三島夕夏 視点(2)

ゆっくりとだが、恋人関係が進展していく。


真司君と2学期の12月、あと数日で終業式、夕方の図書室内で古書の整理が終わり、クリスマスの予定を立てる、あまりにも綺麗な夕日、私は学校の図書室ではあったが、彼と抱き合い、キスをした、そして彼の手が私の胸を触れた時に、【】と音がして、我にかえり、直ぐに見渡すが人の気配はなかった。


音は確かにした、。これ以上は・・・「卒業まではダメだぞ♡」と、言い、右手の人差し指で鼻の頭をツン!と突き、その場の空気を誤魔化した。


冬休みのクリスマスには真司君の部屋でイルミネーションを飾った、この日は本当に楽しかった、思いっきりはしゃいだ。


次の日、私の人生が大きく変わるとも知らずに。


次の日、コンビニで買い物途中に学校一のチャラ男で有名な笹山将市と、友人らしき男が話しかけてきた。できれば彼らと関わりたくない。


「三島夕夏ちゃんだよね~良かったらこれから俺と遊びに行かない~?」


「ごめんなさい、ナンパには付いていかないことにしてるの。」


「そう言わずに、できれば2人で話したいな~」


「迷惑です!」


拒絶をしたが、笹山将市は携帯電話を出して画面を見せてきた、そこには図書室で真司君と抱き合い、キスをしている画像が映し出されていた。


(図書室でキスをした時の画像、あの時彼の手が私の胸に・・・公になれば真司君の人生が!)


肩に手を置かれ、小声で私に耳打ちをしてきて「この件で詳しく話したいな~」と、言い放つ。


私はガクガク震える中、笹山将市は友達を帰らせ、「誰かに聞かれるとまずいよね~誰も聞かれない場所を知ってるんだ~ついて来なよ~♡」と言い私を笹山家の前にに案内をされ「ここだよ~、さ~入って~♡」家に入っていく。


私はマズイと思いながらも写真を消してもらうためには家の中に入らざる得なかった。笹山将市の思惑は見え見えだったので、せめての抵抗としてリビングで「話はここで良いでしょ!」と切り出しす。


「この画像、不純異性交遊だよね~良いのかな~学校でこんな事をして~まだ俺しか知らないが、この画像どうしようかな~」


「消してください!!」


無料ただで?都合がよすぎない?」


「脅迫ですか!!警察に通報します!!」


「いいよ~♡その時は画像を拡散するから~学校中に知れ渡るね♡そしたら彼も道ずれだ♡あ~あ、これで彼も退学かな~♡」


「そ!・・・それは・・・」


「学校でこんな事をしてるからね~仕方がないよね~」


「・・・・・・・・・・どうすれば・・・・・消してくれるのですか?」


「ん~♡この写真の彼より、俺達が仲良くなったら?」


「そ!それは!」


「嫌だと言わないよね♡そんな事をしたら、画像は拡散して、彼も君も仲良く退学だよね~♡」


「・・・・・・・・・・・・」


「うん♡理解したようだね♡こっちが俺の部屋だから♡」


私は従うしかなかった、彼を守るために、彼を裏切る事になろうとも。



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あとがき

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