―最終章予告―

 全ては一本のゲームから始まった。

 『竜機大戦ヴァンフレア』――この物語に導かれし転生者たちとテラガイアの戦士たちによって世界の破滅のループは断ち切られた。

 そして激しい戦いと多くの犠牲を払い聖竜部隊は決戦の地オービタルリングに舞い降りる。



ミカエル「あの二人の戦いは誰にも邪魔させはしない。ここから先に行きたいと言うのなら私を殺してからにするんだな!!」


シリウス「この<ヴィシュヌ>を倒さない限り『テラガイア』の人々は全滅する。死ぬ気でかかってこないと……死ぬよ?」


ハルト「お前は世話を焼き過ぎなんだよ。チュートリアルかと思ったわ。――俺を甘く見てるとお前こそ死ぬぞ?」


ティリアリア「ありがとう、おじ様。ずっと私を見守ってくれて……愛してくれて……ありがとう……!!」


ラファエル「思いもしなかった……ぜ……こんな……最低な俺に……こんなに満ち足りた最期があった……なんて……な……」


シオン「僕たちは自分たちの足で歩いて行く。貴様たちの支配などくそくらえだ!!」


パメラ「皆は私が守る! 守ってみせる!! そして一緒に故郷に帰るんだ!!」


クリスティーナ「民の上に立つ者は彼らを守り慈しむ心を持っていなければなりません。わたくしのお父様はそんな人でした。あなたにはその様な心がお有りですか?」


フレイア「バストサイズはEカップ、好きな言葉は「くっころ」……フレイア・ベルジュ、竜機兵<ヴァンフレア>、いざ参る!!」


フレイ「俺の役目は味方の支援。聖竜部隊の背中は俺が守る! だからお前等は先に行け!!」


シェリンドン「この<ニーズヘッグ>がただの飛空艇ではないという事を見せてあげましょう!」


ノイシュ「負けてられないのよ……あんた達なんかに!!」


ロキ「ジン! ノイシュ! それを絶対に捕まえて!! それは……ヤマダと……ヒシマよ!!!」


ジン「我が斬竜刀は森羅万象を断つ刃なり!!」


カーメル三世「ありがとう、<クラウ・ラー>。我が愛機、我が戦友ともよ。君がずっと側にいてくれたから今の私がいる。どうか安らかに眠ってくれ……」


ガブリエル「踏み込みが……足りん!!」


セシル「頑張りましたね、マスター。少しだけ休みましょう」


シリウス「後は任せたよ、親友」


ハルト「後は任せろ、親友」


ガブリエル「これは<ヴィシュヌ>の……! それがどうしてここに……あり得ない!!」


ハルト「想いは確率を凌駕する。――人はそれを奇跡って呼ぶんだよ!!」




 決戦の地にて最後の戦いが始まりやがて収束を迎える中、聖なる竜は戦いに終止符を打つべく秘められた力を解放する。


ガブリエル「何だこのエーテルエネルギーは……! こちらのデータにない姿だと!?」


マドック「ハルト……行け! クラウスと……わし達の想いを乗せて……戦ってくれ!!」


ティリアリア「頑張れ……ハルト……頑張れぇぇぇぇぇぇ!!」


ハルト「ファイナルドラグーンモード完了。――行くぞ、相棒。これが最後の戦いだ!!」



 竜機兵物語、最終章『竜たちの凱歌』。そして星は未来へと歩み始める。

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