1-11 玩具屋の秘密
●玩具屋の秘密
GM : では、家庭教師のスニイプの姿をした蛮族を問い詰め、結果的に見逃す事にした所から再開します。
ミミ : とりあえず煙草消そ
GM : 因みに、蛮族を追いかける事も今ならまだ可能です。もしくは、それ以外の事をするか、でしょうか。
ミミ : 追いかける場合は追跡判定?
GM : 石畳に足跡は残らないですね。尾行判定になります。
ルカ : 羊皮紙を追うべきかと思いますね。話を聞くに相手も確実な情報を持っているわけではなさそうですし。
ミミ : 確かに、羊皮紙の行方という点ではこっちの方が情報持ってるしなぁ
ルルン : 本当かどうかわからんけど羊皮紙が危ないものっていうならそっちが優先になるのかなぁ
ミミ : 私も羊皮紙の行方を追うに賛成。スニイプを追いかけた場合に得られる情報って、単にスニイプがどんな勢力に属してるのか解るくらい?
ルカ : 本当でなくて逃げるための口実であったならそれでそれは良し、もし魔神に関する品であるのであれば早急に取り返したいです。
ルカ : 追いかけた場合はスニイプさん(とその組織)が何者かがわかるかもしれないですね……。
ルルン : とりあえずウェンディにざっと報告だけしておもちゃ屋行く?
ミミ : うむ。
アルフレッド : おもちゃ屋さん行きたい。
ルルン : 意味違くない?
ルルン : じゃあウェンディに会います。
GM : 門番を呼んだマコーリーの傍に、食堂で控えていたウェンディに会います。皆一様に怯えていますね(門番も)。
ルルン : 門番仕事して!
GM : 先程言ったように、スニイプが蛮族にすり替わっていた事と、今から羊皮紙を追うべく出発すると伝える訳ですね?
ミミ : スニイプ(本物)が死んでることは言わなきゃだよな。
ルルン : だね。羊皮紙が魔神にかかわるものかもしれない事、スニイプ(本物)が死んでる事、事件が大きいのでもしかしたらお父さんに言うかもしれない事(最終手段)、これから羊皮紙を追う為に玩具屋に行く事をそれぞれ伝えるよ。
GM : スニイプ本人は死んでいる事にはショックを受けます。並びに、例の羊皮紙が危険なものである可能性を憂う用に表情は暗く、重いものに。
GM/ウェンディ : 「分かりました……。まさか、ただ売られてしまうだけではなく、何者かの組織が狙っている可能性があるのですね」
GM/ウェンディ : 「その蛮族の嘘で、実際は大した事がないものだと願っています。皆さん、どうかお気をつけて」
ルルン : 「ウェンディちゃんも一人でいないようにね」
ルカ : 「有難うございます。できればここで護衛として残ることができればよかったのですが…。ウェンディ様も十分にお気をつけください」
ルカ : アルフレッドを護衛に置いておけたら最強なのですが
ミミ : 「ええ、まずは依頼通り、羊皮紙を取り返すことを第一に動きますので、その後の取り扱いについては一任しますわ」
GM : では、ウェンディの身を案じた冒険者の提案でウェンディを、マコーリー付き添いの下幸運の足亭に一旦退避させます。他のメイドは自宅待機。門番は空いた屋敷の見張りで最低限残す流れに。
GM : ウェンディとマコーリーは承知して、不安そうながらも冒険者達の幸運を祈るでしょう。
GM : トライネヤ駅まで移動し、そこから玩具屋までは10分なので14時45分です。
ミミ : 玩具屋は営業してる?
ルカ : ルルンに借金を返済しておきます(10G)
ルルン :もらいます。
ルカ : ……ギャンブルに助けられましたね。
GM : トライネヤ駅区は聞いていた通り、とても華々しい地域となっています。毛織物からファッション、そして芸術家の集う地域として流行の最先端。道行く人も、オシャレな人ばかり。皆、見せつけるように日夜最先端を追い求めたり、個性的な服装をしていますね。
GM : そこから壁外へ行くと、華々しい通りも減っていき、下請け達の苦労が垣間見える寮などが増えてきます。そんな壁外の一角に、玩具屋がありました。営業しているようです。
GM : 玩具屋は木造の2階建て。入口は正面にしかなく、扉の左右にはショーケースが設けられ人形やゼンマイ仕掛けの様々な玩具が飾られている。「レナードの玩具屋」と書かれた素朴な看板が扉の上に掲げられていた。
ミミ : まぁ取りあえず中に入ろう。
ルルン : 殴りこみに行こう。
ルカ : 穏便に済ませられたら良いのですが。
GM : では、扉を開けて中に入ります。
GM : 扉を開くと、店内はワンフロアになっており、中心にはロの字型のカウンター。そして左手奥には2階へ続く階段が見える。店内にある棚には、棚を埋め尽くすほどの人形を中心とした玩具が飾られており、子供ならば大喜び間違いなしだろう。
ルルン : 「すごーい!きれーい!」
GM : カウンターには、店主らしき、前掛けのポケットから色々な小道具を覗かせる初老の男性が居る。そして、そのカウンターの前には、中肉中背というこれといって特徴のない一般市民らしき男性二人、そして神官風の身なりをした男性が居て、ちょうど店を出ていく所だった。
ミミ : カウンターの前に居たのは3人ってこと?
GM : カウンターの前に居たのは3人です。皆さんとすれ違うように出ていきますよ。
アルフレッド : 「すごい量の玩具じゃのぅ」 すっと二階への階段付近へ
ミミ : 神官風の身なりの男がこんな玩具屋に出入りすることにPCは違和感を覚える?
GM : どうでしょうね 玩具屋に来るような年齢でもありませんが。一般的な感性次第でしょう。子供に買いに来たのかもしれませんし。
ミミ : じゃあ私は特に触れないかな
ルカ : 神官風の身なりの方がいらっしゃったとのことで、同じ神官として少しお話を聞きたいかなと。話しかけやすかったかな。
ルカ : 「すみません。神官の方とお見受けいたしますが。どのようなお買い物をされたのですか?」
ルカ : 聖印は見えないのでしょうか? ルカは首から下げてますので一目瞭然かと思われます。
GM : 聖印は見えないですね。声を掛けられ、男性は止まるでしょう。少しだけ怪訝そうに眉を顰め、ルカを、ひいては他の客である3人を一瞥します。
ミミ : 目が合った際に笑顔で返しとく。
GM/神官風の男 : 「ええ、この身と魂を神へ捧げる信奉者です。こんにちは」「どのようなお買い物と言われましても……ここは玩具屋ですから、人形等を購入しました」
GM/神官風の男 : 「それ以外に何か売っているのでしょうか?」
ルカ : 「このお店は初めてですので、それ以外に何か売っているかは存じ上げないのですが、その、妙齢の女性へのプレゼントを購入しようと思っておりまして、もし宜しければ参考に教えていただければと思いまして」
GM/神官風の男 : 「でしたら、アドバイスは難しいですね。神に全てを捧げている身なので、恋愛経験は豊富ではありません」
GM/神官風の男 : 「それに、子供に買うつもりのものしか選んでいませんので」
ルカ : 「全てを……とても敬虔なのですね」
GM : 男はにっこりと深い笑みをたたえます。「ええ」と。
ミミ : 男は紙袋みたいなの持ってるって感じ?
GM : はい。紙袋を一緒に連れている男性二人の内片方が持っていますね。
ミミ : 男性二人を引き連れて玩具屋は変だな。そこに違和感を覚えても不思議じゃないでしょ
ルカ : 「子供にとおっしゃいましたが、孤児院などに寄付されるのでしょうか?」
GM/神官風の男 : 「ええ、我が教会には試練を与えられた子供達が居ます。苦しみ、悲しみをその身に与えられている子供達が」
GM/神官風の男 : 「その子らの為にも、少しでも安らかな時を与えるべく玩具を購入しました」
ミミ : 「の、割には数が少ないように見えるが……」
ミミ : 「失礼ながら、荷物持ちとお見受けするが?」
ミミ : 意図としては、子供たちにプレゼントするためと言いつつ、紙袋は一つしか持ってない。
ミミ : 教会の子供が何人かは知らないけど、紙袋一つで済む量なら、そもそも男2人も引き連れるのはおかしい。こいつだけでも良いはずだ。
ミミ : だから、男二人が荷物持ちと仮定した場合、購入した人形の数が少ないと考える。
GM : なるほど、では意図を酌みましょう。
GM/神官風の男 : 「あぁ、購入物が少ないという事ですか。であれば、それ程資金が潤沢にはないのです。また、別件の用事もある故、連れてきているだけの事」
ルカ : 「僕もハルーラ様へお使えする身としてその子らへ祈りを捧げたく思います。場所を教えていただいても宜しいでしょうか」お名前も知りたい
GM/神官風の男 : 「同じ信奉者として見上げた信心ですね。シーン神殿にお行きなさい。その祈りは無辜なる子らに届くでしょう」
ルカ : 「手持ちのガメルが余った際はここの玩具もお持ちいたしますので、参考までにどのようなものを購入したのか見せて頂けませんか?」
GM : では、そこまで話したのならば……レナードが話に入ってきます。
GM/レナード : 「そこのお客さん達よ。何か買いに来たのではないかね? 神官様をそこまで引き留めるもんでもないよ」
ルカ : 僕も神官です!!
ミミ : これ羊皮紙ここで言っちゃっていいんじゃね?
GM : 神官風の男は困ったように微笑み、帽子のつばに手を添えてレナードへ感謝の会釈をします。
GM/神官風の男 : 「いえいえ、同じ神官として気になったのでしょう。これにて私は失礼します」
ミミ : 神官の男が無関係だった場合あれか、面倒なことになるか。ただ神官の男が関係者だった場合は、逃がすと面倒なんだよなぁ
ルカ : その通りです。
アルフレッド : 「店主さんや すこしプレゼントの人形を選んでいただきたいのが」
ルルン : 「お人形ほしーい!」と店の中に行きます
アルフレッド : 店主に店内を案内してくれと伝えます
GM/レナード : 「ほほう、いつもこの時間が幸せなんだ。誰かの手に渡るであろうプレゼントの玩具も、本人が選ぶ玩具についても」
GM/レナード : 「いいだろう、誰に対して渡すんだい? それにお嬢さんはどんなものがお好みで?」
アルフレッド : 「12歳の女の子なんだがな 相応しい人形が見つからんでな」
ルルン : 「んーかわいいの!」
GM : レナードは快く会話に付き合います。まるで子供へ話すように、暖かい笑みを浮かべていますね。
ミミ : 因みにシーン神殿についてPCは知ってる?
GM : シーン神殿は一般的に知っていてよいですよ。
ルカ : やった~
ミミ : まぁここで尾行は大いにアリ
アルフレッド : レナードを連れて店内を物色します
GM/レナード : 「12歳の女の子かぁ。であるなら、人となりも詳しく聞いてもよいかね?」「可愛いのならばいくらでも選べる。さぁ、ドワーフの御仁の話を聞きながら見て回るか」
アルフレッド : 「人形を動かせる魔術を覚えておってな! お父さん思いの優しい子なんじゃ」
ルルン : 「あの神官さんが買ったやつがいいー! なに買ったのー?」
GM/レナード : 「人形を動かせる? ほほう、それはわしと同じ操霊術師という事か。いいお家なんでしょうな……」「あの神官さんは子供向けにぬいぐるみを買ったよ。ウケが良いように、動物モチーフのを数個ね」
ルルン : 「えっおじいさん操霊師なのー!?すごーい!」
ルカ : ここに羊皮紙が届いた可能性を考えると、この男性3人に渡っている可能性もあるのですよね……。
ミミ : 普通に尾行でいい気がする。
GM : 神官風の男、もう行ってもいっスか?(汗)
ルカ : 疑わしい可能性もありますけど……途中でレナードが止めたあたりもですね。
ルカ : 「お時間取らせてしまって申し訳ありません」
GM : では、神官風の男は去っていきます。
同じ神官として、もしくは強く怪しいと睨んだゆえか神官風の男をどうするかについてルカが悩み、ミミと相談する。シリアスな雰囲気漂う一方、その背後ではルルンとアルフレッドがレナードへ不信感を与えない為か、邪魔をさせない為に人形について何を買うかのロールプレイを無限に繰り広げていく。
散々会話し、色んなものを見て回った結果、どうやら購入する人形は妖精にするようでした(笑)
ルルン : 「妖精さんみたいなやつはいいかも!喜びそう!」
ルカ : 尾行してみましょうか。
ミミ : 賛成だね。じゃあ見失った人は玩具屋前集合で。
ルカ : 玩具買いに戻ります。
ルルン : 「なにがいいかなー!」とルカに駆け寄ります。
ルカ : 孤児院宛の人形を適当に見繕ってもらおうかな。
アルフレッド : 「妖精さんじゃ妖精さん!」
天真爛漫という感じのルルンがはしゃぐのはまだしも、アルフレッドのはしゃぎっぷりはちょっと看過出来ない程の幼児退行が起こっている気がします……このおじいちゃん、パーティのボケ役を狙ってきているな……?
GM/レナード : 「妖精さんのぬいぐるみでいいかい?」
ミミ : では一足先に玩具屋から出て神官風の男を尾行判定するぜ
ルカ : 名前も教えてくださらなかったですからね。怪しさ満点なので追いかけさせていただきます。
アルフレッド : 「よいのよいの! Mサイズじゃ!」
GM : 可愛らしい妖精のぬいぐるみMサイズ 50ガメルとなります。
アルフレッド : 「50Gじゃ店主さん!」
ルカ : ルルンさんがほしそうにしてた人形を買っておきたいですね……。
ルルン : 「いっしょのやつほしーい!」
GM : 4大妖精ありますが?
アルフレッド : 「ウンディーネにしようかの」
GM : ではプレゼント用なのでしっかりラッピングしておきます。初めてなんでラッピング代はサービスです。
アルフレッド : 「おおーありがとうのぅ」 髭の裏に収納。
GM : 髭の裏どうなってるんですか?
ルルン : 「おんなじのかっていいー?」とルカに聞きます。
ルカ : 「はい、お好きなのをどうぞ」
ルルン : 「おんなじのくださいー!」
GM : ありますねー では同じようにお渡しします。レナードは笑顔です。
ルカ : ルルンさんとミミさんに買って渡しますね。女性には人形なんだろうな。
ミミ : 28歳(女の子)
ルカ : いつまでたっても女の子ですよ!
ルルン : 50G渡す前にルカが払ってしまってどうしようとおもったお金をルカのポケットにいれます。
ルカ : ん? 50ガメルの人形を2個購入してポケットに50ガメル……?
ルカ : 「どうぞ、ルルンさん。ミミさんも」
ルルン : 「わーいありがとー!」
ミミ : 「え、私にかい?」
ミミ : 「え、あ、そうだね、ああ、ありがとう」
ミミ : 男性からのプレゼントは素直に受け取っておこう。
ルルン : 「やったー!」
ルカ : 「プレゼントなどはあまりしたことがないので喜んで頂けたなら嬉しいです」
ミミ : 「ぶっちゃけ私も人生で初めてだよ、正直死ぬほど驚いている」
ルルン : 「ルカ君ありがとー!」とおおはしゃぎします。
GM : では、見失わない内に、人形購入を終えた冒険者達は尾行しにいきます。
ルルン : 「レナードさんもありがとー!」と言いながら外に出ます。
ルカ : 「ミミさん、人形はお好きではありませんでしたか?」
ミミ : 「男性からのプレゼントを喜ばない女は居ないぜ?」
ルカ : 「そうですか、良かったです」
ルカ : では尾行ですね 間に合って。
ルルン : 「なにするの?」
ミミ : やるか。
ルカ : 「やはり先程の方々、少しだけ違和感を覚えましたので……」
GM : 尾行判定を行い、神官風の男を追いかけますね。
GM : 尾行判定に失敗すれば、見失い、撒かれるものとします。判定を振らない人は、尾行する者の更に後方でついていくとします。
GM : 判定に失敗した人についていた人も、同時に見失いますので。判定を振る人と、振らない人は誰についていくか教えて下さい。
ルルン : 判定ふりません。ルルンはルカについてきます。
アルフレッド : 判定振らんぞ。ジークに乗ってミミについて行く。
GM : 判定どうぞ
ルカ : 15!
ミミ : 11だな。
GM : (ころころ……)
ルカ : 相手はキョロキョロしてませんか。
GM : 後ろに連れた二人と会話しながら歩いています。注意は少し散漫のようです。が、しかしミミの尾行はバレてしまいます。
ミミ : やべ
GM : チラリと後ろに居るミミに気づき、神官風の男はサッと路地に消えていき、残念ながら見失ってしまいます。
ミミ : では玩具屋に帰るか。
ルカ : アルフレッドさんがいないと体がぐちゃぐちゃになってしまう……。戦闘になりませんように。
ルルン : 助けられるかな……。
GM : 一方でルカの方には気づけなかったようです。そのまま追跡すると、神官風の男と連れの二人はトライネヤ駅に到着しました。
ルカ : どちらへ向かうかですね。
ルルン : どっちかな。
GM : そして、そこで切符を買う前に3人で立ち止まり、話し合っているようです。話し合っていますが、人混みの喧騒で聞こえません。
ルカ : 聞き耳したいですね。
GM : この人混みなら、相当近づかない限りバレないとしましょう。ルカとルルンは合流したとして聞き耳判定をどうぞ、目標値は13です。
ルルン : フェアリーサポート行使 対象ルカ かかったよ。
ルカ : 耳を支えられたッ……聞き耳判定は14です。
ルルン : 私も14だった!
GM : 2人とも、喧騒の中会話を盗み聞きます。
GM/神官風の男 : 「全く、なぜ冒険者達が尾行してきたのでしょう。これもまた試練なのか」
GM/神官風の男 : 「まぁいい。ここまで来れば後は御使いに渡すだけ。このカモフラージュもかさばるだけ、捨ててしまって下さい」
ルカ : ンッ!
GM : そう指示すると、二人の連れの内、紙袋の中からぬいぐるみを二つ取り出し、ゴミ箱に捨ててしまいます。
ルルン : ビンゴ?
ルカ : 「……」もったいない……。
GM : しかし、紙袋は捨てません。中にはまだ何か残っている様子。ぬいぐるみが取り出され、かなりほっそりとしましたが、棒状のようなものが残っているようです。
ルカ : 羊皮紙か美少女フィギュアですね。orアニメポスター
ルルン : そんな趣味があったのか……R18??
ルカ : えっ
GM : レナードさん造型師の一般技能持ちだったか……そして、切符を購入します。線路は環城線。乗り場は南行きのようですよ。
ルルン : 「どうするルカ君」
ルカ : 「恐らくあの中身、羊皮紙ではないかと思います。できれば拠点を突き止めたいですが……ミミさん達ともはぐれてしまいましたから」
これ以上追いかけると、バレるだけでは済まない可能性があり、リスクを伴います。ただでさえ分断されている状態……しかも『シナジーを意識したパーティ』と言っていたなら尚更窮地に追い込まれるのでは? またドキドキしてきました。この連中に見つかった場合、命の危険だけではなくシナリオも色々とややこしくなるやも……。
ルルン : 「場所だけでも知りたいね。ついていってみよ」
ルカ : 「そうですね、そうしましょう」捨てられた人形は回収したいです。
ルルン : 「ぬいぐるみかわいそう!」
ルカ : せっかくおじいちゃんが作ったのに。
GM : Sサイズのくまとうさぎのぬいぐるみです。
ルカ : 人形に罪はない!!
ルルン : そうだそうだ!
GM : 5ガメルを消費して、同じ列車に乗ります。
ルカ : 隠密判定を振っておきます……14
ルルン : 私も……10
GM : では二人は気配をなるべく殺して人混みに紛れようとしています。同じ車両に乗るか、隣の車両に乗るか、どうしますか?
ルルン : ルルンは隣の車両に乗ります
ルカ : では同じ車両で
GM : 了解です。では車両に乗ります。
ルカ : 「僕は同じ車両で情報を探ってみます」
ルルン : 「ルカ君気を付けてね」
GM : 列車は5分後に出発。
ルカ : 「ありがとうございます」
GM : それからグランドターミナル駅まで移動。3人の相手は静かに座ったままです。どうやら降りる気配はありません。そのまま出発。
ルカ : (降りませんね……)
GM : 次の駅にまで向かう途中、流石にルカに気づくかどうか判定しなきゃなりませんね。危険感知判定を振ります。
ルルン : たのむよGM!!
GM : (ころころ……) おぉ、男は気づいていません。では、ここでまた連れの二人に話しかけます。聞き耳判定をどうぞ、目標値は11です。
ルカ : 11……同値です。
GM/神官風の男 : 「それで……例の御使い達が訪れるのは何時ですか?」
連れの男 : 「17時~18時には到着する予定だな。大所帯でやってくるぞ」
GM/神官風の男 : 「それはそれは……苦労して手に入れた甲斐がありました。例の、我々を妨害しようと企んでると噂の連中はどうなのですか?」
連れの男 : 「あぁ、上手く潜伏してるみたいだ。妙に慎重だから掴み損ねている。が、心配はない。上手くたどり着いても玩具屋が関の山だろうよ」
ルカ : 時間を確認します……。
GM/神官風の男 : 「蛮族共の事です、下手すればそこまでたどり着くのもままならないでしょう……どちらにせよ、全て事が終わった後になりますね」
GM/神官風の男 : 「しかし冒険者どもが気になる……感づかれた事はないでしょうが。御使い達が居れば何も問題はありませんし、まぁよいでしょう」
連れの男 : 「そこらの衛兵が来ようとも、隠蔽出来る。その通りだ」
GM/神官風の男 : 「全くもって便利なお力だ。まさに神の試練たるや……」
GM : といった感じの内容の話を小声で交わしています。ガグホーゲン駅に到着。3人はそこで降りていきます。
ルカ : では降りてルルンさんと合流。
ルルン : いなくなったルカを見て慌てて降ります
ルカ : 「彼ら、やはり羊皮紙を持っていて何かを企んでいるようです」
ルルン : 「ルカ君の感は正しかったね!」
ルカ : 「ええ。残念ながら、ですが……」杞憂だったらどれほど良かったか……!
ルカ : シーン様の名を語る不届き者めら
GM : 3人が壁外方面に降りていくのは、この時点で分かってよいでしょう。この時点で、15時25分です。
ルカ : 「17時~18時のあいだに来訪者が来るらしいです」
ルルン : 「あと2、3時間か……」
ルカ : 「恐らくですが……伏兵なのかなと思います」
ルカ : 「相手の本拠地を探っておきたいところですが……ミミさんとアルフレッドさんと合流も急ぎたいですね」
ここからまだ尾行を続けるかどうかの相談をし始めた為、一度中断し、尾行が気づかれたミミとアルフレッドのシーンを進めた方がいいかもしれなくなってきました。ミミとアルフレッドが上手くやってくれた場合、ルカ・ルルン組に何かあったとしても、駆けつけられたり出来るやも……。
GM : シーンを切り替えます、玩具屋前に戻ってきたミミとアルフレッド。少し待っても、ルカとルルンは戻って来ません。
ミミ : 「ふむ、ルカ君達は上手くいったようだな」
アルフレッド : 「見失ってしまうことだけは避けたの」
ミミ : 「役割分担は大切だと実感したよ。では惨めにも撒かれてしまった私達も役目を果たそうじゃあないか」
アルフレッド : 「そうじゃな。さあ我々は我々でできることをしようかのぅ」
ミミ : というわけで再度入店。他に客はいる?
GM : 客は居ませんね。
ミミ : よし
アルフレッド : 「店主さんや 少し聞きたいことがあるんじゃがのぅ」
GM/レナード : 「おや、なんだい?」
GM : 読書をしていたのか、ぱたんと本を閉じて向き直ります。
アルフレッド : 「羊皮紙をどこにやったんじゃ」
一体何故でしょう。アルフレッドとミミがここで情報を得て、ルカ・ルルン組の方へ向かうような手がかりが得られればと思っていたのですが……いきなりのどストレートが飛んできました。あっちもこっちも大変になってきたぞー!
GM/レナード : 「……? 羊皮紙は売っておらんが」
GM : と首をかしげます。
アルフレッド : 「ダミアンから全て聞いておってな。お主が依頼したことはわかっとるんじゃ」
GM/レナード : 「……」
アルフレッド : 「お主あれが何なのかわかっておるのか?」
GM : ダミアンの事を言うならば、白を切る事も出来ないのでしょう。レナードは優しそうな顔から一転し、険しい顔つきになります。
GM/レナード : 「なんとまぁ、腐っても冒険者か。もしくは、ダミアンがうつけだったか……」
アルフレッド : 「まだ腐っとらんわい」
ミミ : 「はっはぁ、ダミアン君のようなクズに依頼をしたのが仇だったな」
GM/レナード : 「一日も逃げ回れんとは、根性なしめ。それで、羊皮紙を返せと、そう言うのかね?」
ミミ : 「正直、ここにあるとは思っていない。実は先ほどの神官さまを尾行していたんだけどねぇ、尾行に気づかれたのか、撒かれてしまったんだが」
ミミ : 「そもそもただの神官が尾行に気付いた上に、それを問い詰めるのではなく、撒くという行為に出た以上、あれがただの神官ではない何かだとは考えている」
ミミ : 「というわけで、我々の質問は、“羊皮紙はどこだ?”ということなんだが」
アルフレッド : 「あやつらはどこに持って行ったのか?じゃな。正直に話してくれると助かるんじゃがな」
GM/レナード : 「ならば話は早い。推察通り、羊皮紙は既に同志に渡した。だが……」
アルフレッド : 「同志とな?」
GM/レナード : 「お前達はここから出られん。ここまで嗅ぎ付けた奴を生かしては帰せんからな」
ミミ : 「……なるほど」
GM : レナードは、先程閉じた本を掲げ、声高に叫びます。
GM/レナード : 「おぉ、魔神よ。我らの救い主であり試練! 今ここにレナードが信心を捧げます!」
アルフレッド : 咄嗟にジークを呼びつけます
GM : それは良いとしましょう。レナードが補助動作で合図をすると、店の扉が施錠されます。
アルフレッド : 「ジィィィク!!!!!
GM : そして今の合図が召喚物や仕掛けの始動にも繋がっていたのでしょう。
GM : 棚に飾ってあった、非売品と銘打たれている、飾り用の人形達が不気味に動き始め、吹き矢を構える。そして、2階から重々しい足音と共に、見た目によらない機敏な動作でゴーレムが2体降りてきた。
ミミ : 「はっ、結構な悪趣味なことで」
アルフレッド : 「レナードよ、お主自分がなにをしているのかわかっておるのか」
GM/レナード : 「分かっているとも……! もっと早くに分かっていればなおよかった!」
GM/レナード : 「魔神こそ救いであり、もっと早くに出会っていれば子供達から笑顔が失われる事はなかったのだ!」
GM/レナード : 「さぁ、苦しませずに死なせてやろう……奈落教団に栄光あれ!」
アルフレッド : 「ええぃ 魔神ごと打ち砕いてくれるわ!」
ミミ : 「ふん、それは此方の科白だ、異教徒どもが。神は神でも魔神でしたって? はっはぁ、笑えない冗談だ」
ミミ : そう言って笑う
GM : 奈落教団のものであろう本を大事に抱えながら、魔法の発動体を構えるレナード。
奈落教団とは、魔神はびこるアルフレイム大陸に潜む、カルト教団の事です。大破局の際、魔神のお陰で蛮族の侵攻が遅れ人族が助かった事があり、そういった経緯から魔神を崇拝し、奈落の大穴は神の試練などと考える危険な連中です。
GM : 戦闘となります。戦闘は簡易戦闘、敵は固定値です。
GM : 魔物知識判定をどうぞ。それぞれレナード、大きな石の人形です。
ミミ : レナードは抜いたが、大きな石の人形は10で1足りない。
アルフレッド : わしも9じゃ。
ミミ : 指輪割るか。指輪割ってボーナス+2で達成値12
GM : レナードは6レベルの人族、操霊魔法6レベル持っていますよ。更に、人形はストーンサーバント、5レベルの魔法生物が2体です。
ストーンサーバントが2.5ではデータがなかった為、2.0から拝借しています。更に特別な改造が施されているものとして、全力攻撃を習得しています。しかし、2.5では何故リストラされていたのでしょうか?
GM : 棚の人形はギミックとして動きます。冒険者サイドの手番全員終了時に吹き矢で2体に「2d+5」点の毒属性魔法ダメージを与えます。対象は敵の中からランダムになり、抵抗すれば半減です。これも目標値は14で固定値相当にしますよ。
GM : そして、ギミック扱いで動く棚の人形は構造物として戦闘に含みます。全てのエリアから隣接しているものとします。ただし、何体も居るので、範囲攻撃のみでダメージを与えられるものとします。ステータスは『HP:30 防護点:1』です。
先制判定は残念ながら、平目となってしまい、機先を制される事となりました。正直、アルフレッドの防護点であればストーンサーバントの攻撃はさほど脅威ではありませんが、ギミックによるダメージと合わせれば回復が追いつかなくなるのが恐ろしい所。
そして更に問題なのは、2人で戦闘に入っている事です! ルカ・ルルンへの助けとなればと思ったのにまさかこっちが危機に陥るなんて! 次回の戦闘はどうなってしまう事やら……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます