15、見えざる闖入者
・機関車
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GM:さて、障害物の撤去作業をしている最中。トーニャとヴァンは機関車の機関部へとやって来ましたが。ちょっと危険感知判定をしてみましょうか?
トーニャ:えーと、スカウト技能レベルと知力ボーナスを足したものが基準値でしたっけ? (ころころ)11ですね。
シャルリーヌ:ヴァンさんもタビットなので、冒険者レベルで判定できるのでは?
GM:確かに。タビットの種族特徴ですね。
判定の結果、ヴァンも達成値16で成功した結果、二人の後ろから姿を消してコソコソと近づいてくるものに気が付きます。
トーニャ:え? 誰ですか?
GM:声を掛けるなら、バツが悪そうな顔をしてルルーが現れますね。レプラカーンの種族特徴で姿を消していたようです。
リナリア:あぁ、あの子か……。
GM:ヴァンが「ルルーさんじゃないですか! 何をしているんです?」と問い詰めると、ルルーは「ご、ごめんなさい! 停車中なら見学しても大丈夫かと思って……」と、反省した様子です。
シャルリーヌ:いけない事と思いつつ、好奇心が勝ったというところでしょうかね?
GM:そうみたいです。ヴァンさんは「勝手にコソコソされるのは、感心しませんねぇ」と、ルルーを窘めます。
トーニャ:まぁまぁ、悪気はないみたいだし一緒に見学しますか? 私は、早く見学がしたい。
PC全員:(苦笑)
GM:トーニャにそう促されるならヴァンさんは、気を取り直して二人を案内してくれますよ。
トーニャ:わーい。
GM:ルルーは、トーニャが庇ってくれたことに感謝しますよ。「わ、悪かったわね。私、ルルーよ。よろしく」
トーニャ:あー、どうも……トーニャです。そういえば会ってはダメな人だったかも。
GM:(忘れていたの?)ま、トーニャと彼女とでは厳密には所属が違うはずですけどね。あなたはマギテック協会で、彼女は鉄道ギルドですから。
トーニャ:とは言え何かで顔を合わせたことがあるかもだしなぁ。えーと、あなたも魔動機師なんですか?
GM/ルルー:えぇ。私は、キングスレイ鉄鋼共和国の鉄道ギルドに所属しているの。あなたはどこの所属?
トーニャ:(目を泳がせて)えーと、私は新しい働き口を求めてブルライト地方に向かう途中で・・・…。
GM/ルルー:良かったら、うちの鉄道ギルドに紹介する? 腕もよさそうだし歓迎するわよ?
トーニャ:ん、ん~、どうしよっかなぁ~(汗)。
GM/ルルー:うちのギルド員はみんな、優秀なのよ。この前、爆破事故を起こしたマギテック協会とは格が違うんだから。
PC全員:(笑)
トーニャ:うう~~っ!(汗)
GM:ま、そんな事がありまして。機関部や運転室などの見学が問題なく済みました。
トーニャ:あー、疲れたぁ……(苦笑)。
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