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  • こんにちは。
    ずっと感想を書きたい! と思っていたのですが……やっと筆を取っています。


    年齢的なものなのか、なぜか母親のような気持ちでずっと小湊青年を追いかけていました。
    そして最後はとても激しく悲しみがわいてきました。

    過去の自分の人生を振り返ってみても、自分がした選択が絶対的に正しいと分かっているのに、離れていった人や諦めた道が迫ってきて、どうしようもない喪失感があり、どうしてそういう気持ちになるのかどうにも説明できないことがありました。

    季節が過ぎ去っていく時の気持ちにも似ていますが、やはり人生には特別な時間があるようですね。そして一度だけじゃなく、数回、訪れますよね。これはそういう物語を書くか、読むことでしか表現できないものではないかと今、感じています。


    私の書棚を見てもそれなりに青春というか、迷いを重ねた時代を彷彿とさせる本とか、いろいろありますよね。職業訓練で使ったパソコン関連の本とかも、あの時必死だったなあと、もっと歳を重ねれば懐かしくなるのでしょうか。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございます。おそらくですけど、こちらを最後まで読んで下さった方は、崇期さんしかいないです。読みにくい上に五万文字もあったので、時間を取らせてしまったと思います。

    悲しみ、ですか。
    人によっては、
    「小湊の野郎、どうしようもねえ奴だな」
    と言われるかもしれないな、とは思っていましたけど、悲しいと言ってもらえるとは思っても居ませんでした。

    後悔はしていないのだけど、どうしようもなく振り返ってしまう物ってありますよね。僕はまだそれほど多く、そう言った経験はないですが、それでもあります。

    僕の本棚にも、今は必要ないけど「あの時の本」ってあります。なんだか捨てにくいですよね。僕の場合は、とくに達成できなかった本の方が捨てにくい印象です。好きな小説や漫画に隠れて、最下段の棚に眠る傷跡のようです。