第2話
「久しぶりね。来てくれてありがとう」
「この度は、突然の事でなんと申し上げていいか・・・」
彼女のお母さんは、優しい笑顔を見せる。
今日は激しい豪雨だった。
雨男の僕にはふさわしい日だろう。
「あの子から、別れ話を切り出されたのね」
お参りをした後、今でお茶をご馳走になった。
僕は、頷いた。
「その理由は・・・わからないわよね」
「ええ。事故に合った日に、話を聞くことになっていました」
「実はね・・・」
お母さんから、手紙を差し出された。
「あの子が、あなたに向けて書いた手紙よ」
「読んでみていいですか?」
「もちろんよ」
お母さんは笑顔で、頷いた。
僕は封を開けた。
そこに書かれている事実を知り、僕は眼を疑う事になる。
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