3、乗車、そして出発

GM:さて、部屋割りは決まりましたね。そしたら乗車するときの演出を少ししますか。個室を選んだトーニャは、やっぱり周りを警戒しながらって感じですか?

トーニャ:そうですね。荷物を小脇に抱えてそそくさと列車に乗り込みますね。

GM:車掌さんが「カーマイン様。お荷物、運びましょうか?」と声を掛けてきますけど?

トーニャ:男性ですか? それなら「結構です!」と、早足で自分の部屋に向かいます。

GM:そういう態度をされると、逆に気になってしまいますね。きっと「さっきの人どこかで見た気がするんだけど?」と、ひそひそ囁かれていますよ。 

トーニャ:ひ、人違いですよ~(汗)。


シャルリーヌ:私は、荷物がたくさんあるので「こちらお願いしますね」と、山ほどの荷物を運んでもらいますよ。

GM/乗務員:か、かしこまりました~!(汗)

シャルリーヌ:部屋についたら、アントワネットを出します。

GM:ドラゴン・インファントのサイズは3~5mくらいかな。大量の荷物とドラゴンで、広いスウィートがいっぱいになりますね。

シャルリーヌ:あらら。もっと、アントワネットがのびのびできそうな場所はないものかしら?

GM:最後尾の展望室があるので、そこが一番広そうですね。

シャルリーヌ:では、後で行ってみましょう。


リナリア:二人部屋を選んだ私は、自分で荷物を運びこもうか。ちなみに同室はどんな人でしょう?

GM:特に決めていないので、好きな人を用意できますが。

リナリア:ふーん、そしたらランダムで種族から決めますか……(ころころ)リカントですね。

GM:では、同室の人物はリカント名前の女性で24才とします。

リナリア:一瞬ライカンスロープ!? って身構えそう。

GM:それ、リカント相手に絶対やっちゃダメな奴(汗)。

リナリア:わかっていますよ。なので実際にはやりませんよ。

GM:なら良いですが(苦笑)。


 様々な想いを抱いた乗客たちを乗せ、発射の時刻を知らせる警笛音が、キングスレイ鉄鋼共和国の誇るグランドターミナルに響き渡る。

 南方国際鉄道は、最初はゆっくりと、そして徐々にその速度を上げながら、一路、南へ、最終目的地であるブルライト地方のラージャハ帝国へと動き始めた―――。


トーニャ:車窓から外を見て「さようなら、キングスレイ鉄鋼共和国……もう、二度とこの街には戻らないだなぁ……」と物思いに耽ります。

GM:……そんなに深刻な立場なの?(苦笑)

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