三島夕夏 視点(4)
気が付くとそこは知らない部屋だった、困惑する私、両親にここは病院である事、私がリストカットした事、その処置中に流産した事を教えてもらい安堵した、だけど次の瞬間、真司君と目が合った。
(!!うそでしょ!!・・・・・真司君・・・・・流産の事、知った・・・・・よね?真司君には知られたくなかった・・・)
ただ、脅されていることもあり、真実を言う訳には行かない、言えばお父さんとお母さんは助けてくれる、だけどその代わり動画が世界中に流れてしまう!
言う事もできず、ただ自然に「・・・ごめん・・・ごめんなさい・・・」と声が出て大泣きをしてしまった。
そしたら私の両親が真司君を激しく攻め立て、最後には「とりあえず娘を傷物にした以上責任は取ってもらう。」と。
(違うの!!彼は悪くないの!!全て笹山将市が原因なの!!)口をパクパク開けるが声にならない。
真司君も、妊娠させたのは自分ではないと主張していたが、最後には「来月に18歳になるのでその時に。」と言いその場を収めた。
私は一週間ほど入院をした、退院後には学校も行かず携帯電話も電源を切り、外部との接触を断った。
幸い笹山将市が家にまで押しかけて来なかったのが救いだったが、その代わり真司君も来なかった。
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あとがき
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