16、運行責任者からのオファー
GM:さて、障害物の撤去や壊れた窓などの応急修繕なども終わり、運行に支障がないことが確認できると再び南方国際鉄道は動き始めます。で、夜が明けまして朝を迎えると、皆さんは、ヴァンさんにラウンジ車に集められます。
・4号車:ラウンジ車
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ラウンジに三人が集まりますと、そこには料理長のレックスが腕によりをかけた豪華な朝食が用意されていました。もちろんアントワネット用の料理も一緒に。
トーニャ:わぁ! すごい料理。
シャルリーヌ:ヴァンさん、何のご用ですか?
GM/ヴァン:まずは昨夜の皆さんのご活躍お見事でした。改めて感謝の意を伝えるために、今朝はレックスに腕をふるまわせて朝食をご用意しました。
リナリア:とりあえず食べようか。
GM:どうぞ召し上がってください。で、食事が済んだところでヴァンさんは「実は皆さんに折り入ってご相談がありまして……」と、話を切り出します。
トーニャ:相談?
GM/ヴァン:はい。まず、襲撃を受けた際に負傷した護衛役の三人なんですが、思ったより傷の治りが良くなく、次の駅で降りて療養に専念することになりました。
リナリア:ふっ、そう来たか(苦笑)。
トーニャ:やっぱり男って使えないなぁ(ボソッ)。
GM/ヴァン:と、言いますか皆さんの方が、実力が上なんですよ(苦笑)。で、乗務員達とも相談をした結果、ここは皆さんを正式にお雇いした方が良いだろうという事になりまして、いかがでしょうか引き受けてくれませんか?
シャルリーヌ:私は、このような一流のサービスを提供していただける魔動列車に対して、お役に立てる事があるなら助力は惜しみませんわ。
GM/ヴァン:いやぁ、さすが貴族の出であるシャルリーヌ様! 我々のような者に対してなんとありがたいお言葉!
シャルリーヌ:露骨に持ち上げられているけど、シャルリーヌは喜ぶんだよなぁ(苦笑)。
リナリア:私は、何事も修行だと思っているので問題ない。
トーニャ:ま、お二人とはうまく連携も取れたし、私も良いですよ。
GM/ヴァン:それは良かった。では、運行責任者の権限により皆さんと正式な雇用契約を結ばせていただきます。まず皆さんの乗車賃は無料とさせていただきます。
PC全員:おぉ!
GM/ヴァン:その上で何事もなければそれに越したことはありませんが、今後トラブルを解決していただいた際には報酬が支払われます。またこのラウンジにある売店では冒険者に役に立つ消耗品などが購入できますのでご利用ください。では、よろしくお願いします。
PC全員:よろしくお願いします!
GM:あ、ちなみにリナリアと同室のリカントの女性も、怖くなって次の駅で降りることになりました。
リナリア:さようなら、特に出番がなかった同室の人……(苦笑)。
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