第4話現実からの逃避(強制)後編

〈帰宅中〉

ストレス溜まるわー。こんな日は・・・


(ケモの画像を見るに限るな!)


I am ケモナー。ケモナーで何が悪い。

〈帰宅完了。〉

それにしても、

「お腹すいたなー。」買い物行くか。

〈スーパーマーケット〉

会計の人に汚物を見るような目で見られた。

〈スーパーマーケットからの帰宅中〉

もうイヤだ、なんでこんなに人間は限られた情報で人の性格などを決めつけるのだろうか。

落ち込んでいると、突然車が突っ込んできた。

良くあるやつだ。よく自分は車に轢かれかける。

トラックじゃないだけましだよ。

いつものように躱そうとすると、

市民A「危ない!」

と言って人に押し飛ばされた。

咄嗟のことで反応出来ずに、受け身も取れず倒れた。

“ガツンッ”

運悪く頭を打った。意識が朦朧とする。でも、これで異世界転生出来るなら儲けもn

市民A「やっとだよ。」

・・・え?

市民A「やっとこいつを殺せた。ブツブツ」

は?急展開すぎて話について行けないんだが?一体どういう事だ?

恨まれるような事をした記憶は無いし、影が薄いから学校で目立つ事も無かったから…てかいつ死ぬの自分。市民B「早く救急車を!」

市民A「大丈夫です。もうこの人は助かりません。呼んでも無意味です。」

市民B「でも…」市民A「いりません!」

そう言って何故か突き飛ばされた奴に路地裏に連れてこられた。

市民?A「ふざけるなオマエ!」ボコッ「お前のせいで!」ゲシッ「オレは!」パンッ!

「お前…は…だれ…だ。」声が出しづらい。

市民?A「オレだよオレ。」

剛志「剛志だよ!この落とし前!お前につけてもらうからな!」

お、段々と目の前が真っ暗になってきた。

剛志「お前の荷物は全て貰うからな!だからおまぇ………」これを期に自分はこの世を去った。少し嬉しい。

死ぬって言うのはこんなんなんだなーと思っていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る