満面に輝く朝日


 東の空が白み始めた。そこから先は、驚くほど早い。


「もうすぐ……」


 僕は朝日を撮るため、早朝から公園に来ていた。次のコンペは絶対に……!

 そう思いを馳せていると、山の傾斜から光が溢れてきた。


 今だ……!


「な〜にしてるの?」


 パシャッ!

 覗き込んだレンズの先には、別の太陽が映り込んでいた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る