ(笑)
ガルダイン:イマジナリー鳴き声だ(笑)
ペパーミント:「なんか苦しんでるっぽいよ!このまま畳みかけるよ!!」
ガルダイン:「なるほど!全く見えんが・・・・そうなんじゃな!!」
ガルダイン:ではガルダイン攻撃しますよ、全力攻撃はやめておこうと思ったけどペパーミントを見て思い直しました。全力攻撃だおらーー!!
マリア:いいのよ?全力攻撃やめても(笑)
GM:互いに影響しあう良いパーティーですね(目を逸らす)
ガルダイン:こんな所で男を失う訳にはいかない・・・!
ガルダインの
命中判定の達成値は13に対し、GMの出目は6で回避。
ガルダインの
命中判定の達成値は17に対し、GMの出目は7で命中し、
ガルダインの最強の右腕から奮われるチェインスティックが蔦の触手を引きちぎり、16点のダメージ。
現在の累計ダメージ47点。魔法攻撃2回。物理攻撃2回。
ガルダイン:よーし!やっと一発当たった!
ペパーミント:ガルダインは出目が同値なら当たるのかこいつ・・・
ガルダイン:一発目が当たれば全力攻撃だったものを・・・これで手番終わりです。
マリア:ではお次頂いてー・・・またファイアボルトでいいかな?
ヒューゴー:まだ回復が必要なぐらいでもないしいいんじゃないかな。
マリアの《ファイアボルト》
魔法行使判定の達成値は9に対しGMの出目は11。
流石に出目3では当たり前のように抵抗され半減のダメージとなり、5点の炎属性ダメージを植物に与える。
現在の累計ダメージ52点。魔法攻撃3回。物理攻撃2回。
最後に忘れず《ヒールスプレーB》をガルダインに使用し、HPを3点回復。
ガルダイン:ありがと~!
ヒューゴー:いいですね!出来る内に回復するの大事。
マリア:ちまちま回復させて貰いますよ。
ヒューゴー:あ!ちょっと待って!?マリアさん『ターゲティング』ある・・・?
マリア:あるよ?
ガルダイン:ファイアボルト撃ってますからね。
ヒューゴー:そうだ、ファイボルト撃ってるしあるわ!!ごめんごめん。
マリア:流石にね、魔法使いするのに『ターゲティング』持って来ない人居ないから(笑)
ガルダイン:そこに『スローイングスター』を投げれるのに『ターゲティング』が無い人が居ましてですね・・・
ペパーミント:ヒューゴーも早く前に来ないと!!
ガルダイン:そうだよ、お前の『スローイングスター』でトドメを刺すんだよ。
ヒューゴー:俺が寝てしまったら一体誰がお前らを闇から救い上げるというのだ!?
ペパーミント:御託はいいからそのかっこいい歌を近くで聞かせてよ!!
ガルダイン:完全にヒューゴーの話聞いて無いぞこいつ(笑)
GM:ではエネミーターン行きますよ~。奇数がアル中、偶数が兎です。
ヒューゴー:アル中とか言い出したぞこのGM・・・
マリア:呼び方がどんどん酷くなっていくぅ!
GM:(コロコロ)・・・兎!お酒の次はおつまみが欲しくなったようですこの植物!!
ペパーミント:うわぁあああ!こっちに来るなぁ!!!魔力撃で抵抗下がってるんだぞ!?
ペパーミントの回避判定。
達成値12に対してGMの出目は8で命中。
先程のお返しと言わんばかりに頭上から蔦の触手を振り下ろし、ペパーミントは9点の打撃を受け・・・またもや精神抵抗。
ペパーミントの精神抵抗判定。
達成値10に対してGMの出目は9で抵抗失敗。
先程は『赤の眼鏡』のおかげでなんとか起き上がれたものの今回は『赤の眼鏡』もない為、もう聞き飽きたであろうガルダインのいびきが闇の中に響き渡る。
ペパーミント:あー、駄目だ寝た!「すやぁ~」
ガルダイン:「おいペパー!?」
ヒューゴー:「くっ、いびきが・・・そこまで五月蠅くないな。」
ペパーミント:「すやぁ~」
ガルダイン:「ふっ・・・やはり最強はこのガルダインのようだな。」
マリア:あー・・こいつアレですね、回避の固定値8ですね。
ガルダイン:ほう?
GM:ちゃんと計算してやがったアイツ・・・!!!
マリア:ええ、計算してましたよ。
ペパーミント:多分皆マリアが計算してくれると思ってました!
ヒューゴー:そうだぞ、マリア様は我等の参謀兼引率の先生兼お尻拭きなんだぞ!?マリア様に勝てると思うなよ!?
マリア:おい、お前ら!マリアは3歳だからな!?
ペパーミント:3歳だからどうした!私等の尻を拭けぇ!!!
全員:(大爆笑)
マリア:尻を拭けぇ!!!じゃないのよ!?自分達で拭く技術を身に着けてくださる!?
ペパーミント:兎のお尻をモフれるんですよ!?良いとは思いませんか?
マリア:あ、ちょっといいかも・・・
GM:騙され始めてる・・・
ヒューゴー:そんな感じで我々の反撃の3ターン目ですかね。とりあえずはまぁ『アーリーバード』で起こしましょうか。
ペパーミント:ありがとうございまーす!いつもお世話になっていまーす!おはようございまーす!
ペパーミント:「はっ!アタシは何を!?」
ヒューゴー:待って待って、まだ演奏してないから!演奏判定してからで!
ペパーミント:あ、そうだったそうだった!「すやぁ~」
マリア:気が早い(笑)
ガルダイン:そこから寝るのも早い(笑)
ヒューゴーの《アーリーバード》 演奏判定の達成値は15。
基礎楽素『↑』に加え、追加楽素『♡』を《楽素転換》で『↑』にして二つの楽素を得て
半径50mに存在する睡眠状態のキャラクターは即座に起きる筈だが・・・
ヒューゴー:よしじゃあこれで《楽素転換》で『↑』を得つつペパーミントを起こして・・・
GM:待て待て待て、残念だがペパーミントは「はっ!アタシは何を!?」と目覚める夢を見ていました。おやすみなさい。
ペパーミント:えっ・・・「すやぁ~」
ヒューゴー:あっ、そうか達成値が足りていないのか!出目9は高いぞ・・・
ガルダイン:そうか、達成値を抜かないといけないのか・・・
ヒューゴー:「な、なんだと!?目覚める気配がない・・・まさか我が闇の力を上回ったというのか!?」
ペパーミント:「うぅん・・・もう食べられないよぉ・・・」
ガルダイン:「ふん、中々に強敵のようだな!」
ヒューゴー:とりあえず楽素は『↑』を二つにしてモラルは継続で・・・お次どうぞ!
マリア:はーい、では先にマリア動きます。また焼くぞ~~!
マリアの《ファイアボルト》
魔法行使判定の達成値は11に対しGMの出目は2、自動失敗である。
魔法行使の出目は振るわないもののGMが遂に自動失敗を出して抵抗を抜き、
魔物の中心を球体の火炎が捕らえ焼き払うだろう。
ダメージは一回クリティカルしてからの14点の炎属性ダメージを植物に与える。
現在の累計ダメージ66点。魔法攻撃4回。物理攻撃2回。
最後に忘れず《パラライズミストA》使用し、相手の回避を-1させる。
全員:おー!
ガルダイン:マリアやるやん!
ペパーミント:貴女も最強よマリア・・・
ヒューゴー:では参謀兼引率の先生兼お尻拭きに火力役も追加してもらって。
マリア:多い!役職が多すぎるのよ!!!もっと分担して!?
GM:では、闇の霧の中ではありますが今の一撃がクリーンヒットしたのか蔦の触手の動きが酷く鈍り始めましたね・・・どうやら限界が近いようです。
ガルダイン:「大分弱って来たな、畳みかけるぞ!」
ペパーミント:「すやぁー!」
ヒューゴー:「くくく・・・では聞かせてやろう。深淵の旋律最終章を!」
ペパーミント:「すやぁー!!」
マリア:「・・・・ペパー、起きていません事?」
ペパーミント:「すやぁー?」
GM:寝息で返事をするんじゃありませんよ!!
ペパーミント:ただの寝息なんでセーフですセーフ!
マリア:ただの寝息か~、ならセーフですね。
ガルダイン:よし、じゃあ手番を頂きますよ。
ガルダインの
命中判定の達成値は17に対し、GMの出目は8で命中。
アッパーの要領で天井に張り付く植物の魔物に対し殴りつけて19点の物理ダメージを与え、
現在の累計ダメージ85点。魔法攻撃4回。物理攻撃3回。
GM:ではガルダインの一撃でまた「ビィッー!?」とイマジナリー鳴き声を発した後に植物の魔物はだらりと力を失い、その身体を地に落とすでしょう・・・戦闘終了です。
マリア:またイマジナリー鳴き声が・・・
ヒューゴー:どちらかというとイマジナリー断末魔ですね。
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