第23話 大会議
遥か昔より帝国は大陸の西側 暗黒大陸に住む魔族との争いが繰り返され、互いに領土と命の奪い合いで長年帝国は苦しめられてきた
だが 歴代最強皇帝にして剣帝と詠われたリエナの名のもとに来るべき魔王討伐及び魔族撃滅の大掛かりな作戦会議が行われようしていた
会議にはデミナスに兵器部隊 騎馬隊 魔法部隊 聖騎士団 リグレット博士に他の開発者など今までの帝国の重鎮さらに帝国五聖の面々が集結した
作戦は来年に大軍を引き連れ暗黒大陸に進軍し、魔王城目指し現魔王サガークを討ち破り 魔族完全討伐をするという大作戦だった
しかし、この作戦に乗り気じゃないものがいた
それはゼオンで彼は魔族であることを隠して帝都で暮らしていたが この作戦が上手く行けば魔族が絶滅して 自分も限界が来る
またルピスさんの過去を聞いてこれはただの虐殺ではないかと思う
ゼオンの心は晴れないままだったそんな彼を見たガルベドとシリウスは
ガ「あーすいませんが頼れる後輩から意見があるそうです!」
シ「発言を許可して頂きたい!」
と発言する後押しされ、彼は自分の気持ちを伝えた「魔王倒せば、他の魔族は殺さなくて良いと思います!」
大公は「今まで多く命を奪ってきたやつらに慈悲は必要はない生き残りがいればまた力をつけて戦うようになるならば摘み取るだけだと!」
聖十字教会の教皇も「魔族は倒すべき敵です
10年前 勇者の一族を根絶やししたのをお忘れですか?」
しかしゼオンは「確かに昔は大勢の命が犠牲なりました。しかし今を生きるものにとって過去を勝手押し付けて殺すなど罪ない子供に言うんですか!?
これは逆恨み 魔族を虐殺すれば 周辺の国は黙っていません!なぜわからないのですか!」と発言する
シリウスやガルベドも
シ「攻め込んでも魔王城までは距離があり、その道中いちいち弱い魔族を全て倒すは不可能です」
ガ「兵たちも限界がくると予想がたち疲弊してところを襲撃される可能性も十分ありえます」
イングリット隊長も「我らが目指すは魔王の首1つで敵の戦意を喪失させることが1番犠牲者が少ない戦略法であると私は考えます」
リエナも「確かにゼオンたちの言う通りだ!
我も勇者ではない魔王を倒せるかわからない! 慎重に行くべきだ!」
教皇は「ぐ~ しかしだな魔族は・・・」と言うが
他の面々もゼオンの言葉に納得いき打倒すべきは魔王とその強力な配下数人だけと話しがまとまる
「良く言った!」と褒められるゼオン
かくして大会議は穏便に幕を閉じるのだった・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます