25、名探偵の告発
・8号車:2階展望室
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シャルリーヌ:どうも向こうには追い付けなさそうなので、私はこちらで活躍しましょうかね(苦笑)。
GM:こんな事になって大変申し訳ないですが。よろしくお願いします(汗)。
シャルリーヌ:さて、どうやってドロシーさんを追い詰めようかしら。
GM:ギルバートにもう一度【バニッシュ】を掛けてもらいますか?
リナリア:それかアントワネットにブレス使ってもらったら?
シャルリーヌ:いえ、私はもう少しクレバーなやり方で追求したいですわ(苦笑)。
GM:どのように?
シャルリーヌ:……クリスティさんは、残念ながらすでに殺されていると思いますが、どこで殺されたのでしょう?
トーニャ:自分の部屋ではなさそうでしたよ?
GM:そうですね。血の跡が作為的でしたからね。
リナリア:おそらく犯行現場をごまかす目的かな。ということは別で殺害し、血を抜き取って部屋に撒いたことになる。
シャルリーヌ:クリスティさんは、どこで殺されたんでしょう……?
GM:さぁ、どこでしょう?
トーニャ:プレイヤーは、今となっては夫人の部屋かなって思うけど? でも、夫人の部屋から出て行くクリスティさんが目撃されていたんですよね?
シャルリーヌ:……なるほど、わかりましたわ!
リナリア:何がわかったの?
シャルリーヌ:私は、やはりドロシーさんを告発しますわ。
GM/ドロシー:わ、私を!?(驚き)
シャルリーヌ:ええ、立証をする材料が足りないので推論の上ですが。残念ながらクリスティさんは、オークシィ夫人とドロシーさんによって、夫人の部屋で殺されたものと思います。
トーニャ:えー、じゃあ目撃されたクリスティさんは?(素)
シャルリーヌ:殺されたクリスティさんの心臓を食べて変身したドロシーさんだったんです!
リナリア:な、なんだって~!(棒)
シャルリーヌ:この事件にはオーガという魔物が絡んでいることは、すでに予想できていました。オーガであれば真語魔法も使えるので、部屋に鍵が掛かっていた説明もつきます。
GM/ドロシー:そんな、私は朝まで夫人の部屋までいたんですよ!
シャルリーヌ:それは嘘です(断言)。
リナリア:まぁ、証明してくれる人もいないしね。
シャルリーヌ:今は夫人の部屋を調べることはできませんが。後で確認すれば証拠は見つかると思います。ということでドロシーさんを拘束しても良いですか?
GM:はい。しかし、拘束されそうになったドロシーは後ろに飛び去り。その後、体が膨張し着ていたメイド服はビリビリに破れると、身の丈3メートルくらいのオーガがそこに現れました。
シャルリーヌ:正体を現しましたわね!
GM/オーガ:あー、メイドの振りを続けるのもいい加減疲れたわ! お前たちをみんな殺しにした後で、貨車の積み荷は、我らバルバロス・トレインレイダーズがいただく!
シャルリーヌ:あぁ、この前のお仲間ですか。はぁ、こちらこちらでタイマンですね(嘆息)。
リナリア:そっちにはアントワネットがいるからまだ良いじゃないか(苦笑)。
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