10、不吉なオーロラ
GM:酒場は終わりとして、じゃあ、アールの家の方に居るヨルの描写をしよう。今は何をしてる?
ヨル:「眠る前に少し、鍛錬をしておきたい。家の周囲からは離れない」とアールに伝えて、外で……
エリック:杖の素振り???
イヴ:そういえばヨルのメイン武器って杖だったなー!!
GM:フェンサー技能で杖振って打撃攻撃している以上おかしい話ではないんだけど、絵面はおかしいんだよな(笑)
ヨル:魔法の練習してても良いんだけど、誤射した時が怖いから……。
GM:訓練はどのくらい続ける? 誰かが戻って来るまでやる?
ヨル:皆、帰って来るまでどのくらい掛かるかな?
ナタリー:永住を考えてるから、飲み終わったら街をぐるーっと回ってから帰って来るよ。結構かかると思う。
エリック:飲みはそこそこで切り上げるけど、俺は宿泊まりだから戻らない。
イヴ:満足するまで飲みます。
ベルジ:イヴを連れて行くために残ってるし、行先は宿です!
ヨル:この感じなら、まあ帰ってくる前にはやめて、一度部屋に戻ろうかな。
GM:じゃあ、ヨルが訓練を切り上げたタイミングで、外に出てきたアールが「終わった?」って話し掛ける。
ヨル:頷いて答えよう。
GM:「事件に関係あるかわからないけど、聞いて欲しいことがあって」
ヨル:ほう。「続きを」
GM:「襲撃事件の少し前くらいの日の、真夜中、嫌な予感がして、目が覚めたんだ。空に、オーロラがあった」
察したナタリー:うわ。
察したイヴ:あっ……。
察したベルジ:ふーん……。
GM:「嫌な感じがしたけど、不安にさせるだけだと思って、他の人には言えなくて」
察してないヨル:……えっと。オーロラって?
GM:見識判定で情報を出せるよ。
ヨル:あ! じゃあ振りたい!
ベルジ:プレイヤーが察してても、そのキャラが知ってるかどうかの方が重要だから。アルフレイム大陸に生きてるなら知ってそうかな?
GM:いや、セージを持ってない人が当てて欲しくないって私情もあって、目標値は14くらい。だから、ヨルが当てたい場合はクリティカルを出すしかないね。
ヨル:成程、まあ大人しく振ってみます!
〈見識判定〉
ヨル:[6,1]+0=7《失敗》
ヨル:わからないね!
察してないエリック:ちなみに俺もわかってないです。
GM:まあ、プレイヤーとしては、
ヨル:そうかもしれないな、という感じで、頷く。
GM:それだけ伝えて、アールは家の中に戻っていく……というか、一緒に戻ろう。
ヨル:あ、戻る戻る。戻る途中で、頭ぽんとかしておくんじゃないかな。
GM:じゃあ、ナタリーさんが帰って来るのを待とうか! 酔っぱらったかの生命抵抗力判定する?
ナタリー:そんな飲まないですぅ!
GM:じゃあ、酒の魅力を前に自制出来たかという精神抵抗力判定(笑)
ナタリー:飲まないですぅー!!
エリック:明日に響かないくらいに止めておきなよ皆(笑)
GM:二日酔いって全技能にマイナス2くらい補正掛かりそうだよね。
イヴ:酔いが残らない程度に切り上げます!
ベルジ:そんな飲むと、そんな飲んだ人が居た場合に対処出来ないので、そんな飲まないです。
GM:チッ。じゃあ、皆寝る感じで良いですか?
ベルジ:ソーサラーの人!! ソーサラーの人!!
イヴ:はい! 寝る前に【ファミリア】を作っておきます!!
ヨル:同じく!!
※【ファミリア】
使い魔を作り出せる真語魔法。この使い魔は、使い魔のMPを術者が使用出来る他、使い魔の種類によっては暗視能力を得られたりと、便利な効果を持っている。ただし、呼び出す際のMPがそこそこ大きく、時間もかかるため、日を跨ぐシナリオでは寝る前に使っておく方が良い。
GM:どのファミリアにする?
イヴ:うーん、蛙にしよう。他のファミリアより、MPを多めに持ってるから。
ヨル:猫にするか、暗視が欲しい。あと可愛い。
GM:OK、判定どうぞ!
〈魔法行使判定〉【ファミリア】
イヴ(ソーサラー):[4,3]+9=16《成功!》
ヨル(ソーサラー):[4,4]+8=16《成功!》
GM:では、寝る前に一時間掛けて、それぞれファミリアを作成した。
イヴ:蛙ゥ!
ヨル:猫は黒い猫です。使い魔っぽいやつ。
エリック:あ、ナタリーがうろうろするなら、俺は用心棒として付いて回るよ。危険は無いだろうけどさ、「女性一人で歩かせるのは駄目でしょ」
ベルジ:兄貴ーッ!!
ナタリー:そこに痺れる! 「あら、ありがとう」
イヴ:【ファミリア】って、MP必要量大きいね……。MP15点って。
ベルジ:そう、大きいの。けれどね、寝る前にMPを使っておけばね、眠って全快するという訳ですよ。ただこのパーティー、ファミリアすら作れないMPしてる人が2人居るんだよね。
ベルジ:魔法職取ってないからまあ、仕方ないね。じゃあ宿に向かわせてもらおう、あっ! GM、お酒飲みに行く前に宿にお部屋借りたってことにしておいていい? 飲み終わる頃に行くよりは早い方が良いかな。
GM:問題ないよ、取っておいた宿に戻りたまえ。では、眠りにつき……朝です。おはようございます。オラ! 全員MP全回復しやがれ!
一同:やったー!!
ベルジ:HPは昨日の内に全快してあるから、皆元気だぞー!
GM:おはよう! 元気だね! 何から始めようか!
エリック:何から始めよう! 俺はファミリアは作れないし! ゴーレムも作れないし!
ナタリー:私もゴーレムは作れないし! ファミリアも作れないし!
イヴ:何でそんなに元気なんだ……。
GM:あ、ちなみにアールの家に泊まった二人は、朝食としてちょっとした軽食が用意されてるよ。宿の方は素泊まりだから、何処かに食べに行くのがいいだろう。
ベルジ:食事管理出来るGMえらい。
エリック:朝ご飯食べに行こうか。屋台みたいなのってあるかな?
GM:うーん、屋台はないけれど、朝食を食べられるお店は幾つか開いているよ。狩人たちが朝狩りに出る前に食べたり買ったりしていく店だから、早朝から開店していていい。
ナタリー:肉まんみたいな、あったかくて力になるもの売ってそう!
イヴ:あー、寒いんだもんねこの辺。
エリック:ショウガとか、トウガラシの利いたようなやつかな。ちょっと高いやつはコショウとか。
一同:ああ~!(賛同)
ファンタジー世界では、コショウが高い。カクヨムユーザーにもご理解いただけるであろう共通認識である。
ベルジ:「イノシシが食べたい!」イノシシ肉料理を探します!
GM:あるよ!
イヴ:「温かい野菜スープが野みたいな」温かい野菜スープは?
GM:あるよ!!
エリック:「動き回るし、軽いものが良いな」少量で身体のあったまりそうな、少し辛いやつを。
GM:あるよー!!
ナタリー:肉まん食べたい。
GM:ナタリーとヨルはアールの作った朝食を食べた筈だが???
ナタリー:はい。
ヨル:あ、アールに、朝食のお礼を言っておこう。「……朝から、悪い」
GM:「このくらい、別に」
ナタリー:『ああ~人様の食った飯うめえ~~~』
ヨル:ナタリー?
ベルジ:キャラ崩壊大丈夫???
ナタリー:あっ、違います違います。「作らせちゃってごめんね、美味しかったわ」
GM:「うん」いやービックリした。オッサン系美女に路線変更してきたのかと。
ヨル:ロールプレイはアレだけど、人が作ったご飯が美味しいのは全面同意出来る。
GM:あ。それから、君達が家を発つ直前に、アールがヨルに対して一つの袋を渡してくる。「配って」
ヨル:え、何だろう。「……これは?」中身を見てみようか。
GM:「好きに使ってよ」覗いてみると、袋の中には魔香草が3本と、人数分の干し肉が入ってる。
ヨル:ちょっと目を見開いてから、「……感謝する」
ナタリー:「あら、ありがとう」
GM:「うん」と頷いて、アールは家に戻っていくね。
ナタリー:「ヨル、何貰ったの?」
ヨル:見せる。
ナタリー:いいもの、もらったなー、と思う。
エリック:二人とも何も言葉発さないじゃん(笑)
ナタリー:喋っておこう、「気、遣わせちゃったみたいね」
ヨル:頷く。
ナタリー:「ふふ、頑張らなくちゃ、ね」
ヨル:頷く。
ナタリー:こんな感じで!!
GM:やれば出来るじゃん。あ、パーティーの集合場所は門の前にしておこうか。
エリック:ああ、助かる。迎えに行くロールプレイをするべきか悩んでたから。
ベルジ:僕、片手にイノシシ肉の串焼きを持って集合します。
イヴ:「何それ」
ベルジ:「イノシシ」
イヴ:「ふーん」
ベルジ:「これ持って地図の人の所行こうかなって」
イヴ:「何、地図の人って」
ベルジ:「地図作る人」昨日の夜に聞いた人の話を共有しよう。それから、レンジャー技能レベルの高いエリックの兄貴に、「やっぱり、地図って買って行った方が良いよね?」
エリック:ノータイムで「そりゃ勿論! あると無いとじゃ大違いだ」
ベルジ:「最近も地殻変動が起きてるらしくって、その情報を頑張って集めてる人らしいから、そこそこ信用出来る地図が買えると思うんだ!」GM、この時間は開いてますか! 地図のお店!
GM:昨晩の活動時間が短かった分、もう開いていても大丈夫だよ。
ベルジ:助かる!
エリック:「まあ、その知識を役立てない理由はないよな」店に向かうのは賛同するのと、「ああ、そうだ。昨日酒場で、遺体の回収に当たった狩人の話を聞いたんだが……襲撃者は、魔法を使う。馬車は打撃で叩き潰されていたらしいし、斬撃の後も残っていたそうだ」
イヴ:もうなんか、全部じゃん?
ベルジ:刺突痕でもあれば攻撃手段コンプリートって感じ。
ナタリー:そういえば、弓矢の跡は残ってた?
GM:あー、聞いていたことにして良いよ、矢は落ちていなかった。
ナタリー:成程……。よかった。よかったのか? よかった気がする。あ、私の方から共有出来る情報は無いです。この辺住みやすそうよ、とかしか言えない。
イヴ:私も特にないな、情報を得られなかったって情報しかない。
ヨル:じゃあ、俺の方から。「……なあ。昨日泊めてくれたボウズから聞いたんだが……。襲撃事件の、幾らか前の真夜中に、オーロラを見たらしい」
ベルジ:「オーロラって言うと……ハルーラの……」ってなりながら、見識判定を振ります!!
GM:そこまではプリーストなら知ってる。その先は、見識判定の後で! 目標値は14です!
イヴ:コマーシャルの後で!
〈見識判定〉
ベルジ(セージ):[2,2]+9=13《失敗》
イヴ:[3,6]=9《失敗》
エリック : [5,4]=9《失敗》
ナタリー(セージ):[4,2]+8=14《成功!》
ベルジ:導きの星神ハルーラさまが何かのパワーで出す事しかわからん!!
GM:プリーストらしい宗教知識で終わり!
ナタリー:お姉さんわかるわー。
GM:じゃあお姉さんの口から説明してもらおうか。ルールブックⅠの、377ページにある
ナタリー:ええ?! えー、えーと。「皆、奈落は……わかるわよね?」
ベルジ:ネティ先生の冒険者合格講座だ! 皆座って聞こうぜ。
ナタリー:ええん!! えーと……。
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