ありくいばなし -ひめ(アリクイ)じい-

みなはら

第1話 ありくいばなし -ひめ(アリクイ)じい-


 ときはいつか。


 アリクイの王国でのことである。



◇◇◇




「あの〜、ひめ〜っ」


「ん〜?

なぁに、じい?」


 しどけないポーズで横たわるアリクイひめ。



「ひめ!はしたないですぞ……

「ベッドで、はだかネクタイなぞ、

王族やんごとなきかたのなさることではありませぬ……」


 いまいち強気に出れないアリクイじい。

 爪が無いから、つめがあまいのか!



「大丈夫っ♪

これは、わたくしの毛皮模様デザインだから♪」


「ネクタイじゃないの〜♪

それに、アリクイははじめから、はだかじゃないっ」


「ですが〜。

「ひめぇ……」


 気弱に食い下がるアリクイじい!


 ちょっと不機嫌になったアリクイひめ。



  https://29321.mitemin.net/i555119/




「じいっ!

そんなこと言ったら、あなただってはだかじゃない!」

「それに、じいの毛皮模様いろがらは、はだかレスリングスーツみたいよ〜♪」



「なんですとっ!

「なんということを!」


 突然にキレるアリクイじい!

 年寄りを怒らせてはいけない!

 先が短いから気も短いのだ!



「ふおぉ〜〜〜っ!!」


 気弱なアリクイじいが力強い威嚇ポーズを決める!

 爪が無いので、つめはあまいけど……


  https://29321.mitemin.net/i554557/




「ジュワっ……」



 アリクイじいは、

 キレても、結局は気弱な様子で威嚇ポーズを決めて変身する!


 アリクイじいは、アリクイ女神なはらという、

 なんだかよくわからないものに変身した!


 注. 姿はとくに変わりません♪ 性格は気弱なままです(笑)



 なぜ女神かというと、

 みなはらのやった『あなたの本来の姿』診断の結果が、

 『女神』だったからだ!



 アリクイじいに、作者めがみという超存在しょうもないものが取り憑ついた!!!




 戦闘開始の音楽が流れ出す!!



- アリクイ女神なはらが現れた! -


- アリクイ女神なはらは、様子をうかがっている -


- アリクイ女神なはらの攻撃! -

- 気弱な威嚇ポーズをした! -



- アリクイひめには効かなかった! -


 アリクイ女神なはらの攻撃は、

 爪が無いため、つめがあまい!



- アリクイひめの攻撃! -

- かわいい威嚇ポーズを決めた! -



「私をやさしくかまって♪」

「やさしくしないと、爪で引っ掻くからぁ〜♪」


- アリクイ女神なはらは、たじたじだ! -


  https://29321.mitemin.net/i555121/



 押されているアリクイじい!

 やはりつめがあまい!

 爪がないからか!



- アリクイ女神なはらは、最終奥義を発動した! -


- 奥義!アリクイっ! -

- 擬人化っ!! -




- アリクイひめは人間になった! -


- アリクイ女神なはらは、 -

- アリクイじいに戻って人間になった! -



- アリクイひめは妙齢な美女になった! -

- アリクイひめは、はだかでネクタイを装備している! -


- アリクイ女神なはら、もとい、 -

- アリクイじいは貧相な年寄り男性になるかと思いきやっ! -


- ムキムキ筋肉な! -

- コナン・ザ・グレートみたいなマッチョになった! -



 往年のアリクイじいはとても筋肉だったのだっ♪


 レスリングスーツはパッツンパッツンで、今にも破れてしまいそうだ!

 まるでサイズが合っていない(笑)


 じいとマッチョでは、

 レスリングスーツのサイズが違うということかっ!



- アリクイじい、もとい、 -

- マッチョレスラーの攻撃! -


- 攻撃の途中で、 -

- サイズの合っていないレスリングスーツが破裂したっ! -



 やはりっ、サイズが合わなかったのが原因かっ!?


 躊躇しないマッチョレスラー、もとい、

 はだかマッチョは、

 そのままアリクイひめ、もとい、

 はだかネクタイの美女に飛びかかるっ〜〜〜!!!!



「きゃあ〜〜っ♪」


- アリクイひめ、もとい、 -

- はだかネクタイの美女は悲鳴?を上げた♪ -





 ☆☆☆ 全年齢対応のため、以下の描写はカットされます ☆☆☆





- アリクイ女神なはらの奥義、擬人化の効果が解けた! -


- アリクイひめは、ベッドで倒れている -




- アリクイ女神なはら、もとい、 -

- アリクイじいは、アリクイひめに勝利した! -



 勝利の音楽が流れ出す!



- アリクイ女神なはらは、アリクイじいに戻った! -



 戦闘終了!

 音楽がとまった。



◇◇◇




「あの〜、ひめ〜っ」


「ん〜?

「なぁに、じい?」



 目を覚まし、

 しどけないポーズで横たわるアリクイひめ。


「ひめ!はしたないですぞ……

「ベッドで、はだかネクタイなぞ………




 ☆☆☆ おはなしは最初に戻る ☆☆☆





 なんじゃこりゃ!? (作者のつぶやきである)



〈おわじ〉 あるいは、〈エンドレス〉







 -出演-


  https://29321.mitemin.net/i555120/

  アリクイひめ :ヒメアリクイ(天理妙我さま製作のフェルトアート)


  https://29321.mitemin.net/i554558/

  アリクイじい :コアリクイ(天理妙我さま製作のフェルトアート)

  ※ アリクイじいと、アリクイ女神なはらは、

    都合上同じ外見となっておりまする(^ω^)






-あとがきもどき-


なんか、出来ちゃったのです(苦笑)


まずは、天理妙我さまに感謝を!(^ω^)


みょうがさんに製作していただいた、

フェルトアートの爪の無いコアリクイと、

同じくフェルトアートの爪付きのヒメアリクイが無ければ、

この(みょうちきりんな)物語は生まれませんでした!


みょうがさま、どうもありがとうございました!(^_^;)


  https://29321.mitemin.net/i555122/




挿し絵にお借りしたフェルトアート作品の写真についても、

重ねて感謝いたします。

どうもありがとうございました!(≧▽≦)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ありくいばなし -ひめ(アリクイ)じい- みなはら @minahara

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る