6、アントワネットに夕食を
・2号車:シャルリーヌの部屋
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シャルリーヌ:アントワネットと一緒に食事をしたいのですが、ルームサービスってお願いできるんでしょうか?
GM:スウィートルームにだけ、特別に料理を届けるサービスがあります。頼むときは2号車の廊下に待機している車掌に言ってください。
シャルリーヌ:では、お願いすることにします。
GM:「御用でしょうか?」と、車掌のアイザックというルーンフォークが、シャルリーヌの部屋に入り……。まず、アントワネットを見て目を丸くしますね。
シャルリーヌ:(気にせず)あの、夕食を部屋まで届けてほしいのですが。この子の分も一緒に。お願いできますか?
GM:車掌のアイザックは、「畏まりました」といって注文を取って外に出ていきました。ほどなくして料理が運ばれてきます。運んできたのは、シェフの格好をした黄色い鱗のリルドラケンとエルフのウェイトレスですね。リルドラケンの方は、アントワネットを見て、ちょっとビクッとした。
トーニャ:みんな驚くね(笑)。
GM/リルドラケン:えーと、私はこの列車の料理長でレックスと申します。この度はたくさんの注文をいただきまして、直接ご挨拶をしたいと思ってお邪魔したのですが……。
シャルリーヌ:それはどうもご丁寧にありがとうございます。サラダの野菜はフレジア森林国産にしてくれましたか?
GM/レックス:あ、それはもちろん。この列車にはドーデン地方の各地から集めた食材が積んでありますので。あと、これはドラゴン・インファントさん用の豚の丸焼きでございます。
シャルリーヌ:ありがとう。豚の丸焼きはこの子の大好物ですの。
GM:アントワネットにビビっている車掌と料理長に対して、まったく動じていないウェイトレスのエルフが、アントワネットの前に「はい、シェフの特製だからきっと美味しいよ」と豚の丸焼きが乗ったプレートをドンと置きますね。
シャルリーヌ:あら、アントワネットを見て驚かない人は珍しいわね。
GM/ウェイトレス:へぇ、アントワネットっていうんだ。私はサラ。よろしく。ねぇ、ちょっと撫でても良いかな?
シャルリーヌ:どうぞ。
GM:「ありがとう。わぁ、よく手入れしてもらっているねぇ」と、サラと名乗ったエルフは、アントワネットを優しく撫で始めます。カメラがある世界だったら「写真一枚、良いかな?」って聞いてきそうな感じです。
トーニャ:イ●スタに上げたりするのかな?(笑)
GM:レックス料理長は、ドラゴン語が喋れるので「美味しいかい?」とアントワネットに聞いたりしています。
シャルリーヌ:そういえばシェフもドラゴン語を話せますよね。アントワネットお味はどうかしら?
GM:アントワネットは、「シャルリーヌの実家より美味しいよ♪」と答えます。
シャルリーヌ:あら、それは本当に腕の良い料理長さんなのね。
GM/レックス:この列車の乗客は、ひと月以上乗車されるので、食事に不満が出るような事がないようには気を付けております。
シャルリーヌ:なるほど。感心いたしました。
GM:食事を満足してもらえたのを確認すると、料理長とウェイトレスは帰っていきましたね。去り際、ウェイトレスはアントワネットとお別れするのが寂しそうに一度、振り返ります。
リナリア:その、エルフちょっと気になるなぁ……。
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