第七章 魔界の華麗なる一族
第七章 魔界の
王子に引き合わせると、パパとママは一緒にドラキュラ
パパと王子とのやり取りを聞いていて分かったが、魔界は他民族国家で、王子はタウルスという悪魔の一族らしい。ちなみにアベルはカプリコナスという
さらに領地も複雑で、魔王が直接統治しているのは
ドラキュラ
「ドラキュラ
パパが言った。私には分かる。この人は王子のことをそれなりに気に入っている。だから大人しく言うことを聞いてくれれば生かしてやりたいと思っている。
「行かなければダメか?
王子が尋ねた。この私?カインが教育を施していただけあった王子は馬鹿ではなかった。ドラキュラ
「それは難しいですね。
パパは王子が抵抗しても落ち着いて交渉を進めた。
「カノープスと
意地の悪い言い方だが、これも交渉における一つの手法。悪くはないが、パパには
「カノープスと敵対する
ほらやっぱりね。パパは
「分かった。ヴラド
王子は
「では早速行動に移しましょう。カイン、お前は着替えたらすぐにマーラへ
パパがそう言うと、王子が驚いたように大きく目を見開いた。
「マーラだって!?シリウスのもとへカインを行かせるつもりか!?ヴラド
王子が大声で言った。私の身を
「もちろん、知っています。けれど私に息子はこのカインしかおりません。カインにしかできないのです。」
パパはそう言って私を見つめた。どうやらヤバい仕事を任せられたらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます