第三十三章 悪魔の王
第三十三章 悪魔の王
「どうかペルセウスにご
私はペルセウスの
「ペルセウスを罪に問うつもりはない。この一件の
魔王は
「ありがとうございます。」
私は
「カイン、やはりお前はドラキュラ
魔王が私を見て言った。
「魔王はなぜそのことをご存じなのです?」
クラウスすら最近になるまで知らなかった
「ローズレッドから聞いた。シュテファン
魔王は私のことを
「最初はまさかと思ったが、お前の
魔王はペルセウスに目を
「私は
魔王に言った。
「
「そのつもりとは?」
「カイン、お前は
「は?」
魔王はとんでもない言いがかりをつけてきたので思わず、
「シリウスから
魔王は
「まさか!私がそんなこと・・・」
カノープスを
「だがマリウスに頭を
魔王はまだまだ私が
「マリウス王子はどうなるのですか?」
私は
「
魔王はそう言った。その
「私は最初、魔王はマリウス王子を守りたいのかと思っていました。だから
私は
「結果的にそうなっただけのこと。ここで終わるようならマリウスはそれまでの奴だったのだ。捨てておけ。それにわしはマリウスに二度もチャンスを与えた。わしを殺し、魔王の座に
魔王はがっかりしたようにため息をつきながら
「カイン、マリウスの
「いいえ。」
「お前を見くびっていたことだ。自分の
魔王は
「魔王の目的は一体何だったのですか?マリウス王子が今回の事件を起こした
私はマリウス王子が
「シリウスとマリウス。どちらが魔王に
魔王はそう答えると、おもむろに引き出しから
「これで次のターゲットはシリウスになった。シリウスも
「・・・・・・」
「シリウスが次の魔王になればマリウスは殺される。
魔王はそう付け加えた。
「わしはまだ仕事がある。もうペルセウスを連れて出て行け。
魔王は何もかもお
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