第22話 デイサービスにて。2
2階は誰もいないから静かだし、大きなソファがあるから休憩時間に寝ることができる。エアコンも使えるからラッキー。
トイレだって、あるしね。
と、私は甘い考えで2階にあがった。
職員は全員、とめたけどね。
エアコンを入れ、ソファに横になる。
視線の先はよく目撃されている倉庫のドアとトイレのドア。
倉庫のドアは勝手に開閉されると聞くので開かないように閉めたあと重い箱を置いてその前にズレないようにストッパーをかます。
「少し寝ますので静かに願います」
5分くらいたった頃か。
やたらと視線を感じる。
周りを見ても誰もいない。
気の所為?
もう1度周りをみる。やっぱり誰もいないよね……。視界の端に小さな違和感。
??
よく見るとトイレのドアが数センチ開いてた。ちょうど誰かが外の様子を覗くときに開ける感じ。
「@#$&…‥」
なんか、言った。そして、静かにドアが閉まる。えっと……。なんだ?
また、静かにさっきと同じくらいに開き、数秒後、静かに閉まった。
明らかに誰かいる?
怖いけど、確認はしないとね。
起きてトイレのドアを開ける。
このときに始めてこのドアがめっちゃ開けにくいと分かる。中はやっぱりカラ。
そのときに倉庫のドアが開かないようにかましてたヤツが全部コッチにズレる。
「は?」
私でもゼイハアした箱がスッと動いたのだ。ついでに言えばドアも開いた。
もうヤダ!耐えられない。
私は下に降りそのまま、自分の車で休憩をとることにした。
まだまだ続きますが今日はここまで。
次回をよろしく。
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