1-9 疑惑の家庭教師 まさかの授業参観?
●疑惑の家庭教師 まさかの授業参観?
GM : では、ダミアンのけしかけた用心棒を返り討ちにし、ダミアンを捕まえた所から再開します。ダミアンは必死にもがいてルルンのエントラップから逃れようとしますが、到底かないません。また、その間に用心棒達は倒され、降参の憂き目に。ダミアンは最初の余裕はどこへやら、必死に謝っています。時刻は12時20分
全員縛り上げ、冒険者達は魔香草タイム。一服した後に戦利品判定を済ませます。そしてここから、ダミアンから情報を搾り取っていきました。
GM/ダミアン : 「……深い事情があって……って言ってももう通用しないよなァ」
ルカ : なんと、深い事情ですか。
GM/ダミアン : 「羊皮紙がなんなのかは全く知らない。詮索するとヤバいかもと思った。今、羊皮紙はレナードって奴が持ってる……と思う」
ミミ : 「何故断言できない?」
GM/ダミアン : 「どんな代物か分からないだろ? もしかしたら魔術師が使うスクロールみてえなやつだったら、使ってなくなるかもしれないし、誰かに渡すつもりなのかもしれないし、って思って」
GM/ダミアン : 「だから持ってなかったとしても嘘はついてねえ、こりゃホントだ!」
ルカ : 「嘘をついているようには見えませんね」
ルルン : 「レナードって誰?」誰よその男!
GM/ダミアン : 「レナードは、トライネヤ駅区にある玩具屋の店主だ。面識はなかった。向こうが接触してきたからな」
ルカ : 「向こうから接触してきた……ダミアンさんがウェッジウッド家の庭師であることを予め知っていた可能性はありますね」うーん
ミミ : 「問題は、レナードがいつ、どこでダミアンの事を知ったかだねぇ」
GM/ダミアン : 「確か一週間かそこらだったかに、直接レナードって奴が、ハニーバッジャーで遊んでる俺に話しかけてきたんだ。そんでもって、既に俺がウェッジウッド家で働いていると知っていて、早速とある頼み事をしてきたいと言ってきた」
GM/ダミアン : 「話を聞かれない酒場にまで移動し、詳しく聞いて……そんでその依頼を請けたんだよ」
アルフレッド : 「羊皮紙はいつ渡したんだ?」
GM/ダミアン : 「今朝の9時頃だった」
ミミ : 「その詳しい話とやらの内容を話せ」
GM/ダミアン : 「ハミルトンが、封印されているか等して、開けないとある羊皮紙の巻物を持っているはずだ、と。どこにあるかは知っているのか?ってな。で、俺……報酬があまりに良かったんで、誰かにこの依頼を回されたくねぇって思い、知らないのに知ってるって答えちまった」
ミミ : 「はっはぁ、馬鹿だねぇ」
GM/ダミアン : 「つい勢いで嘘をついちまったが、お陰で頼まれた。しかしメイドならきっと色々知ってるから大丈夫だと踏んだんだよ」
ルルン : 「酷いことして!!」
ルカ : 「盗んだ宝石も売り払ったのですか?」
GM/ダミアン : 「あ、あぁ。売っぱらっちまった。レナードより高く売れるんじゃねえかと思って、先に故買屋へ行ったんだが……その時にな」
GM/ダミアン : 「羊皮紙は全くもって売り物にならない。好事家も興味を持つかどうかってんで、羊皮紙だけ手元に残したがな」
ルカ : 「貴方のその自己中心的な行動のせいで屋敷の方々にどれだけ迷惑がかかったのかお分かりになられていますか?」
ルルン : 「みんなを不安な気持ちにさせて酷いことして!」と激おこです
ルカ : 「ギャンブルで増やしたお金をどうこうとは申し上げませんが、売り払った宝石はきちんと買い戻してお返しください」
ここで痛恨のマスタリングミスが発覚。漁られた貴金属の中には、ウェンディの母親の形見である指輪が含まれているのを伝え損ねていました。指輪はダイヤがあしらわれた一般的なものですが、リングの内側にマリアと名前が彫られている特徴があります。
GM : ……と、情報の不足申し訳ございませんでした。ただし依頼は飽くまで羊皮紙に変わりはありません。取り返す事は必須ではないです。で、お金についてなんですが、貴金属は全て売り払い、3000Gのお金になりました。それをギャンブルにつぎ込み、現在の所持金は5500Gになっています。ダミアンをどうするか、この資金をどうするかは皆さん次第です。
ミミ : 宝石については、形見の指輪はマストで買い戻して、他は買い戻せるだけ買い戻せばいいんじゃない?
ルカ : ダミアン引き連れて売ってしまったお店に買い戻しに行こうかなと。
ミミ : 「宝石を売った場所はどこだ? あとついでに、羊皮紙を受け渡した場所も教えろ」
ルカ : 13時のカテキョがありますから、二手に分かれるのも手かなと。
GM/ダミアン : 「ガグホーゲン駅区にある、ロアって爺がやってる故買屋だ……レナードはトライネヤ駅区の……」
GM : と教えてもらえます。玩具屋は壁外の一角にあり、徒歩10分程の位置。
ルルン : ロープを取り出してダミアンを縛り上げる。
GM/ダミアン : 「土の次はロープかよォ! この土どうにかしてくれよォ、メリアさん!」
ルルン : 「お友達がしたいって言ってるからダメ!」
GM/ダミアン : 「随分とヤバいお友達もってんだな……」
ルルン : 「お友達の悪口いうな!」とぽこぽこ叩きます。
GM : 「痛え、悪かった、悪かった!」と謝り続けるダミアン。
ルルン : ふんっとたたくのをやめます。
ルカ : 形見の指輪は流石に取り戻さないと……。
ルルン : 「形見は取り戻してあげたい」
ルカ : 「僕と来てくださいますか? ロアさんのお店で宝石を買い戻しに行きます」ついでに戦利品のお金で魔香草買いますから。
ミミ : 「私もルカ君についていこう、屋敷の使用人の視線も痛いしね」
ルカ : 「正直宝石に関して詳しくはないので、ミミさんが来てくださるなら安心ですね」
ミミ : 「私も貴金属にはあまり興味はないんだが……ま、可能な限り善処しよう」
ルルン : 「そういえば家庭教師見たことあるよね? どんな人だった?」とダミアンに言います。
GM/ダミアン : 「あぁ、庭を通る時に見たくらいだが……陰気臭い奴だったな。脂っぽい髪で眉間にしわがいつも寄ってた」
GM/ダミアン : 「まぁ家庭教師やるってくらいには、確かに魔術師然とはしてたな」
GM : と、魔法の発動体を腰から提げていたと証言します。
ルカ : 「ルルンさんとアルフレッドさんは先にウェンディ様の元へ戻っていてください。お二人がいればきっとウェンディ様も安心でしょうし」
ルルン : 「はーい!」
ルルン : ついでに100Gをルカに渡します。「草ほしい!!」
GM : 言い方(笑)
ルカ : 魔香草購入了解です。
GM : では、二手に分かれる冒険者達。まず近い方からシーンを。まずは12時40分 ウェッジウッド邸に到着から。皆さんが帰ってくると、メイドが出迎え、ウェンディも話を聞きにやってきます。
2人はウェンディとマコーリーにダミアン捕縛を報告。マコーリー含めメイド達を安心させる。ウェンディは本当にダミアンが盗みを働いた事を知り、少し悲しげに。
更に、レナードについて知っているか、と聞くと……。
アルフレッド : 「そうじゃウェンディ嬢、マコーリーよ。レナードという男は知っているか? トライネヤ駅付近の玩具店の店主のようなんじゃが」
GM : メイドは知らないですが、ウェンディは顔を輝かせます。
GM/ウェンディ : 「まぁ、それなら聞いた事がございますわ」
ルルン : 「知ってるのー?」
GM/ウェンディ : 「父がよく一人になるわたくしに、寂しいだろうとよくお人形などを買ってくれますの。その玩具、トライネヤ駅区の玩具屋から買った事があると聞きましたわ」
アルフレッド : 「その人形等はトライネヤの玩具店から? なるほどのぅ」
ルルン : 「ウェンディちゃんはそのお店に行ったことあるの?」
GM/ウェンディ : 「いいえ、いつも慌ただしい父ですので、仕事帰りに買った事があるだけです。わたくしも、今度一緒に見て回りましょうとお願いしてるのですが、ね」
ルルン : 「うん!一緒に行けるといいね!」
GM/ウェンディ : 「……ルルンさんはお優しいですね。ありがとうございます」
GM : と、ウェンディは悲し気に微笑みます。
GM : では、家庭教師が到着する時間まで。時刻は13時 家の扉がノックされ、扉から黒いローブを羽織り、やや艶やかな、脂っぽい髪をした黒髪の男性が入ってきます。神経質そうな顔つきで、腰からは特注品らしい造形の発動体がぶら下がっていました。
GM : にべもなく入って来たかと思いきや、アルフレッドとルルンを一瞥し、片眉を吊り上げます。
外見を見た冒険者から口々に「一体何ワーツ出身なんだ」「闇の魔術を使いそう」「黒幕に仕えてそう」と野次が飛ぶ。シリアス一辺倒にならないよう、適宜ネタ要素を入れましょう。某偉大な漫画家の方も、それが大事だと説いておられました。
GM/スニイプ : 「これはこれは……冒険者がなぜここに?」
アルフレッド : 「ああわしは新しく雇われた門番じゃよ。よろしくのう」
ルルン : 「ウェンディちゃんのお友達です!」
アルフレッド : 「えーわしはアルフレッド おぬしは?」
GM/スニイプ : 「ドワーフの室内門番に、メリアの友達。今日は騒々しくなりそうだ……私はスニイプ。聞いてはいないのか?」
アルフレッドの突然の門番設定に面食らいながら笑います。
GM/ウェンディ : 「ど、ドワーフの門番アルフレッドさんと、お友達のルルンさんです。こちらはスニイプさんで魔術師の家庭教師で……」
アルフレッド : 「家庭教師とはきいておる 名前までは、のぅ。なにせ60じゃから」
ルルン : 「ルルン・ルーピーです! 初めて会うからご挨拶!」と会釈します。
アルフレッド : 「ではわしは仕事に戻るのぅ。ウェンディ嬢なにかあれば声をかけてくだされ」 室内入口に佇む
GM/スニイプ : 「ふむ、よろしい。しかしこれから、ウェンディ嬢が深奥なる魔術の世界を探究する。そちらこそ邪魔はしないように」
一同 : 深奥なる魔術の世界(笑)
ルルン : (なんかやな感じだなぁ)
アルフレッド : 「ほほほ 手厳しいのぅ」
ルルン : 「ウェンディちゃんが魔法使うところみたいな! 今真語魔法練習してるんですよね? 私も使えるようになりたいな!」
GM/スニイプ : 「では、早速始めよう。時間は有限だ……何? メリアのお嬢さんは教養に欠けているのか、はたまたジョークが好きなのか。どちらかね?」
GM : そう言いながら、宝石飾りをちらりと眺めた上で返事をします。
ルルン : 「ウェンディちゃんは魔法の才を持ってるって聞いたからウェンディちゃんの魔法見たらやり方わかるかも!」
GM/スニイプ : 「ほう……前者の可能性が高そうだ。なぜ私が生徒を一人増やさねばならん」
ルルン : 「教えてとは言ってないよ! みたいなぁっておもっただけ!」
GM/ウェンディ : 「え、ええ。わたくしからも是非お願いしますわ」
ルルン : 「ウェンディちゃんもこう言ってる!」
GM/ウェンディ : 「ルルンさんは魔法の才能がおありです。真語魔法などにも興味があり……」
GM : では、ルルンにスニイプが魔法文明語で喋りかけます。※ルルンは魔法文明語が分かりません。
ルルン : 妖精語で話しかけます『嫌なやつ!』
アルフレッド : 「腹減ったぞー」ドワーフ語で
ミミ : マウント合戦始まったわこれ
GM : では、スニイプは顔をしかめます。
ルルン : アルのほうを見て首をかしげます
一同 : (爆笑)
GM/スニイプ : 「全く、話にならん。授業を邪魔されたくはない」
GM : このままでは埒が明かないので、判定で決めてしまいましょう。冒険者レベル+知力Bで説得を試みて下さい。ウェンディの口添えがあるので、ボーナス+2を与えます。目標値は15です。
ルルン : 17!
GM : では、何かダメ押しでRPどうぞ
ルルン : 「邪魔はしないからいいでしょー!」とちょっと駄々をこねます
ルルン : 「授業中は話しかけないから!」
GM/スニイプ : 「……はぁ。これだから妖精使いは困る。呼吸以外は慎むように。さぁ、始めるぞ」
ルルン : 「……」(アルに目配せしてうなずきます)
GM : ウェンディは、そんなルルンとアルフレッドの様子を見て小さく笑って見せます。部屋に入り、勉強が始まりました。
そして家庭教師のスニイプを怪しむ冒険者による、抜き打ちチェックが行われます。授業は至って普通で、魔法の知識がある事は確かなようでした。歴史学、薬品学などなど……ただし、扱っている魔法系統は真語魔法のみです。そうこうしている内に、休憩に入り、話しかけられそうな時間が訪れます。
ルルン : 「どうして真語魔法勉強してるの?」と一回ウェンディに話しかけます。
GM/ウェンディ : 「えっ それは……先生の取り決めだからですわ」
ルルン : 「でもウェンディちゃんお人形動かしてたのに2つも覚えるの大変じゃない?」と笑顔で言います。
GM/スニイプ : 「それは、だなミス・ルーピン……失礼、ルーピー」
GM/スニイプ : 「才能だけでなんとかなる妖精使いには分からぬかもしれぬが、真語魔法・操霊魔法の覚え方は学術的に体系化されている」
GM/スニイプ : 「私の判断で、今は真語魔法から覚える方が、将来的に効率的だと判断したからなのだよ」
GM : スニイプはやれやれと肩をすくめます。
ルルン : 「そうかなぁ。お屋敷のお手伝いもお父様のできる操霊魔法のほうがよっぽど将来的に役立ちそうだけどなぁ」
GM/スニイプ : 「今は真語魔法を覚えてから、人形を動かしたり出来るよう教えようではないか。口出しはしないでくれたまえ」
そういったやり取りをかわした後、ルルンはお手洗いに行くという口実で、ウェンディと共に部屋の外へ。入れ替わるように、今度はアルフレッドが入室し、尋問タイムに入ろうとした所、スニイプから逆に質問をされてしまいます。
アルフレッド : 「スニイプ先生勉強の方はどうかのぅ 二人とも出てったが?」
GM/スニイプ : 「今度はドワーフの方か。ただの休憩、二人ともお手洗いへ行くだけの話だ」
アルフレッド : 「なるほどのぅこれは失敬」
GM : スニイプはため息をついていましたが、思いついたようにアルフレッドへ向き直りますよ。
GM/スニイプ : 「ところで、だ、君」
アルフレッド : 「君ではない アルフレッドじゃ」
GM/スニイプ : 「オホン、アルフレッド君。この屋敷で何かあったのだろう? 私もしばらくの間ここで働いていた身。何があったのか教えてはくれまいか?」
アルフレッド : 「それを聞いてどうする? わしはお主が何者かしらん お互い腹を割って話すなら別じゃがのぅ」
GM/スニイプ : 「何を言うか……私は紹介した通り、家庭教師で派遣された魔術師。変な勘繰りはよしてもらおう」
アルフレッド : 「スニイプ先生は何故それが知りたい わしは最近雇われた身 何か知ってるとでも?」
GM/スニイプ : 「冒険者である事は、私が見抜けない訳もなかろう。そして、庭師は来ておらん上に、門番と言いながら部屋の前に陣取っているわ、授業風景を見ようとするわ。何かあったと思わない方が不自然」
GM/スニイプ : 「何、珍しい老婆心という奴だ」
アルフレッド : 「ではそれを感じてスニイプ先生はどう考察する?」
GM/スニイプ : 「さぁ……事情を知らぬ身ゆえ、いくら教養ある私にも、そこまでは推察しかねるな」
アルフレッド : 「わしも詳しくは知らんが庭師が関係してると踏んでおる」
GM : では、何かあった事は間違いなく、そして庭師が関係していると聞いたスニイプは、屋敷に入ってきた時のように片眉を吊り上げた。
アルフレッド : 「スニイプ先生は庭師についてなにかしらんのか?」
GM/スニイプ : 「通りがかりにしか見かけん男だ。私は情報に協力は出来ないだろう」
アルフレッド : 「最近ウェンディ嬢やメイドたちに異変があったとかは? そういえばウェンディ嬢は隠しておったが 首元に痣があっての。魔術絡みの事故だったりするのかの? ありゃ消えるまで時間がかかるのぅ 可哀想に」
GM/スニイプ : 「メイドは数日前に、いつもより少し怯えた様子に見受けられた。一人ならまだしも、複数人だったから記憶に残っている」
GM/スニイプ : 「……首元に痣。まぁ、恐らくそれを私に聞く時点で察しがついているのかもしれんが……そうだ、私が原因だ」
GM/スニイプ : 「弁明はしまい。つい、教育に熱が入ってしまったがゆえの過ち。既に深く謝罪しているが?」
アルフレッド : 「ほう おぬしが。しかしその態度で深く反省と言われてものぅ」
GM : スニイプは、流石に少し勢いを弱めました。
アルフレッド : 「ここまできたらじゃ スニイプ先生よ レナードという男を知ってるか? トライネヤ駅付近の玩具店の店主なんじゃがな」
GM/スニイプ : 「……知らぬな」
アルフレッド : 「まあそこの玩具店の人形をウェンディ嬢が気に入っておるらしくてな。申し訳ないと思っとるならウェンディ嬢に買って送ってやったら喜ぶんじゃないか?」
GM/スニイプ : 「ほう……忠告、痛み入る」
このタイミングでの玩具屋の情報……これは使えるかもしれません。
GM : では、ここでアルフレッド、異常感知判定をどうぞ。目標値は12です。
アルフレッド : (ころころ) 11 あと1足りんっ
GM : 何もなかった、いいね(圧)
アルフレッド : 「きっとウェンディ嬢も魔術にさらに打ち込むかもしれんしな! スニイプ先生 ウェンディ嬢をよろしく頼むよ」
GM : では、窓際に立っていたスニイプは窓から離れて手近な椅子に座ります。
GM/スニイプ : 「ふむ。承知した」
プレイヤー同士で一連の出来事に対し、こうではないか、ああではないかと推測が繰り広げられる中、とある事が判明する。部屋の外に出たルルンはウェンディに、その気になる判明した事を聞いてみます。
GM : では、ウェンディとルルンの会話で。
ルルン : 「あの人、ウェンディちゃんが操霊魔法使えるの知らないって感じだったよね?」
GM/ウェンディ : 「ええ……そうですね。ちょっと違和感がありました。教えて下さったのは先生なのに」
ルルン : 「コマンドドール教えた本人が知らないってのはおかしいよ」
確かに、スニイプはルルンに問われ“今は真語魔法を覚えてから、人形を動かしたり出来るよう教えよう”と発言しています。これは大きな矛盾です。そして、スニイプの実力を推し量りたいと申し出たので、授業中、相手に気づかれないよう魔物知識判定が出来たか判定を振らせてみるものの、目標値に1足りず失敗。残念。
ルルン : ぴえん
ルルン : 「あとちょっとでわかりそうだったのになぁ……」
ルルン : 「とにかく!あの人はスニイプ先生本人じゃない可能性があるね」
GM/ウェンディ : 「そんな……先生が?」
GM : 得体の知れない誰かだと思うと、ウェンディは目に見えて怯えます。
ルルン : 「可能性だけどね。急に手をあげたり魔法を急に変えるなんておかしいよやっぱり」
GM : では、何者かが成り代わっている可能性を疑うのですね。さっきのスニイプの発言、そして手をあげた事や真語魔法を扱うという事を踏まえるなら、思い当たるものがあるかもしれません。もう一度魔物知識判定をどうぞ。
ルルン : 15!
GM : では、先述の特徴に一番近いものを思い浮かべられます。蛮族のレッサーオーガですね。
レッサーオーガとは、オーガ種と呼ばれる蛮族の下位種です。人族の心臓を喰らう事で、その見た目になり代われる上、真語魔法の使い手でもあります。
ルルン : 「レッサーオーガの可能性はあるけど……証拠もないし憶測だけど……」
GM/ウェンディ : 「蛮族……ですか? 詳しくは知りませんが、人肉を好んで食らう、という……」
GM : ウェンディは血の気が引いたように無表情になります。
ルルン : 「でもわからないし、全然そうじゃないかもしれない。戻っても私がそばにいるから頑張って冷静にね。何かあっても守ってあげる!」
GM/ウェンディ : 「わ、分かりましたわ。ありがとうございます。怖いですが……ルルンさんとアルフレッドさんが居るなら、なんとか……」
GM : 無意識でルルンの服を掴み怯えていますが、なんとかウェンディは持ち直します。
ルルン : ぎゅうと抱きしめます。とりあえず戻ろう、と戻ります。
そして、こちらのシーンを一度区切り故買屋の方へ。
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