森崎真司 視点(4)

次の日曜日、友達3人とファミレスで、このことで相談中に、学校一番チャラ男笹山将市と、取り巻き2人が入店してくるのが見えた、僕の後ろの席に座り、話し声が聞こえてきた。


「確か・・・夕夏ちゃん?だっけ?あれからどうなった?って既にパコってるか。」


なぜ彼女の名前が?と思ったが、急ぎ携帯電話の録音アプリを立ち上げ会話の録音を開始した。


「夕夏な!どうもこうもありゃしね~よ!あの女、マジに使えない、無理やり何十回か中出ししたら妊娠しやがった!しかもリストカットまで!!まぁ、そのおかげか流産もしたって言ってたな!ははは!」


「マジか!!流産しても向こうの親が責任を取って結婚しろ!て言われただろ?」


「子供とか、結婚なんってマジ勘弁!あれで脅して『』って脅してある!」


「画像って、学校でのキスの画像だろ?よくそれだけで言うことを聞くな!」


!!もしかして図書室での行為か?学校内でキスをしたのはその時だけだ!それを撮られて脅されたのか!!!)


「いや、今はもあるw」


「「マジか!」」


「あぁ、しかも良い値で売れやがるw」


「はぁ!?売ってるのかよ!」


(ちょっと待て!!ハメ撮りセックスの動画を売ってるのかよ!!)


「もちろん!それと身バレしないように目隠しはしてるぜ!な!!」


(な!自分だけ身バレしないようにしたのか!?)


「「マジか!!ゲスだな!!!!」」


「金も欲しいし、女とも遊びたいからな!それに俺は卒業後に県外に行く、それまでバレなければいい!!」


「それなら今度、俺らも夕夏とやらせろよ!」


(な!!バレなければって!!しかもこいつもクズだし!!!)


「ほとぼりが冷めてからだな!ただし!1!ついでにもな!それならいいぜ!!」


「「俺らから取って、動画も売る気なのかよ!いい根性をしてるぜ!まったくw」」


「まぁな!はははははは!」


(夕夏は、お前らの玩具じゃない!!!)


以前から悪い噂は多くあったが、まさかここまで腐ったやつだとは・・・僕は今にも殴りかかりたい衝動を必死に抑え


僕の軽はずみな行動が彼女を苦しめた原因を知り、それと同時に相談してほしかったと、いろんな感情が渦巻く中をする。


このまま夕夏を笹山将市の玩具にさせる訳には行けない!


この録音だけではダメだ!笹山将市が言ったことが事実であることを証明しないと!


だけど今の夕夏には聞けない、これ以上彼女を傷つけたくない。そのためにはどこで売っているかを調べないと!


友達には笹山将市が直接売っていないかを調べてもらい、僕はネットを調べることにした。


調べると言ってもタイトルも分からない状態、個人で撮って、売っているとしたら素人投稿系だろう、との推測だけで調べ始める。素人投稿系だけでもたくさんのサイトがある、それらを片っ端から調べるしか手がなかった。


はっきり言う、童貞には刺激が強すぎる!しかも未成年!法律では観覧も禁止だが、理由があるから許してもらおう。(理由があってもダメなんだけどね。)


興奮しすぎて鼻血が!下半身も大変な事に!何回シコシ・・・ゴホゴホ!


3週間後、友達から笹山将市が直接売っている気配がない事を報告された、やはりどこかのサイトを使っている可能性が高くなった。


それと数人のセフレがいることも判明、しかも夕夏と同じく脅されているだろうと思われる子まで。


そして後2日で誕生日と言う所で、!素人投稿系の個別販売のサイト、売値は1000円。


僕は思わず購入してしまった、・・・止めとけばいいのに・・・購入して後悔をした、動画には笹山将市に汚される夕夏と僕の名前を呼び、謝る夕夏の姿が映りだされていた。


僕は画面を見ながら自然に涙が溢れ、号泣していた悔しさと後悔と奪われた悲しみで、と同時に僕の下半身はいきり立っていた・・・


確かに笹山将市の顔は隠していたが声までは加工していなかった、録音した声と、動画の声が同じであるため、この顔を隠している男が笹山将市だと確信した。



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あとがき

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