第8話
とうとう雪が降る季節には、私の普段話すような女の子の友達は誰もいなかった。私は不満も、悪口も言わなかったが、周囲から見たら男たらし、女子からいじめられてるの?などという無責任な私を傷つける言葉が宙を舞っていた。気にはしなかったが、体育の時などに少し気を使った。また、学校の球技大会は男女別なので、グループを作る時に邪魔者の目で見られた。私は全然気にしなかった。それほど彼氏とその友達と話したり、ゲームするのは楽しかった。私は2年生に進む時に理系に進んだ。しかし、彼氏もその友達も文系であり、理系に進んだ少数の友達もクラスが別れてしまった。私は新しく友達を作れるかとても不安だった。また、新型コロナウィルスが流行したこともあり、1年生の途中から2年生の5月辺りまでは、ほぼ休校になっていた。私は学校が始まってから友達を作ることが出来ず、勉強のモチベーションも上がらなかった。さらには学校をよくズル休みする、テストでは200点中20点を取るような学校不適合者になっていた。学校が嫌いになり、自分の人生を考えた時、将来風俗で働くか、などと考えていた、そしてとうとう学校をズル休みしていたことが母親にバレてしまい、母親はとても怒った。原因は私にあるのだから学校に行きなさい。と、もし、いじめられているのなら学校に行かないことが許されただろうが、原因が自分にあったことを許してくれなかった。この時、母親とは落ち着いて話すことができ、お互いに成長をしたな、と私は偉そうに感じていた。
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